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DVD Frequently Asked Questions (and Answers)

これはrec.video.dvd Usenet newsgroupsのオフィシャルインターネットDVD FAQのApril 26, 2001 revisionです。(下記のwhat's new参照.)訂正、追加、新たな質問がございましたらJim Taylor <jtfrog@usa.net>へ連絡してください。

このFAQは月に1度は更新しています。もしも、一月以上古いバージョンのFAQを見ているのでしたら、それは時代遅れのコピーです。最新のバージョンは、DVD Demystifiedです。


Contents


最近の主な更新(ニュースグループでの最終ポストは2月9日):


[0] FAQはどこから入手出来ますか?

  • 最後にnewsgroupsへポストされたバージョンのテキストアーカイブはこちらです <www.faqs.org/faqs/rec-video/dvd-faq>、そして、他のFAQ mirrorsと同様、<www.dvddemystified.com/dvdfaq.txt>にあります。

    [0.1] 他の言語に翻訳されたDVD FAQはありますか?

    下記に翻訳されたDVD FAQがあります。その他の言語にも現在いくつか翻訳中です。

    もし、他の言語(誰かクリンゴン語は?)に翻訳してみたい方は、Jimに連絡してください。

    [0.2] このFAQは長くて専門的過ぎです。もっとシンプルなバージョンはありませんか?

    そうかもしれませんね。Earl's Famous DVD Technology Exposition Web Page Extravaganza Supreme Deluxeはいかがでしょうか<lonestar.texas.net/~bdub/earl/dvd.htm>.

    [0.3] このFAQは信頼に足りうるかどうやって判断したら良いのでしょう?

    このDVD FAQに関する、いくつかのユーザコメントがあります。それは、この銀河系でDVD情報の最も正確な情報源です。もし、あなたがエラーと思われるような事を見つけたら、Jimに教えて下さい。

    他のDVDサイトへのポインタはこのFAQに散りばめています。6.4. にもあります。

    [0.4] このページは重すぎませんか?

    2001年1月の状況は次のとおりです:

    サイズ: 433 KB (443,727 バイト)
    語数: 54,506
    リンク数: 1,030

    速く読みこめるように小さく分けないで、ひとつの大きなページにしていることに驚くかもしれませんが、主な理由はFAQ全体を簡単に探すことが出来るブラウザの機能を使うためです。


    [1] DVD一般

    [1.1] DVDって何?

    DVDとは、かつてDigital Video Disc(デジタルビデオディスク)やDigital Versatile Disc(デジタルバーサタイルディスク)と表されましたが、DVDとは次世代の光ディスクストレージ技術です。映画品質のビデオと同様にCD以上のオーディオ、コンピュータデータを収容出来、DVDはCDより本質的に大容量で高速です。 DVDはホームエンターテイメント、コンピュータ、ビジネスを包括したシングルデジタルフォーマットを目指しています。結果的にはaudio CD, videotape, laserdisc, CD-ROM,もしかするとビデオゲームカートリッジさえもDVDに置き換えられてしまうかもしれません。 DVDは広範囲にわたる企業から支持されています。全ての主要な電気会社、全ての主要なコンピュータハードウェア会社、そしてメジャーな映画と音楽スタジオの全てから支持されています。 それは先例の無いことであり、DVDは立ち上げから3年経たないうちに最も成功した家電製品になりました。

    物理フォーマット(DVD-ROMやDVD-Rのような)とアプリケーションフォーマット (DVD-VideoやDVD-Audioのような)の違いを理解することは重要です。 DVD-ROMはデータを収録するフォーマットの基本をなしています。 DVD-Video(しばしば単純にDVDと呼ばれますが)は、ディスクにビデオプログラムをどうやって記録するか、そして、DVD-VideoプレーヤやDVDコンピュータ(4.1を参照下さい)でどうやって再生するかを定義しています。この違いは、単にCD-ROMとAudioCDの関係と同様です。 DVD-ROMには、DVD-R, DVD-RAM, DVD-RW, DVD+RW (4.3を参照下さい)のような記録型のもあります。アプリケーションフォーマットは、DVD-Video, DVD-Video Recording, DVD-Audio (1.12を参照下さい), DVD-Audio Recording, DVD Stream Recording, SACDがあります。 Sony PlayStation 2のようにゲーム機用の特別アプリケーションフォーマットもあります。

    [1.2] DVD-Videoの特徴は?

    Note: 各機能は特別に作成しなければならないので、ほとんどのディスクは全ての機能を含んでいません(マルチオーディオ/字幕トラック, シームレス分岐,パレンタル制御, etc.)。 ディスクによってはサーチやスキップを許していないかもしれません。

    ほとんどのプレーヤは標準的な機能に対応しています。:

    * ディスクにコンテンツがある場合、サポートしなくてはなりません。

    プレーヤによっては以下の機能を有しています:

    [1.3] DVD-Videoのクオリティは?

    DVDはスタジオ品質に近いビデオとCD以上のオーディオを再生する能力を持っています。 DVDはビデオテープより格段に、LDよりも一般に優れています (参照 2.7)。しかし、クオリティは数多くの生産要因に依存します。圧縮経験や技術が進歩するとともに、クオリティも上がってくるでしょう。しかし、生産コストが下がるに連れて、安っぽく作られたディスクを見ることもあるでしょう。私達はLDよりも品質の劣るDVDタイトルを目にすることがあるでしょう。 低予算DVDはハイクオリィティのMPEG-2の代わりにMPEG-1(VHSレベルにすぎない)を使用するでしょう。

    DVD videoはデジタルスタジオマスターテープからMPEG-2フォーマットに圧縮されます。 この"lossy(非可逆)"圧縮は余分な情報(画像の中で変化しない部分等)と人間の目では容易に感知出来ない情報を削除します。 結果として、特に複雑なあるいはすばやく変化するときには、処理工程の品質と圧縮量(率)に依存し、ビデオは時々映像的な欠陥(visual flaws)が出てしまいます。平均レート3.5 から5Mbps (million bits/second)では、圧縮ノイズ(artifacts)はしばしば目立つでしょう。 より高いデータレート(6Mbps以上になるとほとんど気づくほどの違いは有りません)ではより高いクオリティを得ることが出来ます。 MPEG圧縮技術が進歩したので、低ビットレートでよりよいクオリティが達成されています。

    DVDのビデオは時々color banding, blurriness,blockiness, fuzzy dots, shimmering, missing detailのような明白なノイズを含みます。 そして、動いている絵に遅れて顔が"浮いている"ような事さえあります。元々の絵には存在しない何か(artifactとなずけます)を追求して理解することは重要です。 Artifactはときどき下手なMPEGエンコーディングに起因します。しかし、artifactは下手なTVの調節、良くないケーブル、電気的傷害、雑なデジタルノイズ処理、画像強調、下手な映画からビデオへの変換、フィルムのゴミ、プレーヤの欠陥、ディスクの読み取りエラー等により多く起因します。適切に設定されたシステムで、ほとんどのDVDはMPEG圧縮artifactsをほとんど示しません。それでも、あなたがそう思うのでしたら、勘違いをしているのかもしれません。

    初期のDVDのデモでは良くないものもありました。酷いデモは、適切な処理や正しい作製をしないとDVDがどれくらいひどくなるかを、単に示しているのです。多くのデモディスクは可能な限り早く配布するためにエンコーディング処理が大急ぎで処理されます。一般の意見に反して、愚かなように見えますが、これらのデモはベストの状態で見るように念入りに作られてはいません。店内のデモは割引いて見られるべきものです。

    ほとんどのTVはDVDの明快さを見るには、シャープネスが高すぎます。これはビデオの高周波を誇張し、歪みの原因です。ちょうどCDにとって、高音域の設定(treble)が高すぎるとサウンドが不快になるのと同じです。ほとんどのDVDプレーヤは黒レベル設定を7.5 IRE (US standard)ではなく、0 IRE (Japanese standard)で出力しています。 TVを適切に調整していないと、これは暗いシーンでのblotchinessの原因となるでしょう。 DVD videoは非常に優れたカラー再現能力を持っています。そして、濁った、あるいは色褪せたカラーはほとんどいつもディスプレイ(あるいはオリジナルソース)の問題で、プレーヤやディスクの問題ではありません。

    DVD(の)オーディオのクオリティはすばらしいです。 DVDはオーディオCD以上のサンプリング周波数と量子化ビットのPCM(pulse code modulation)のオプションを含んでいます。ほとんどの映画は、分離したマルチチャネルサラウンドサウンドであるDolby Digitalや、映画館で使用されている同様の圧縮方法を使ったサラウンドサウンドフォーマットであるDTS使っています。ビデオと同様オーディオクオリティは、どれだけ上手に処理しエンコードするかにかかっています。 圧縮しているにもかかわらず、Dolby DigitalとDTSのクオリティはCDに優るとも劣りません。

    DVDの最終的な評価は消費者の手に委ねられています。DVDのクオリティを保証するものではありませんが、DVDを見た方は確実にLDよりも評価します。デモや噂で(DVDを)却下すべきではないのです。最終的には、個人の感じ方と再生環境のレベルなのです。

    [1.4] DVDの不利な点って?

    [1.5] どんなDVDプレーヤとドライブがありますか?

    いくつかの会社は当初DVDプレーヤは1996年の中頃には発売します、と発表していました。 この予測はひどく楽観的すぎでした。 デリバリーは映画スタジオのコピープロテクションという"政治的"理由で最初に止められ、タイトル不足でさらに遅れました。1996年11月、最初のプレーヤが日本で発売され、1997年3月にU.S.が続きました。プレーヤはその他の地域へゆっくりと浸透しました。現在では、初期の発売からほぼ4年が過ぎて、何十もの家電会社から200以上のモデルのDVDプレーヤが出されています。最初のプレーヤの価格は$1000以上でしたが、2000年末ではディスカウントストアで$100以下で買うことが出来ます。

    DVDプレーヤを提供している会社のリストは6.2にあります。

    富士通は1996年11月6日最初のDVD-ROM搭載PCをリリース予定。 東芝はDVD-ROM搭載PCとDVD-ROMドライブを(11月から12月に遅れてさらに遅れて)1997年早々にリリース予定。 DVD-ROMドライブは東芝、パイオニア、松下電器、日立、ソニーから1997年1月上旬から順次サンプル出荷開始予定。 しかし、5月以前には入手出来ません。 1997年4月と5月に、Creative Labs,Hi-Val,Diamond Multimediaから最初のアップグレードキット(DVD-ROMドライブとデコーダハードウェアのセット)が入手可能になりました。

    今日、各メジャーPC製造業者はDVD-ROMドライブ搭載モデルを持っています。価格はCD-ROMドライブ搭載のものより$30から$200高くなります(ラップトップではドライブの価格がより高くなります)。古いコンピュータ用のアップグレードキットはCreative Labs, DynaTek, E4 (Elecede), Hi-Val, Leadtek, Margi Systems (for laptops), Media Forte, Pacific Digital, Sigma Designs, Sony, STB Systems, Toshiba, Utobia, 他より、$100から$700で入手可能です。コンピュータ用の書き込み可能なDVDドライブを含むDVDに関するより詳細な情報はsection 4を参照下さい。

    覚え書き: プレーヤやドライブを海外から(例えばアメリカで使うのに日本のプレーヤ)を購入した場合、リージョンロックされたディスクが再生出来ないかもしれません。 (参照 1.10.)

    これ以外の情報:

    [1.5.1] どんなプレーヤを買えば良いでしょうか?

    多くの良いプレーヤが購入可能です。現在のDVDプレーヤのビデオとオーディオのパフォーマンスは優れています。個人的好み、予算、既存のホームシアター設備が、あなたのベストなプレーヤを選択する重要な条件になるでしょう。ハイエンドなホームシアター設備を持っていないのであれば$400以下のプレーヤでも十分でしょう。あなたのプレーヤシステムを思い浮かべ、あなたにとって優先順位(例えば、CD-R再生可能、VideoCD再生可能、96 kHz/24-bitオーディオデコード、DTSデジタル出力、6チャンネルドルビーデジタルデコーダ内蔵)リストを作りましょう。それから、予算範囲内のプレーヤを何台か試して見ましょう。使い勝手(リモコンのデザイン、ユーザインタフェース、フロントパネルコントロール)に注意してください。同じ価格帯なら、画像と音声の品質に関しては大きな違いは無いので、便利な機能が大きな役割を果たします。あなたが常に使うであろうリモコンがあなたのスタイルに合わなければ、いらいらすることになるでしょう。

    特に安いモデルのプレーヤでは、全てのディスクを正しく再生できない事もあります。プレーヤを購入する前に、The Matrix, The Abyss, Independence Day, DVD Demystifiedのような、少々複雑な作りのディスクをテストしたいと思うかもしれません。詳細に関しては、1.41を参照下さい。

    あなた自身に問い合わせる質問を用意しました。

    - サウンドトラックや字幕、マルチアングル、アスペクト比、パレンタル/マルチレイティング機能、fast and slow再生、綺麗なデジタルビデオ、マルチチャネルデジタルオーディオ、ドルビープロロジックレシーバとの互換性、オンスクリーンメニュー、デュアルレイヤー再生、オーディオCDの再生、以上の機能を選択したいですか?そうならば、全てのプレーヤは上記機能を持っているので、この質問は良くないです。
    - DTSオーディオが必要ですか? そうならば、"DTS Digital Out" のロゴが付いたプレーヤを探しましょう。(3.6.2参照.) 
    - VideoCDを再生したいですか?そうならば、VideoCD互換があるかスペックをチェックしましょう。 (2.4.5参照。)
    - ヘッドフォンジャックは必要ですか?
    - プレーヤの言語メニュー設定を英語以外にしたいですか? そうならば、マルチ言語設定機能のあるプレーヤを探しましょう。(Note: ディスクのマルチ言語メニューは全てのプレーヤでサポートされています。)
    - 自家製CD-Rオーディオディスクを再生したいですか? そうならば、"dual laser" 機能を持ったプレーヤを探しましょう。 (2.4.3参照。)
    - CDプレーヤの代わりに使いたいですか? そうならば、3、5、いや100以上のディスクを収納できるチェンジャーを欲するかもしれません。
    - 全てのエンタテイメント機器をひとつのリモコンでコントロールしたいですか? そうならば、プログラマブルユニバーサルリモコンがついたプレーヤか、既存のユニバーサルリモコンと互換性の有るDVDプレーヤを探しましょう。
    - 画面の一部をズームアップして細かいところまでチェックしたいですか? そうならば、ピクチャーズームのあるプレーヤを探しましょう。
    - HDCDを再生したいですか? そうならば、HDCDロゴをチェックしましょう。(2.4.13参照。)
    - レシーバが光か同軸かどちらか一方のデジタルオーディオ入力しか無いですか? そうならば、プレーヤの出力が合うか確認しましょう。(3.2参照。)
    - 黒レベル調整を気にしますか?
    - スペシャルディール(おまけ?)を評価しますか?そうならば、フリーDVDクーポンやフリーDVDレンタルのついたプレーヤを探しましょう。数多く入手可能です。

    これより多くの情報に関しては、DVDFileのようなWebサイトや、Widescreen Reviewのような雑誌のハードウェアレビューを読みましょう。 Audio Reviewや、Home Theater ForumDVDFileのオンラインフォーラムにおけるユーザ体験談を読みたくなるかもしれません。 DVDBuyingGuideeCoustics.comにより多くのアドバイスがあります。そして、他のサイトのレビューへの多くのリンクもあります。

    あなたの既存の設備に合わせるための、オーディオ/ビデオ接続に関してのスペック情報は、3.13.2を参照下さい。

    [1.6] どんなDVDタイトルがありますか?

    ハードウェアと同じく、1996年のクリスマスには100映画タイトルをという薔薇色の予測は外れました。 1996年11月にDVDが発売された日本では、片手で余る程度のDVDタイトル、ほとんどがミュージックビデオ、が入手出来るにすぎませんでした。 現実的にはフィルムが12月になって出てきました。 (1997年)4月には150を超えるタイトルがありました。 1997年3月19日、LumivisionからAfrica: The Serengeti, Antarctica, The Rainforest, Animation Greatsが発売されました。 3月24日、The Warner Bros. U.S.が発売開始しましたが、7都市だけのみの限定でした。アメリカでは発売開始から最初の2週間で19,000弱のディスクが購入されました -- 予想以上です。 InfoTechは1997年末までに600タイトル以上、2000年には8,000タイトル以上と予想しています。 1997年12月時点で、100万枚以上のディスクが出荷されました。 1999年末には、1億万枚以上のディスクが出荷されました。 2000年末で、USだけで10,000以上のタイトルがあり、全世界では15,000を超えています。他のメディア(CD, LD, etc.)の立ち上がりに比べ、非常に短期間で大きな数になっています。

    DVDの購入やレンタルに関するWebサイトは、6.3を参照下さい。

    DVDのハードやソフトをヨーロッパで入手できるようになったのは、ここ1年位でUSに18ヶ月遅れています。ほとんどフォロースルーがない数多くの発売開始のアナウンスが有りましたが、DVDが確立されたのは1998年末位でした。

    Doug MacLeanは、<www.hometheaterinfo.com/dvdlist.htm>に、リージョン1映画タイトルを検索してダウンロード可能なデータベースを持っています。 Perry Dentonのリージョン1タイトルリストが、<www.surroundfreak.com/dvd/dvd1.htm>にあります。リージョン1と2のタイトルsearchable listが7th Zoneにあります。 Internet Movie Databaseの< DVD Browser>や検索可能でダウンロードできるDVD Entertainment Groupもチェックして下さい。 DVD File, Express.com,DVD Planetにも検索可能なデータベースがあります。ワイドスクリーン規格のDVDタイトルのリストが見たい方はhttp://www.WidescreenReview.com>を訪れましょう。

    Concorde VideoはPALフォーマットの 12 Monkeysを1997年3月末日にドイツで発売。 彼らは、マルチチャネルMPEGオーディオを含まないという、Philipsの訴訟により危機に瀕しました。しかし現在は解決しています。 (参照 3.6)。

    DVD-ROMソフトウェアはいずれ出てくるでしょう。リスト参照 6.2。大部分の初期のDVD-ROMタイトルはマーケットが大きくなるまでハードウェアやソフトウェアのバンドル等でしか入手出来ないでしょう。 IDCは1998年末までに全ソフトウェアの13%以上がDVD-ROMになるでしょう、と予想しましたが、当てが外れたようです。 ある意味で、DVD-ROMは単に大容量で早いCD-ROMで、CD-ROMと同じ素材を含んでいるでしょう。 しかし、DVD-ROMはハイクオリティビデオとマルチチャネルオーディオという優位性を、多くのDVD-ROM搭載コンピュータにもたらす可能性が有ります。

    [1.6.1] DVDの批評はどこにありますか?

    最低400ディスクのレヴューを行なっているサイトを以下に記します。YahooのDVD review sitesのリストも参照下さい。

    [1.6.2] DVDで発売される映画をどこで探せば良いですか?

    最初に、1.6にあるリストやデータベースのひとつをチェックし、既に発売されていないか確認しましょう。それから、DVD ReviewLaser Scansの、近日発売リストをチェックしましょう。 LaserViews DVD CalendarImage Entertainmentのリリースリストを参照しましょう。まだ、アナウンスされていないタイトルの情報は、The Digital Bits Rumor Millが良いでしょう。

    [1.7] プレーヤとドライブの価格は?

    マスマーケットのDVD-Videoプレーヤの現在の価格は$140から$3,000です。(1.5を参照下さい)。 DVD-ROMドライブとアップグレードキットは、$50から$600で売っています (OEMドライブの価格は約$60です)。 価格は急速に現在のCD-ROMドライブレベルまで下がると予想されます。

    [1.8] ディスクの価格は?

    まちまちです。しかし、ほとんどのDVDの映画は$20から$30で、実売価格は$15から$25の間です。付録がついているにも関わらず。 $10以下の低価格の映画を見つけることもあります。 VHSのレンタル開始時の高いレンタル価格までになることはないでしょう。

    DVD-ROMは市場が小さい間はCD-ROMより割高でしょう。 しかし、生産コストが下がりドライブの普及率が上がれば、DVD-ROMのコストは今日のCD-ROMと同じくなるでしょう。

    [1.9] 今、DVDはどうなっていますか? どこに統計情報がありますか?

    DVDは初期の予測(予想)ほど早くは離陸しませんでしたが、ビデオテープ、LD、CDよりは早く売れるようになりました。 事実、2000年3月のDVD発売3周年の前に、DVDは今までのエンターテイメント製品として、最も成功した家電製品となりました。

    ここにいくつかの予測があります:

    実際には以下の通りです:

    (最新のU.S.の販売統計は、The Digital BitsのCEA pageを参照)

    比較として、1997年に全世界でオーディオCDプレーヤが7億台でCD-ROMドライブが1億6000万台。 1997年に全世界で46,000のタイトルで12億枚のCD-ROMが出荷されました。 USで約8000万台(普及率89%)、全世界で4億台のVCR(VHSデッキ)。 USで2億5000万台、全世界で12億台のTV。 11万台のビデオデッキが最初の2年間で出荷されたとリリースされています。 1998年には1600万弱のビデオデッキが出荷されました。 2000年には、U.S.には2億7000万台のTVがあり、全世界では13億台のTVがありました。 1997年にDVDが発売されたとき、U.Sには約300万台のLDプレーヤがありました。

    最新のU.Sプレーヤ販売統計は、The Digital BitsのCEA pageを参照下さい。その他のDVD統計と予測は、IRMA,MediaLine, Twiceにあります。産業分析と予測は、 Adams Media Research, British Video Association, Cahners In-stat, Centris, Datamonitor, Dataquest, eBrain, International Data Corporation (IDC), InfoTech, Jon Peddie Associates (JPA), Paul Kagan Associates, Screen Digest, SIMBA Information, Strategy Analytics, 他で購入する事が出来ます。

    [1.10] "regional codes(リージョナルコード)," "country codes(国(カントリー)コード)," or "zone locks(ゾーンロックス)"って何?

    映画スタジオは映画を家庭用にリリースするのを国によって管理したいと考えました、なぜなら劇場公開が同時ではないからです(ヨーロッパで劇場でヒットしているときにUSではビデオで発売されているかもしれない)。映画スタジオが異なる国のディストリビューターに配給権を売り独占市場を保証したいのです。そのため彼らはDVD規格に地域を認識して再生を出来なくするようなコードを含めるよう要求しました。各プレーヤは地域コードを与えられ販売します。プレーヤは地域上、再生を許されていないディスクを再生しないでしょう。この事は別の国で買ったプレーヤで、ある国で購入したディスクを再生出来ないかもしれない事を意味します。リージョンコードは不法な貿易制限と信じている人々がいますが、これが制定された判例はありません。

    リージョナルコードはディスク製造業者にとっては全くのオプションです。リージョンでロックされていないディスクであれば、どこの国のどのプレーヤでも再生出来るでしょう。これは暗号化システムではありません。ディスクのたった1バイトをプレーヤがチェックするだけなのです。ニューリリースだけにリージョナルコードをつける予定ですと、アナウンスするスタジオもあります。しかし、ここまでほとんどすべてのハリウッドのタイトルは、ひとつのリージョンでのみ再生します。リージョンコードはディスクでは不変で有り、一定期間後に"unlock"(解除)出来ないでしょう。リージョンコードは、DVD-Audioには適用されません。

    8個のリージョン( "locales"と呼ばれることも)があります。プレーヤとディスクは、世界中で規定されているリージョン番号でしばしば識別されます。もしも、ディスクがふたつ以上のリージョンで再生するのであれば、そのディスクはふたつ以上のリージョン番号を持っているのでしょう。
    1: U.S., Canada, U.S. Territories
    2: Japan, Europe, South Africa, Middle East (including Egypt)
    3: Southeast Asia, East Asia (including Hong Kong)
    4: Australia, New Zealand, Pacific Islands, Central America, Mexico, South America, Caribbean
    5: Eastern Europe (Former Soviet Union), Indian Subcontinent, Africa (also North Korea, Mongolia)
    6: China
    7: Reserved
    8: Special international venues (airplanes, cruise ships, etc.)
    (こちらの地図を参照下さい<http://www.unik.no/~robert/hifi/dvd/world.html>.)

    技術的に、リージョン0ディスクやリージョン0プレーヤはありません。オールリージョンディスクはあります。オールリージョンプレーヤというのもあります。リモコンからの特別なコマンドシーケンスで"hacked"する事により、リージョンを切り換えたり、オールリージョンに出来るプレーヤがあります。ディスクのリージョンコードを全く無視して再生する、物理的に改造した("chipped")プレーヤもあります。そのようなことは通常補償範囲外になります。しかし、たぶん不法ではないでしょう。 (CSSライセンスは、プレーヤメーカーにただひとつのリージョンをセットするように要求します。1.11を参照下さい) 。 2001年2月7日、NASAは2台のmultiregion DVD playersを国際宇宙ステーションに送りました。

    Fox、ブエナビスタ/Touchstone/Miramax、MGM/Universal、ポリグラム、Columbia TriStarのようなディスクは適切なリージョンが設定されたプレーヤかをチェックするコマンドが入っています。 (例えば、There's Something About MaryPsycho)。 2000年の後半には、Warner Bros.も他のスタジオが使っているのと同様なアクティブリージョンコードチェックを使い始めました。これらは、"region code enhancement" (RCE, REAとも知られている)と呼ばれ、広く認知されています。 RCEは最初、The PatriotThe Perfect Stormのようなディスクに付けられました。全てのリージョンをセット(FFh)したcode-freeプレーヤで再生出来ないでしょうが、リモコンを使ってリージョナルコードを変更出来るマニュアルcode-switchableプレーヤであれば再生可能でしょう。これらはディスクのリージョンを認識し自動的に合わせてくれるauto-switchingプレーヤでも作用しないかもしれません。 (プレーヤのデフォルトリージョン設定に依存します。ディスクは全てのリージョンフラグをセットすることが可能で、プレーヤはそのフラグのどれに切り替えたか分かりません。それから、ディスクからプレーヤにリージョンセッティングを問い合わせ、もし間違ったリージョンであれば中断します。リージョン1がデフォルトセッティングであれば、smart discsを欺くことが出来るでしょう)。 RCEディスクが誤ったリージョンやオールリージョンのプレーヤと判った場合、通常は「プレーヤが改造されている可能性があり、プレーヤとディスクのリージョンが合いません」と言ったメッセージを表示するでしょう。 Fisher DVDS-1000のような、いくつかの合法的なプレーヤでテストを失敗すると言う重大な副作用があります。

    RCEが最初に現れたとき歯噛み悔しがったDVDファンは、それが一部のプレーヤにしか影響しない事をすぐに判りました。 RCEで動かなかったプレーヤモディファイキットのメーカーは、すぐにそれを回避するチップを修正しました。すべてのより高い壁については、さらに高い梯子があります。

    プレーヤの改造やリージョンフリープレヤーの購入情報はインターネット( Code Free DVD, Region Free DVD, dvdkits.com, DVD Upgrades, DVD In the World, DVDoverseas, Link Electronics, PlanetDVD, 7thZone, Techtronics, Upgrade Heaven, <www.brouhaha.com/~eric/video/dvd/>; Mac用: DVD Utilities for Macintosh のようなサイトで) やrec.video.dvd newsgroups( Deja Newsで探せます)で見つけることが出来ます。

    リージョナルコードはPS2やXboxのようなゲーム機でも採用されます。しかし、それはDVD-Video(映画)ディスクにだけです(PlayStationはゲームについてもリージョンロックの仕組みがありますが)。リージョナルコードはDVD-ROMドライブシステムにも適用されますが、リージョナルコードはDVD-Videoディスクにだけ考慮され、コンピュータソフトウェアを含むDVD-ROMディスクは考慮されていません。コンピュータ再生システムは、CSSでプロテクトされたDVD-Video(1.11CSS情報を参照下さい)を再生する前にリージョナルコードをチェックします。新しいRPC2DVD-ROMドライブは数回リージョンコードを変更出来ます。(RPCとはRegion Protection Controlです)。一旦、ドライブの制限(一般には5回ですが)を過ぎてしまえば、ベンダーや製造業者がドライブをリセットしない限り、再びリージョナルコードを変えることは出来ません。もし、RPC2ドライブを持っているのであれば、ドライブ情報ユーティリティで調べることが出来ます("このドライブはリージョンプロテクション対応です"とあるでしょう)。 ドライブ情報とDVD-ROMのリージョン制限を回避する情報とソフトウェアはVisual DomainDVD Infomatrixのようなインターネットサイトや上記にリストされたリンク先から入手できます。 1999年12月31日以降、RPC2ドライブだけが製造されています。

    [1.11] コピープロテクション問題って?

    CPSA (content protection system architecture)は、DVDファミリィ全体のセキュリティとアクセス制限の枠組みに与えられた名前です。 Copy Protection Technical Working Group (CPTWG)での共同作業で、"4C"エンティティ(Intel, IBM, Matsushita, and Toshiba)は、暗号化、透かし、アナログとデジタル出力の保護等を開発しました。 DVDで使われているコピープロテクションには6つの形態があります。

    1) アナログCPS (マクロビジョン)
    各プレーヤのビデオテープ(アナログ)へのコピーは Macrovision 7.0や同様の回路で防ぎます。 一般的にはAPS (Analog Protection System)と言います。コピーガードと呼ばれる事もあります。コンポジットやs-video (Y/C)出力を持つコンピュータビデオカードはAPSを使わなくてはいけません。マクロビジョンは急速に変調したカラーバースト信号("Colorstripe")を垂直同期信号("AGC")のパルスと一緒にコンポジットビデオとs-video出力に加えます。これにより、民生用VHSの95%で同期と自動録画レベル回路の混乱が起きます。 不運にも、それは画質の劣化を招きます、特に古かったり、標準的でない機器では。マクロビジョンは色の縞、歪み、ローリング、白黒画像、ダークライトサイクリングしながら見せてくれるかもしれません。マクロビジョンはラインダブラーにひどい問題を生じます。マクロビジョンは初期のプレーヤのアナログコンポーネントビデオでは見られません。しかし、新しいプレーヤに必須となっています(AGCだけ。故にコンポーネント信号にバーストはありません)。ディスクは各セクタのヘッダーに、2-lineか4-line Colorstripeを選択出来るマクロビジョンAGCが、有効か無効かをプレーヤに伝える"トリガービット"を含みます。これは部分的にコピープロテクトをかけることを許可しています。 ディスクのプロデューサはディスクにかけるコピープロテクションの総量と、その結果マクロビジョンへロイヤリティ(ディスクあたり数セント)を支払うかを決定します。ビデオテープとちょうど同じように、あるDVDはマクロビジョンプロテクトがかかっていますし、かかっていないのもあります。(マクロビジョンの詳細はSTMicroelectronics' NTSC/PAL video encoder datasheetsを参照 <http://www.st.com/stonline/books/>.)。新しいマクロビジョンカラーストライプ機能にだけしか作用しませんが、アナログコピープロテクションを破るのに費用はほとんどかかりません。これらのデバイスは、Video Clarifier, Image Stabilizer, and CopyMasterと言った名前で売られています。あるいは、build your own(自作)することも可能です。 APSはビデオにだけかけられ、オーディオにはかけられません。

    2) CGMS
    各ディスクはさらにコピー出来るかを示すある特定の情報を持ちます。これはコピーあるいはコピーのコピーを防ぐように設計された"serial" copy generation management system (SCMS)です。 CGMS情報は出力されるビデオ信号に埋め込まれます。 CGMSが作用することにより、コピーを作ることを機器が認識し考慮しなければなければなりません。アナログ規格(CGMS/A)はNTSC line 20かline 21にエンコードして記録されます(XDSサービス)。 CGMS/Aはほとんどのデジタルビデオカメラやいくつかのビデオキャプチャカードで認識されます("recording inhibited(録画禁止)"のようなメッセージが光るでしょう)。デジタル規格(CGMS/D)はまだ最終決定されていませんが IEEE 1394/Firewireのようなデジタル接続で採用されています。下記6章を参照。

    3) コンテンツスクランブルシステム(CSS)
    完全なデジタルコピーの可能性があるので、変質狂的な映画スタジオはDVD-Video規格に、より厳密なコピープロテクト要求を出しました。コンテンツスクランブルシステム(CSS)は、データの暗号化で、ディスクから直接にビデオファイルをコピーさせないようにする認証方法です。 CSSは当初松下電器と東芝で開発されました。各CSSライセンシーは各CSS暗号化されたディスクに収録された400個のマスターキーセットから、ひとつのキーが与えられます。この事は、将来のディスクからキーを取り除く事によりライセンスを取り消すことが見込まれます。 CSSデクリプションアルゴリズムは、ドライブユニットのキーとエンクリプションキーの交換です。そして、そのときディスクからデータをデクリプトするのに必要なディスクキーとタイトルキーのやり取りは不明瞭にされています。 DVDプレーヤはデコードと表示をする前にデータをデクリプトするCSS回路を持っています。コンピュータにおいては、DVDデコーダハードウェアとソフトウェアは必ずCSSデクリプションモジュールを含まなくてはなりません。全てのDVD-ROMドライブは、証明とデクリプション用のキーをコンピュータ中のCSSモジュールと交換するためのファームウェアを持っています。 2000年から、新しいDVD-ROMドライブはCSSとリージョンマネージメントをサポートする必要があります(1.104.1を参照下さい)。 DVD-Videoを表示するための機器製造メーカー (ドライブ、チップ、ディスプレイボード、その他)はCSSとライセンスを結ばなくてはなりません。 CSSライセンスは無料ですが、現在は煩雑な手順を経なければなりません。だから、早く関係のあるパーティへ申し込むことを勧めます。 1997年5月下旬にCSSライセンスはソフトウェアデコードに与えられました。 CSSアルゴリズムとキーの秘密を保持するため、ライセンスは非常に厳しく制限されています。もちろん、数百万台のプレーヤとドライブが全世界で使われるので、長い間秘密を保っていられません。 1997年10月、CSSアルゴリズムはクラックされインターネットにポストされました。エンドレスな論争と法的戦いの引き金が引かれました(4.8を参照下さい)。

    4) Content Protection for Prerecorded Media (CPPM)
    CPPMはDVD-Audio用のCSSです。キーはリードインエリアに記録されますが、セクタヘッダのタイトルキーはありません。ディスクキーは、"album identifier"に代わります。認証機構は、CSSとほとんど同じで、そして既存のドライブを変更する必要はありません。ディスクはCSSとCPPM両方を含んでいても構いません。 (More info to come....)

    5) Content Protection for Recordable Media (CPRM)
    CPRMは、記録されたメディアと記録するメディアの結ぶ機構です。 1999年から発売された全てのDVDレコーダは、CPRMをサポートしています。各ブランクレコーダブルDVDには、BCA(3.11参照)にユニークな64ビットIDがエッチングされています。保護されたコンテンツが、ディスクに記録されているとき、ディスクIDから得た56ビットC2(Cryptomeria)cipherにより暗号化することが可能です。再生中、ディスクIDはBCAから読み取られ、ディスクのコンテンツを復号化するためのキーを生成するのに使われます。ディスクのコンテンツが他のメディアにコピーされた場合、IDが無いか正しくないでしょうからデータを復号することはできないでしょう。

    6) デジタルトランスミッションコンテンツプロテクション(DTCP)
    完全なデジタルコピーを許さないためのコンポーネント間のデジタル接続を目的に、5つのデジタルコピープロテクションシステムがCEAに提案されました。 フロントランナーはDTCP (digital transmission content protection)で、IEEE 1394/FireWireに注目しましたが他のプロトコルにも対応出来ます。 1998年2月にドラフト提案 (5CP、"five-company proposal"と呼ばれています)がインテル、ソニー、日立、松下電器、東芝で作られました。 ソニーは1999年中旬にDTCPチップをリリースしました。 DTCPにおいては、DVDプレーヤとデジタルTVやデジタルVCRのように、デジタル的に接続されたデバイスは、キーを交換し、チャネルを確立するための認証を行ないます。 DVDプレーヤはエンコードされたビデオ/オーディオ信号をエンクリプト(暗号化)し、レシービングデバイス(受動装置?)へ送ります。 そして、レシービングデバイスはデクリプト(復号化)しなくてはなりません。 これは、接続されているけれど認証されていないデバイスが信号を盗む事から守ります。 コピープロテクトがかかっていないデータに関しては、暗号化は不要です。 セキュリティは新しいコンテンツ(ディスクであれ放送であれ)またはアップデートされたキーや(そのデバイスが認可されていないか、受け入れられるかという)変更の リストをもつ新しいデバイスによって変更されます。 競合提案である、ZenithとThomsonからのXCA (extended conditional access)はDTCPと似ていますが、一方向デジタルインタフェース(EIA-762 RF remodulator standardの ような)で動作出来ます。 そして、セキュリティの更新が必要なときにはスマートカードを使います。 他の提案は MRJ Technology, NDS, Philipsにより作られました。 5つ全ての提案では、コンテントは "copy freely", "copy once," "don't copy",ときどき"no more copies"のCGMSスタイルフラグがマークされます。 オーディオとビデオを複製しないデジタルデバイスは全てのデータを受ける事が可能でしょう(再生のみのデバイスと認証する限りは)。 デジタルレコーディングデバイスはコピー可能とマークされたデータだけを受ける事が可能でしょう。 そして、もしもソースが "copy once"とマークされていたら、フラグを "don't copy"か"no more copies"へ変えなくてはなりません。 デジタルCPSは次世代のデジタルTV、デジタルレシーバー、デジタルビデオレコーダー用にデザインされたものです。それはデジタルコネクタ(DV機器のような)を持った新しいDVDプレーヤに必要とするものです。これらの新しい製品はたぶん2001年まで出てこないでしょう。この暗号化はプレーヤによってなされるため、既存のディスクには変更の必要はありません。

    先の4つのコピープロテクションの形は、ディスク制作者にとってはオプションです。映画のデクリプション(復号化)もハードウェアとソフトウェア再生製造業者にとってはオプションです。:デクリプション(復号化)能力の無いプレーヤやコンピュータは暗号化されていない映画しか再生できないでしょう。 CPRMはDVDレコーダーによって自動的に処理されます。 DCPSはDVDプレーヤが行なうものであり、ディスク開発者が行なうものではありません。

    これらのコピープロテクションの仕組みはカジュアルコピー(このため、数十億円単位の損失とスタジオは主張します)を防ぐだけが目的で設計されています。 ゴールは"正直な人々を正直なままで" です。 コピープロテクション規格を開発した人々でさえ、うまくやられた海賊版を阻止出来ないと認めているのです。

    映画スタジオは、DVDコピープロテクションを破ることを法律違反とするよう望んでいます。 その結果がWorld Intellectual Property Organization (WIPO)Copyright Treatyと WIPO Performances and Phonograms Treaty (December 1996)と the compliant U.S. Digital Millennium Copyright Act (DMCA) で有り、 1998年10月に法令化されました。コピープロテクションを特別に回避する目的のソフトウェアは、U.S.その他多くの国で現在では不法となっています。 DVDコピープロテクション委員会の議長が述べました。 "ビデオコンテキストにおいて、じっくり考えられた法律は、違反には罰金を用意するだけでなく、正当な理由あるいは慣例的な(非営利目的の)なホームレコーディングの実行を許可する、特定の保証も用意すべきです "。 しかし、プレーヤあるいは「don't copy」フラグを全てのディスクにかけたスタジオが、どのように許可するのかは定かではありません。

    DVD-ROMアップグレードキットを含むDVD-ROMドライブやコンピュータは Macrovision, CGMS, CSSをサポートする必要があります。 MacrovisionをサポートしないTV出力を持つPCのビデオカードは、暗号化された映画では動作しないでしょう。 IEEE 1394/FireWireで接続したコンピュータは、他のDCPSデバイスと共に動作するために最終DCPS規格をサポートしなければなりません。どのDVD-ROMドライブも、デコーダハードウェアやソフトウェアとセキュア接続を確立するためのCSS回路を組み込んでいなければなりません。CSSはDVD-Videoコンテンツにだけ使われるにもかかわらず。 もちろん、DVD-ROMはいろんなコンピュータデータを収容しているので、他の暗号化(エンクリプション)方式を実装する事が出来ます。DVD-ROMドライブに関する情報については、4.1を参照下さい。

    CPTWGのThe Watermarking Review Panel (WaRP) --Data-Hiding Sub-Group (DHSG)の後継-- が、DVD Forumにより認められたウォーターマークシステムを選択しました。オリジナルの7つのウォーターマーク提案は3グループにまとまりました:IBM/NEC、Hitachi/Pioneer/Sony、Macrovision/Digimarc/Philipsです。 1999年2月17日最初の2グループが一緒になり"Galaxy Group"を作り彼等の技術はひとつの提案にまとまりました。 第2グループの技術は、"Millennium"と呼ばれます。 DVD-Audioに使われ、いくつかの点でDVD-Videoへ付け加えられるであろう、ウォーターマーキングは、たぶん視覚聴覚的には邪魔にならないノイズとして各デジタルオーディオやビデオフレームに永久に印をつけます。 ウォーターマークサインはコピーを防止するビデオの再生と記録機器で認識出来、ビデオがデジタルあるいはアナログ接続され電送されたり、ビデオ処理された時でさえも認識されるでしょう。 新しいプレーヤと他の機器はウォーターマーキングをサポートすることを要求されるでしょう。 しかし、DVDフォーラムは既存のプレーヤと互換性のある新しいウォーターマークされたディスクを作る意向です。 Divxで使われたウォーターマーキング技術は目にみえる"raindrop"や"gunshot"パターンであると報告されています。今後のディスクで問題が解決されると思われます。

    [1.12] DVD-Audio、Music DVDって?

    1996年にDVDがリリースされたとき、CDをはるかに凌駕するDVD-Videoのオーディオ能力が有りながらも、DVD-Audioフォーマットはありませんでした。 DVDフォーラムはDVD-Audioフォーマットを決定する前に、音楽産業関係者からの要望を追加しようと努めました。 ドラフト規格はDVDフォーラムワーキンググループ4(WG4)から1998年1月からリリースされています 。 バージョン0.9は7月にリリースされました。最終のバージョン1.0(コピープロテクションを除いて)は1999年2月に承認され3月にリリースされました。 DVD-Audio製品は、コピープロテクション機能(encryptionとwatermarking)の選定作業の遅れにより発売が遅れています。 Secure Digital Music Initiative(SDMI) も遅れに拍車をかけました。 10月に予定されていたスケジュールは2000年中盤まで遅れました。表向きはCSSクラック(4.8を参照下さい)が原因とされていますが、ハードウェアがまだ用意されなかったこと、制作ツールが不充分なこと、ミュージックレーベルからのサポートが無かったことも原因です。パイオニアは1999年遅くに日本でDVD-Audioプレーヤをリリースしましたが、コピープロテクトされたディスクを再生することは出来ないでしょう。

    松下電器のPanasonicとTechnicsブランドのユニバーサルDVD-Audio/DVD-Videoプレーヤは、2000年中旬に入手可能になる可能性があります。価格は$700から$1,200程度になるでしょう。 Pioneer, JVC, Yamaha, その他からも同時期にDVD-Audioプレーヤが発売されるでしょう。しかし、新しいプレーヤで再生するためのDVD-Audioタイトルはほとんどありません。

    とかくするうち、DVD-Video規格はサラウンドサウンドオーディオとCDオーディオ以上のオーディオを含んでいます。 (3.6.2を参照下さい)。

    DVD-AudioはDVD-Videoから独立しています。 DVD-AudioディスクはDVD-Videoプレーヤで動作するように設計する事が可能です。しかし、DVD-Audio規格が新しいフォーマットや機能を含み、 DVD-Videoプレーヤが決して見ない"DVD-Audio zone"(AUDIO_TSディレクトリィ)にコンテンツを収容する事で、DVD-Audioディスクを全てのDVD-Videoプレーヤで再生出来ないように作る事も可能です。新しいDVD-AudioやDVD-VideoとDVD-Audioの両ディスクが再生可能な"universal players"が必要とされます。ユニバーサルプレーヤは、VCAPs (video-capable audio players)とも呼ばれます。

    プロデューサ達へのお願い: Universal players(ユニバーサルプレーヤ)は今しばらくの間入手出来ないかもしれませんが、universal discs(ユニバーサルディスク)は現在でも作製可能です。 ほんの少し負荷を加えることで、全てのDVD-Audioディスクは全てのDVDプレーヤで動作するように作ることが可能です。DVD-VideoゾーンにDolbyDigitalバージョンのオーディオを含めることにより。
    DVD-Audioオーサリング開発者達へお願い: デフォルトでこれが処理されるか、オーサリング中、これが強く推奨されるようなソフトウェアを作って下さい。

    DVD-Audio(とユニバーサル)プレーヤは既存のレシーバで動作するでしょう。 これらの出力はPCMとドルビーデジタルであり、そしていくつかはオプションでDTSとDSDフォーマットをサポートするでしょう。 しかしながら、現在のほとんどのレシーバはhigh-definition PCMオーディオ (詳細は 3.6.1を参照下さい)をデコード出来ませんし、 たとえ出来たとしても標準的なデジタルオーディオ接続出来ません。 ハイエンドなデジタルアナログコンバータ(DACs)を備えたDVD-Audioプレーヤは、2チャンネルや6チャネル入力を備えたレシーバに接続出来ますが、レシーバーがデジタルに戻す変換処理を行なうと品質が落ちるでしょう。 IEEE 1394(FireWire)のような進歩的なデジタル接続を備えた将来のレシーバは、DVD-Audioのフルデジタルレゾリューションが使えるような品質を要求されるでしょう。

    DVDオーディオは信号の埋め込みデジタルウォーターマークによりコピープロテクトされています。これは、デジタル署名とオプションで暗号化キーをオーディオにほとんど感知出来ないノイズとして適用するために、signal processing technologyを使用しています。そのため、新しい機器ではコピーされたオーディオと認識した場合再生をしないでしょう。 それは音質を下げるとオーディオマニアは主張しています。 しかし、4Cによって示す膨大なテスト結果から、コールデンイヤーの持ち主でも、ウォータマーキングノイズを聞き取ることは出来ないとされています。 Aris, Blue Spike, Cognicity, IBM, Solanaからの提案は、IBM, Intel, 松下電器, 東芝からなる4C Entityとともに、メジャーな音楽会社により評価されました ArisとSolanaは一緒になって新しいVeranceと言う会社を作りました。彼らのGalaxy技術が1999年8月に選択されました。 (1999年11月、 VeranceのウォータマーキングはSDMIにも採用されました)

    SonyとPhilipsは競合するSuper Audio CDフォーマットを開発しました(詳細は3.6.1を参照下さい)。 Sonyは1998年4月にSACD規格のバージョン0.9をリリースし、最終バージョンは1999年4月?にリリースしました。 SACDテクノロジーは追加のコスト無しに既存のSony/Philips CDライセンスで利用出来ます。初期のほとんどのSACDは、マルチチャネルではなくステレオで発売されました。 SACDは、既存のCDプレーヤで再生するためと、DVD-Audio用の高密度層をプラスした2つのレイヤーを持つ、"過去の資産の継承"ディスクを提供します。しかし、デュアルフォーマットディスクは2000年末まで製作上、技術的困難だったので、少量しか作れていません。パイオニアは1999年末に日本で最初のDVD-Audioプレーヤを発売しました。そのプレーヤはSACDもサポートしています。もしも、他の製造業社がこれに続いてくれれば、DVD-Audioプレーヤが両方のディスクを再生できるので、SACD vs. DVD-Audio規格競争は無意味になるでしょう。

    ソニーは1999年5月、日本でSACDプレーヤを$5,000で発売しました。アメリカでは1999年末に限定発売されました。 Philipsが$7,500で2000年5月に発売しました。ソニーは2000年中旬に日本で$750SACDプレーヤを出荷しました。 1999年末に入手可能なSACDタイトルは約40タイトルで、DMP, Mobile Fidelity Labs, Pioneer, Sony, Telarcのタイトルがリリースされています。

    DVD-Audioに関する、特に各種プレーヤモデルに関する詳細については、Digital Audio Guideを見てください。

    [1.13] DVDをサポートしているスタジオは?

    全てのメジャー映画スタジオと大部分のメジャー音楽スタジオ。

    1997年早々にDVDプレーヤが入手可能になったとき、タイトルをリリースしたメジャー映画スタジオはWarner(ワーナー)とPolygram(ポリグラム)だけでした。 追加のタイトルは小さなデベロッパー達からでした。他のスタジオは徐々にDVDキャンプ(フルリストは6.2を参照、 映画情報は1.6を参照)へ加わりました。 Dreamworks(ドリームワークス)はフルDVDサポートをアナウンスする最後の重要なスタジオです。 Paramount(パラマウント)、Fox(20世紀?フォックス)そしてDreamworks(ドリームワークス)は当初Divxのみをサポートしていましたが、1998年夏にそれぞれオープン(Divxでない)DVDをサポートするとアナウンスしました。

    [1.14] VCR(ビデオデッキ)/TV/etcからDVDへ記録出来るの?

    一言で言うとまだです。しかし、すぐに出来るでしょう。ほとんどのメジャーDVDプレーヤ製造会社はDVDホームビデオレコーダを発表しました。(4.3を参照下さい。)

    詳しく回答しましょう: アナログビデオをDVDに録画することは、非常にトリッキーな工程が必要です。 DVDのビデオとオーディオを再生するためには、最低限ひとつのMPEGビデオストリームとひとつのPCMオーディオトラックが必要です。 ( Dolby Digitalオーディオ、MPEGオーディオ、サブピクチャはもっとも簡単なケースの場合には必要ありません)。基本的なDVDコントロールコードも必要です。 現在において、リアルタイムでビデオとオーディオをエンコードし、DVD-Videoの情報を付加してまとめ、完全なDVDデータを書き込むのは難しいのです。特に、通常のDVD-Videoプレーヤとの互換性を持たせるのは難しいのです。 DVD製作システムが3年間で数百万ドルから数千、数百ドルまで下がったにも関わらず、ホームレコーダはまだかなり高価です。

    他の障害:ブランクディスクの価格は当初は約$25(いずれ安くなるでしょう)です。 綺麗な品質を望むのであれば、リアルタイムの圧縮には高いビットレートが必要ですが、キャパシティは低下してしまいます。きれいなクオリティでリアルタイム圧縮するには高いビットレート、さらに容量の低下が要求されます。 MPEG-2圧縮はハイクオリティソースにむいており、そのためVHSや放送/ケーブルからのレコーディングは良い結果をもたらさないかもしれません(DVDレコーダがコストをあげるようなプレフィルターを持たない限りは)。

    DVD-Rドライブ、DVD-RAMドライブやその他の記録可能なDVD(4.3を参照下さい)と混乱しないように。これらはデータを記録出来ますが、全機能を満たしたDVD-Videoを作るためには、以下のものが必要です。 ビデオをエンコーディング(MPEG)するために追加のハードかソフト、オーディオエンコーディング(Dolby Digital, MPEG, or PCM)、サブピクチャエンコーディング(ランレングス圧縮したビットマップ)、静止画フレーム圧縮(MPEG)、ナビゲーションとコントロールデータの生成、そしてマルチプレクシング。

    困難な事が多いに関わらず、多くのメジャーなメーカーが家庭用の録画可能なDVDを作っています。 2000年には、いろいろなDVDビデオレコーダを目にするでしょう。特にTVのようなアナログビデオの録画が可能な、初期のユニットは、たぶん$2,000以上でしょう。衛星放送、DTV、デジタルCATVのように既に圧縮されたデジタルソースだけを記録できる安いユニットも出てくるでしょう。ある時点で、DVDレコーダ/プレーヤは、衛星やケーブルのレシーバに組み込まれるでしょう。

    デジタルテープが現実的な価格なので、消費者がTV番組やホームビデオを記録するようなレコーダブルDVD-Videoは決して実現しないと信じている人々がいます。 一方ではデジタルテープには次のようなDVDの優位性に欠けています。すなわち、小さな輝くディスクが格好良いと言うことはこの際置いておいて、シームレス分岐、瞬間的な巻戻し/早送り、瞬間的なサーチ、耐久性等です。 エンコーディングテクノロジーが十分に早く安くなり、ブランクディスクが十分安くなれは、レコーダブルDVDは主流となるかもしれません。

    [1.15] ディスクに傷をつけたらどうなりますか? 壊れやすくてレンタル出来ませんか?

    ほとんどの傷は簡単に訂正し得るマイナーチャネルデータエラー(minor channel data errors)を引き起こすでしょう すなわち、DVDに記録されているデータは、6mmもの大きな傷でもデータを損失しないで回復できる強力なエラー訂正手法を使っているのです。一般的な誤った認識として、傷がCDよりDVDの方を悪化させると言うことです。なぜならDVDは高密度でビデオを強く圧縮しているからと言うのが理由となっています。 DVDデータ密度(10倍と言いますが!)は物理的にはCD-ROMの4倍です。そして、傷はデータに影響を及ぼすというのは本当です。 しかし、DVDのエラー訂正はCD-ROMの少なくとも10倍良く、記録密度の増加を補って余り有ります。 MPEG-2とDolby Digital圧縮は気が付かないような情報の削除や低減を部分的に行なっている事を、そして復元は仮のデータが拡張するのではない事を、認識することが重要です。大きな傷はコンピュータでI/Oエラーを引き起こしたりDVD-Video画像が瞬間的にきらめくような見え方をする、訂正不能なエラーの原因になるかもしれません。逆説的に言えば、ときどき極小の傷が最もひどいエラーの原因になるかもしれません(傷の特定な方向と屈折のために)。 MPEGビデオのエラーを隠すための数多くの方法があります。 それらはこれからのプレーヤで使われるかもしれません

    DVDの取り扱いとクリーニングに関しては、1.39を参照下さい。

    The DVD computer advisory groupはキャディーあるいは他の運用時プロテクトが必須とならないよう特に要請しました。 LD、音楽CD、CD-ROMも傷を受けやすいにもかかわらず、数多くのビデオストアや図書館でレンタルされています。 BlockbusterやWest Coast Entertainmentのようなメジャーチェーンは多くの場所でDVDをレンタルしています。これまでのレンタルディスク実施のレポートのほとんどは肯定的です。 DVDレンタル販路の良いリストがここにあります。 <http://home.earthlink.net/~tlfordham/rental.html>。

    [1.16] VHSで充分と思われます。それでもDVDに注目しておかなければなりませんか?

    DVDの主な優位点はクオリティと追加機能(参照1.2)です。 DVDはビデオテープのように時間とともに、あるいは、数多く再生(週に2度、ディズニーのビデオを見る子供と親にとっての利点です)ことで劣化しないでしょう。これはCD対カセットテープで存在する"収集性"の要因です。

    もしあなたにとってどれも重要でないのであれば、VHSで十分なのでしょう。

    [1.17] CDとパッケージは異なりますか?

    製造業者は消費者が彼らのCDプレーヤでDVDのソフトを再生してしまうのではないかと心配しています。そのため彼らはパッケージを変えたいと考えました。 VSDA (Video Software Dealers association)により推奨されている、CDジュエルボックス程幅広く、VHSカセットボックス程高いのもふくめ、数多くのDVDパッケージがあります。 しかしながら、強いて大きなサイズのパッケージを使わなくても良く、数多くの会社は疑いようも無い標準的なジュエルボックスや紙とビニールのジャケットを使うでしょう。 Divxディスクは、ジュエルケースサイズの板紙とプラスチックのQパックケースに入っていました。

    ほとんどの映画は、Amarayの"keep case"でパッケージされています。これは、透明なビニールポケットの付いた総プラスチックのクラムシェル型で、消費者の間ではポピュラーなものです。タイムワーナーの"Snapper"は、プラスチックの口金のついた板紙のケースで、いまひとつ一般的ではありません。ヨーロッパで一般的な、ストレッチリムジンバージョンのCDジュエルケースである"super jewel box"もあります。

    [1.18] 2層ディスクって何? 全部のプレーヤで動きますか?

    2層(デュアルレイヤー)ディスクはデータの二つの層を持ちます。ひとつは半透過で、レーザーはここを通過して焦点を第2層に合わせてデータを読むことが出来ます。両方の層(レイヤー)は同じ面で読み取りが可能なので、2層ディスクは単層(シングルレイヤー)の2倍近い容量を持ちます。それはビデオを4時間以上再生出来る程の容量です(より詳細を参照 3.3 )。数多くのディスクが2層を使っています。当初は2層ディスクを作製出来る工場はほんの数社でした。しかし、現在では、大部分の工場が出来るようになりました。第2層は、両方のトラックが平行に走査する(独立データか特別にスイッチしたことがわかるために)PTP (parallel track path)レイアウトか、第2トラックが反対に走査する、すなわち、第1層のピックアップヘッドがセンターから外側へ移動し、第2トラックになると外側からセンターへピックアップヘッドが移動する、OTP(opposite track path)トラックのいずれかです; OTPレイアウトは両方の層をまたがった連続的なビデオを提供するためにデザインされています。レイヤーチェンジ(層切換)はどこでも可能です;チャプターポイントでなくてはならない、と言う訳ではありません。層間の切り替えでのシームレス再生は保証されません。レイヤーチェンジが分からないプレーヤもありますが、コンマ数秒から4秒のもフリーズが発生するプレーヤもあります。 "seamlessness"はディスクがプレーヤの設計に対するのと同様ディスクのレイアウト方法に依存します。 OTPはRSDL(reverse-spiral dual layer)とも呼ばれます。 OTP/RSDLの利点は長時間の映画が、単層よりも良いクオリティを得るための高いデータレートを使える事です。レイヤーチェンジ詳細は1.27を参照下さい。

    2層ディスクを見分ける方法はいくつかあります。 1) 金色, 2) ディスクにワイドスクリーンかレターボックスバージョンかの選択用メニュー, 3) 片面に二つのシリアル番号

    DVD規格では、プレーヤとドライブは2層ディスクを読むことを要求しています。 2層ディスクで問題が発生する機器もごくまれにあります--これは設計の不備であり、メーカーが無料で修理すべきです。 DVD規格を超えた"seamless layer change(シームレスレイヤーチェンジ)"として設計されたディスクもあります。これは古いプレーヤで問題を発生します。

    もし、あなたがディスクをひっくり返すのであれば、全プレーヤとドライブは2面ディスクを再生します。両面再生モデルをアナウンスした製造業社はありません。 2層を使って片面4時間以上のビデオを収録することが出来るので、追加コストが多分正当とみなされません。(2層製品は広くサポートされていなかったので、初期のディスクは2面を使っていました。これは既に問題ではありません)。パイオニアのLD/DVDプレーヤはLDを両面再生出来ますが、DVDでは出来ません。 (両面同時読み込みにおける覚え書きを参照 2.12

    [1.19] DVD-Videoは世界標準(worldwide standard)ですか? NTSC、PAL、SECAMでも動きますか?

    DVDにおけるMPEGビデオはデジタルフォーマットで収録されていますが、ふたつの相容れないTVシステム:525/60 (NTSC) か 625/50 (PAL/SECAM)フォーマットのどちらかです。異なるシステム上(NTSCとPAL)で再生するためのディスク間には3つの違いがあります: ピクチャサイズとピクセル比((720x480 vs. 720x576), 表示フレームレート(29.97 vs 25), そしてサラウンドオーディオ(Dolby Digital vs. MPEG)(詳細参照 3.43.6)。 そのため、DVDは2種類あります:NTSC DVDsとPAL/SECAM DVDs。

    フィルムからのビデオは通常24 frames/secで収録されていますが、二つの表示レートのどちらかにプレフォーマットされます。 PALの表示レートにフォーマットされた映画は通常4%スピードアップし、オーディオはエンコード前にそれにしたがって調節しなくてはなりません。 全てのPAL DVDプレーヤはドルビーデジタルオーディオトラックを再生出来ますが、MPEGオーディオトラックを再生するNTSCプレーヤはありません。 PALとSECAMは同じスキャンニングフォーマットで、ディスクも同じです。唯一の違いは、SECAMプレーヤがSECAM TV用の色信号を出力することです。

    NTSCディスクだけを再生するプレーヤもあるでしょうし、PALディスクだけを再生するプレーヤもあるでしょうし、両方再生するプレーヤもあるでしょう。 PAL圏で売られた全てのプレーヤは両方再生します。これら multi-standardプレーヤは部分的にNTSCを60-Hz PAL (4.43 NTSC)信号に変換します。そして、60-Hz信号を取り扱えるPAL TVを必要とします。この場合、プレーヤはPAL 4.43-MHz サブキャリアエンコーディングフォーマットを使いますが、525/60 NTSCスキャンニングレートを維持します。現在の大部分のPAL TVはこの"pseudo-PAL" 信号を取り扱えます。数機種のマルチスタンダードPALプレーヤが525/60 NTSCディスクから正確な3.58 NTSCを出力します。そしてNTSC TVかマルチスタンダードTVを必要とします。 NTSCディスクを再生するときに、60-Hz PALとNTSC出力をスイッチで選択するプレーヤもあります。 525/60NTSCディスクから標準PALを出力するstandards-convertingプレーヤが少数あります。適切な規格変換にはスケーリング(scaling)、テンポラル変換(temporal conversion)、オブジェクトモーション分析(object motion analysis)をするための高価なハードウェアが必要です。 DVDプレーヤの変換品質は低いので、コンパチブルTVが持っているpseudo-PAL出力を使った方が、良い映像が得られます。(音声はビデオ変換の影響を受けません。)

    ほとんどのNTSCプレーヤは、PALディスクを再生できません。非常に少数のNTSCプレーヤ(Apex and SMCのような)は、625/50 PALをNTSCに変換する事が可能です。 Emerson EVC1595 ($350)のような、外部コンバータボックスが入手できます。高品質のコンバータはTenLabで入手できます。

    プロデューサは片面に525/60を入れ、もう片面に625/50のを入れておくことが可能です。大部分のスタジオは、これらのPALディスクにDolby Digitalオーディオトラックを入れています。

    コンピュータも含めると実際に3種類のDVDプレーヤがあります。ほとんどのDVD再生ソフトウェアとハードウェアは、NTSCとPALの両方のビデオと、ドルビーデジタルとMPEGの両方のオーディオを再生出来ます。コンピュータモニタ上にだけビデオ変換して表示するのもあれば、TV用のビデオ信号として出力するのもあります。

    結果: NTSCディスク(Dolby Digital audioを含む)は全世界のDVD再生機の95%以上で再生できます。 PALディスクはPAL圏外では、ほとんど再生できません。(これはリージョンには関係ありません -- 1.10参照)

    [1.20] DVDでアニメーションはどうですか? 圧縮しては見にくくなるんじゃない?

    ある人々はアニメーション、cartoonsやアニメのような、特に手で描かれたセルアニメーション、はMPEG-2でうまく圧縮出来ないとかオリジナルより大きくなってしまうと主張します。他の人々はアニメーションは簡単に圧縮出来ると主張します。どちらも真実ではありません。

    おそらく、フレーム間の"jitter"は絵の違いや並びが原因です。ディズニーのアニメーションエキスパートは現在のアニメーションテクニックでは発生しないと指摘しました。発生したとしても、MPEG-2の動き補償機能がそれを補償するでしょう。

    MPEG-2の方法が絵をブロックに分割し周波数情報へ変換するので、アニメーションの鋭いエッジが平滑化されるという問題を持つかもしれません。これは高周波情報の損失が"ringing"やエッジに沿ってぼんやりして染み(Gibbs効果と呼ばれる)となって現れるかもしれません。しかしながらDVDで一般的に使われているデータレートならば、このような問題は発生しません。

    [1.21] ひっくり返す必要があるディスクがあるのはどうして? DVDは片面に4時間記録出来るのでは?

    DVDの2層テクノロジー (参照 3.3) が4時間以上の連続再生を実現したのにも関わらず、いくつかの映画は2面に分かれて、途中でひっくり返すことを要求します。大部分の"flipper"ディスクは、プロデューサが怠惰すぎて圧縮を最適化できなかったか、2層ディスクを作れなかったのです。より良い画像のクオリティを得るために、データレートを上げると言うのは説得力を欠く言い訳です;多くの場合、ビデオは低ビットレートでも十分に注意してエンコードすれば良く見えます。 2層ディスク生産能力が無いということも説得力を欠く言い訳にすぎません;1997年には、2層ディスクを作ることが出来るDVD工場はほとんどありませんでしたが、今はそんなことはありません。再生面を自動的に切り替えてくれるプレーヤはありませんし、大部分の映画が4時間を超えないので片面2層(RSDL)で容易に適応出来ます。

    "flippers."ディスクのリストが、DVD ReviewのFilm Vaultにあります。覚え書き:これは、片面にワイドスクリーンバージョンでもう片面にパン&スキャンバージョン、あるいは、その他付録がもう片面のディスク、とは違います。追加のタイトルがありましたら、info@dvdreview.comへ連絡してください。 (リストが長すぎて、このFAQでは管理しきれません)。

    [1.22] どうしてやせすぎに見えるくらい絵がひしゃげてしまうのですか?

    回答: マニュアルをよく読んでください。あなたはワイドスクリーンのみに対応して表示するはずのアナモルフィック(歪んだ)映像を見ています。(技術的詳細参照 3.5 )。プレーヤ設定メニューを表示し、ワイドスクリーン16:9TVではなく、標準的な4:3TVを設定する必要があります。 そうして、自動的に画像がレターボックスになり、適切な割合で横幅いっぱいに見ることが出来ます。

    場合によっては、あなたはディスクを再生中にアスペクト比を変えられます(リモコンの"aspect"ボタンを押すことによって)。プレーヤによっては、アスペクトを変える前に、ディスクを停止しなくてはなりません。アスペクトの変更は同じ面に両方のフォーマットを持つディスクでのみ可能と言う事に注意しましょう。片面がワイドスクリーンでもう片面がスタンダードと記されているディスクはひっくり返さなくてはなりません。

    レターボックスの詳細に関しては、1.38を参照下さい。

    [1.23] 全てのビデオがDolby Digital (AC-3)を使っているのですか? それらは全部5.1channelsですか?

    ほとんどのDVD-VideoディスクはDolby Digitalサウンドトラックを含んでいます。しかしながら、必須ではありません。いくつかのディスク、特にオーディオのみのものでは、PCMトラックを持ちます。 625/50(PAL)ディスクはMPEGオーディオのみを持つことも可能ですが、MPEGオーディオは広く使われていません。

    "Dolby Digital"ラベルが5.1チャネルを保証していると思ってはいけません。 Dolby Digitalサウンドトラックはモノ、デュアルモノ、ステレオ、Dolbyサラウンドステレオ等でもあるのです。例えば、Blazing Saddles and Caddyshackはモノ映画です。したがって、このDVDのディスクのDolby Digitalサウンドトラックは1チャネルのみです。 いくつかのDVDパッケージはDolby Digital logo下でチャネル配置を示す小さなレタリングあるいはアイコンを持っています。ある場合には、Dolby Digitalサウンドトラックが2つ以上のこともあります;ひとつは5.1チャネルであり、もうひとつはDolbyサラウンドステレオに特別にリミックスされたトラックです。あなたのDVDプレーヤがドルビーデジタルの再生を示す一方レシーバーがドルビーサラウンドを示しても正常です: それはディスクがドルビーデジタルフォーマットで、2チャンネルドルビーサラウンド信号を含んでいる事を意味します。

    オーディオ詳細を参照 3.6 下さい。

    [1.24] DVDにはレーザー腐敗がありますか?

    LDは一般にレーザー腐敗と呼ばれるものにかかります:酸素や化学変化によるアルミ層の劣化です。これは、ディスク製造時に十分に精製されていないアルミニウムを使うことにより発生しますが、曲げ(bending)、反らし(warping)、熱サイクル(LDは大きなサイズのため、曲がりやすく、それで面間の接着にそっての動きが密封状態を破ります)による機械的剪断圧力で悪化されます。データ層の劣化は化学的汚染物質や接着剤のガスが原因だったり、アクリル層にしみこんだ湿気だったりします。

    LDのように、DVDは2枚のプレートが接着されていますが、DVDはより強力で新しい接着剤を使用しています。しかも、DVDは、LDで使われているPMMAより約10倍程度湿気を吸収しないポリカーボネートで作られています。

    真実を知るにはまだ早すぎます。しかし、DVDにはたぶんレーザー腐敗問題はほとんど無いでしょう。たぶん劣悪な接着剤、化学反応、アルミニウム層の酸化でいくつかのディスクが悪くなったレポートが有ります。 http://www.mindspring.com/~yerington/を参照下さい。

    [1.25] どのtitlesがpan & scan onlyですか? どうして?

    レターボックスで無かったり、フィルムからアナモルフィックやへ変換されていないので、いくつかのタイトルがpan & scan(パン&スキャン)のみです。(pan &scanとアナモルフィックフォーマットの詳細参照 3.5 )。変換費用が$50,000から$100,000するので、映画スタジオは改めて変換するのは妥当だと思わないかも知れません。オリジナルフィルムやそれの権利が改めて変換するのに利用出来ない場合もあります。古い映画の場合、それらは1.37"academy"比率のフルフレームで撮影され、それらはワイドスクリーンバージョンではありません。ミュージックコンサートのような、TVカメラで撮ったビデオは、既に4:3フォーマットです。

    pan & scanだけのタイトルは多すぎてここに列挙出来ません。 DVD ReviewのFilm Vault からリストを得る事が出来ますし、 Internet Movie Database (片面がワイドスクリーンバージョンでもう片面がpan & scanバージョンのも含んでいます)にリストがあります

    [1.26] 私のパイオニアプレーヤで字幕(Subtitle)を消すにはどうすれば良いのですか?

    リモコンのSubtitleを押し、そのあとClearか0(ゼロ)を押します。メニューを使う必要はありません。

    [1.27] レイヤーチェンジって何? ディスクのどこで起きるの?

    2時間を超えるような映画や高いデータレートでエンコードした映画にはディスクを2層(レイヤー)に分けていることがあります。プレーヤが2層目に切り替えたとき、ビデオとオーディオはちょっとの間フリーズ(止まる)します。一時停止の時間はプレーヤとディスクのレイアウトに依存します。 一時停止はプレーヤやディスクの欠陥ではありません。詳細については、1.18を参照下さい。

    レイヤーチェンジポイントのリストが、DVD ReviewのFilm Vaultにあります。新しいポイントが見つかったら、info@dvdreview.comへ連絡してください。 (リストが長くて、このFAQでは管理しきれません)。

    [1.28] ディスクはDolby Digitalと言っています. どうして2-channel surround audioなのでしょう?

    いくつかのディスク(コロムビアトライスターから多くの)では、トラック1にDolbyサラウンドオーディオ(普通のステレオ)を、トラック2には5.1チャネルを入れています。いくつかのスタジオはドルビーサラウンドやステレオ用のサウンドを分けて作っているのと、デフォルトトラックは主に使われているサウンドシステムに合わせるべきと考えています。もしあなたが何もしていなければ、プレーヤは2チャネルオーディオをデフォルトで再生するでしょう。リモコンのオーディオボタンを使うかメニューから5.1トラックを選択しなさい。(覚え書き:ソニー3000のようないくつかのプレーヤは、最初の5.1トラックを自動的に再生する機能を持っています)

    Dolby Digitalは5.1チャネルを意味するとは限りません。参照 3.6

    [1.29] いくつかのディスクではA-Bリピートが効かないのはどうしてですか?

    サーチ、ポーズ(一時停止)、スキャンのようなほとんど全ての機能はディスクによって使用禁止に出来ます。その結果、プレーヤの部分的なリピート操作を防ぐことが出来ます。プレーヤが部分的なリピート再生のためにタイムサーチを使っていた場合、そのとき趣向を凝らしたノンシーケンシャルタイトル構成のディスクもリピート機能を妨げられるでしょう。ほとんどの場合、著者(作品)はこれらの機能の使用を禁じたと言うことを分かってさえいないのでしょう。

    [1.30] 第一、第二、第三世代DVDの違いって何?

    あなたが尋ねた人たちから異なる反応が返ってくるでしょうから、この質問に関する有意義な答えはありません。 "第二世代"と"第三世代"と言う用語はDVD-VideoプレーヤとDVD-ROMドライブと両方で使われます。一般に、基本的なDVD再生システムの新しいバージョンを単に意味します。用語としては、記録出来たり、ビデオゲームをプレイしたり等のDVDシステムを指す事は(まだ)ありません。

    ある人によれば、第二世代DVDプレーヤは1997年秋に発売されていて、第三世代プレーヤは1998年早々に発売されているそうです。また、別のある人によれば、DVDの第二世代はHDプレーヤ(参照 2.12)で2003年ぐらいまで発売されないそうです。 DTSコンパチブルプレーヤやDivxプレーヤやプログレッシブスキャンプレーヤや10ビットビデオプレーヤやThe Matrixを再生できるプレーヤが第二世代、第三世代、第四世代を構成するという視点を含めて、これら両極端間に多くの矛盾したバリエーションがあります。

    PCでは少しはっきりとしています。第二世代(DVD II)は通常CD-Rが読める2倍速DVD-ROMを意味します。第三世代 (DVD III)は通常5倍速(あるいはあるときには2倍速だったり4.8倍速だったり6倍速だったり)のDVD-ROMドライブを意味し、DVD-RAMが読める事もあり、RPC2フォーマットだったりします。スピードのより詳しい情報については4.2を参照下さい。 RPC2の説明は1.10の項を参照下さい。

    [1.31] hybrid(ハイブリッド) DVDって何?

    あなたは本当に答えて欲しいと思いますか? OK。あなたが尋ねたとして...

    1. DVD-VidoeプレーヤとDVD-ROM PCで動作する1枚のディスク(最も一般的にハイブリッドという用語が使われるが、より正確にはエンハンスドDVDと呼ばれる)。
    2. WindowsとMac OSコンピュータで実行する1枚のDVD-ROMディスク(より正確にはクロスプラットフォームDVDと呼ばれる)。
    3. インターネットに接続するWebコンテンツも含んでいるDVD-ROMやDVD-Videoディスク(より正確にはWebDVDやWebコネクテッドDVDと呼ばれる)。
    4. DVD-VideoとDVD-Audioコンテンツが含まれる1枚のディスク。
    5. 2層で、ひとつはDVDプレーヤでもうひとつはCDプレーヤで読める1枚のディスク(より正確にはレガシーあるいはサンドウィッチディスクと呼ばれる)。このハイブリッド(99年9月時点で入手不可能ですが)には、少なくとも3種類のバリエーションがあります:
      1. 1.2mmのCD層に0.6mmのDVD層を背中合わせに貼り付けたもの。片面はCDプレーヤから読み出すことが出来、もう片面はDVDプレーヤから読み出すことが出来ます。結果的に、ディスクの厚さは、CDとDVDの規格から0.6mm厚くなります。そのため、ポータブルのようにしっかり締め付けるプレーヤでは問題が起きるかもしれません。このタイプを最初に発表したSonopressは、DVDPlusと呼んでいます。 "fat" discとして知られています。これには、12cmのサブスレートに8cmのデータエリアを持ち、外周にプリントしたバリエーションを持つものもあります。
      2. 0.6mmのCD層と半透過の0.6mmDVD層を張り合わせたもの。同じサイドから両方のレイヤーを読み出すことが出来ます。 CDプレーヤは半透過のDVDレイヤーを通して読み出す必要がありますので、CDプレーヤによっては問題が起きるかもしれません。
      3. 1.2mmのところにフォーカスを合わせたような特別な反射コーティングを施した0.6mm層のCDと0.6mmのDVD層を背中合わせに貼り付けたもの。片面はCDプレーヤで読み出せ、もう片面はDVDプレーヤで読み出せます。
    6. 2層で、ひとつはプレスされた(DVD-ROM)データを含み、もうひとつはレコーディングや再レコーディング用のリライタブル(DVD-RAM)メディアを含む1枚のディスク(より正確にはミックスドメディアあるいはリライタブルサンドウィッチディスクと呼ばれる)。
    7. 片面は2層でもう片面が1層のディスク。(より正確にはDVD-14と呼ばれます)。
    8. カスタム用データを収録したりアクセスコードが記録された埋め込みチップがついたディスク。(より正確には、chippedDVDと呼ばれます)。

    何か見過ごしていませんか?

    [1.32] DTSとDVDの関係って何?

    Digital Theater Systems Digital Surround(デジタルシアターシステムデジタルサラウンド)はDolby Digital同様オーディオのエンコードフォーマットです。プレーヤ内蔵あるいは外部レシーバのデコーダが必要になります。技術的詳細に関しては 3.6.2を参照下さい。 Dolby Digitalより圧縮レベルが低いのでDTSサウンドの方が良いと主張する人々もいます。有意差が無いと主張する人々もいます。 DTSはもともと全て内部でエンコーディングを行っていましたが、1999年10月にDTSエンコーダが購入可能になりました。 DTSタイトルは一般にオーディオファン用の専門的なアイテムと一般に考えられていました。

    DVDにおいて、DTSはオプションフォーマットです。ある人々のクレイムに反して、DVD規格は、1996年(規格がファイナライズする前)から、DTS用のIDコード含んでいました。 DTSがエンコーダとテストディスクを出すのが遅れたので、1998年中頃以前に作られた(ほとんどの)プレーヤはDTSトラックを無視しています。少数のデモディスクが(CDやLDと同じ技術を使って)PCMトラックにDTSデータを埋め込む事により作られました。そして、これらだけが全てのプレーヤで動作するDTS DVDディスクです。新しいDTSコンパチブルプレーヤが1998年中頃に現れましたが、DVD-Video規格によるDTSオーディオストリームIDを使った劇場用のDTSディスクは1999年1月7日まで現れませんでした。(元々のスケジュールでは1997年のクリスマスには現れる予定でした)。ムーラン、DTSサウンドトラックを持ったダイレクトビデオアニメーション(ディズニー映画ではありません)が1998年11月に出ました。 DTSコンパチブルプレーヤは公式の"DTS Digital Out"ロゴをつけるでしょう。少数の製造業者は既存のプレーヤをDTSディスクもコンパチブルにするアップグレードを提供するかもしれません。

    Dolby DigitalあるいはPCMオーディオが525/60(NTSC)ディスクで必須になっていて、PCMとDTSを一緒にする事は通常ビデオエンコード用の容量を十分に確保出来なくなるので、必然的にDTSサウンドトラックを持つディスクは全てDolby Digitalサウンドトラックも収録することになります。この事は全てのDTSディスクが全てのプレーヤで動作するであろう事を意味しますが、DTSコンパチブルプレーヤとDTSデコーダはDTSサウンドトラックをプレイする必要があります。 DTSデータが標準的なPCMトラックにカプセル化され、そのままデジタルオーディオ出力(等)に送られるので、DTSオーディオCDは全てのDVDプレーヤで動作するでしょう。

    [1.33] どうして絵が白黒になるのでしょう?

    あなたはたぶんPALのプレーヤでNTSCのディスクを再生しようとしていますが、あなたのPAL TVはその信号を処理出来ません。もしも、あなたのプレーヤがスイッチやオンスクリーンで出力フォーマットをNTSCディスク用に設定出来るのでしたら、PAL (60-Hz)を選択する事で問題を解決出来るでしょう。より詳しい情報は1.19を参照下さい。

    [1.34] 片面がワイドスクリーンをサポートしているのに、どうして両面ともフルスクリーンなのですか?

    多くのDVDは片面がwidescreen(16:9) format videoで、もう片面がstandard(4:3)であるとラベルが描かれてあります。もし、あなたが両面とも同じと思うのでしたら、あなたはたぶんwidescreen sideで非圧縮の16:9の映像を見ています。 4:3 pan & scanのように見えますが、もしあなたが注意深く見れば絵が水平方向に圧縮されている事を発見出来るでしょう。あなたのプレーヤがワイドスクリーンTV用に設定しているのが問題です。詳しくは1.22を参照下さい。

    [1.35] どうしてVideoとAudioがずれてしまうのですか?

    "リップシンク(lip sync)"問題が数多く報告されています。ビデオに少し音がずれる問題です。シンク問題の理解は非常に主観的な物です--ある人々はとても気にしますし、ある人々は気が付きもしません。問題はいろいろなプレーヤで報告されています(とりわけ、Pioneer 414 と717 モデル、ひょっとしたら全てのPioneerモデル、500シリーズとPS2を含むSonyモデル、3109を含む新しい東芝モデル、いくつかのPCデコーダカード)。ディスクでも数多くあります(とりわけ、Lock, Stock, and Two Smoking Barrels; Lost In Space; TRON; The Parent Trap; Austin Powers)。

    シンク問題の原因は4つの要因が複雑に相互作用しています。

    1. audio/videoエンコーディングやDVD-Videoフォーマッティングの誤ったシンク
    2. フィルム制作や編集中の下手なシンク(特にポストダビングやルーピング)
    3. プレーヤにおける許容量の緩いシンク
    4. 外部デコーダ/レシーバの遅れ

    1や2の要因は、通常根本的問題であり、、3や4の要因では表示上の問題です。シンク問題を持ったいくつかのディスクは問題を解決するため、再エンコードして再発売しました。あるケースでは、プレーヤのシンク問題が再生中のポーズやストップしてからリスタートして解決したり、プレーヤの電源を落とし数秒待ってから電源を入れ直して回避する事もありました。パイオニアは、プレーヤのオーディオ-ヴィジュアルシンクロナイゼーション(audio-visual synchronization)を変えることは、 "ソフトウェア品質を補償するまでは、劇的にピクチャパフォーマンスを落とすでしょう"と述べました。

    不運にも、簡単な答えや解決方法はありません。消費者からのさらなる不平不満は、製造業者に対し、将来のプレーヤやファームウェアのアップグレードで、より真剣に有望に修正して、問題を取り去る動機になるでしょう。

    [1.36] どうして画が交互に明るくなったり暗くなったりするのですか?

    おそらく、ビデオデッキを通したDVDプレーヤが原因のMacrovision copy protection (see 1.11)がかかったのを見ています。(3.2.1を参照下さい)。

    [1.37] "Easter eggs"や隠し機能をどうやって見つけるのでしょうか?

    いくつかのDVDムービーは、しばしば"Easter eggs."と呼ばれる、隠し機能を持っています、デベロッパーによりおまけシーンやビデオクリップがディスクに隠されています。例えば、Dark Cityは、William HurtとKeifer SutherlandのバイオグラフィページにLost in SpaceとTwin Peaksのシーンを埋め込まれたりします。メニューのあらゆるところにからませた"Shell Beach"ゲームもあります Mallratsにおいては、DVDはすでに十分にポストモダンになったので、Easter eggsを探すのを止め、何か役に立つことをしよう、とディレクタが命じる隠しクリップが、たぶん示されています。

    あなた自身で隠し機能を探して楽しんで下さい。しかし、何か助けが必要でしたら、ベストなリストが DVD Reviewにあります。

    [1.38] 上下の黒い帯をどうやったら取り除けますか?

    黒い帯はletterbox3.5参照)の一部分で、ほとんどの場合、取り除くことは出来ません。もしも、レターボックスではなくパン&スキャン(しばしばフルスクリーンや4:3と呼ばれます)にプレーヤの表示オプションをセットしているのであれば、この特徴を可能にしたDVD映画は無いので、あまり良くないでしょう。もしも、16:9ワイドスクリーン出力にセットしているのであれば、帯は小さくなるでしょう。しかし、ワイドスクリーンTVで無ければ、画像が縦に伸びてしまうでしょう。

    同じディスクにフルスクリーンとレターボックスの両方バージョンの映画が入っているかも知れませんので、いろんな方法でフルスクリーンバージョンを得ることが出来るでしょう(普通はひとつだけ動作します。次の3つを試しましょう) :

    1. ディスクのもう片面をチェックしましょう(もしも両面(2面)なら)
    2. メインメニューのフルスクリーン選択を探しましょう
    3. リモコンの"aspect"ボタンを使いましょう

    DVDはTVで出来るだけ映画が良く見えるようにデザインされています。ほとんどの映画はTVよりも幅広なので、レターボックス化する事で劇場上映のフォーマットを保存しています。(劇場で、上下がカットオフされることに対して、誰も不平を言いません。) DVDは将来のTVにも用意が出来ています。それは、ワイドスクリーンです。これら等の理由により、DVDの多くの映画はワイドスクリーンフォーマットです。

    Note: ほとんどのワイドスクリーン映画は1.85("flat")アスペクト比を用いています。この場合、TVイメージの実際のサイズはレターボックスバージョンとフルフレームバージョンと同じです、パン&スキャン工程(画像の一部をカットする)を使わなければ。言いかえれば、画像は通常同じサイズです、フルスクリーンバージョンのトップとボトムに余分の要素を持ってますが。もっと言うと、画像の一部を覆い隠すレターボックス化は、劇場(1.85 movies)をカバーし、あるいは、ワイドスクリーン画像(2.35 movies)を全て見せることをみこんでいます。

    どうしてほとんどの映画ファンがレターボックスを好むのかの詳しい説明は、Widescreen CinemaページとLetterbox/Widescreen Advocacy Pageを参照下さい。アナモルフィックワイドスクリーンの説明と他のWebサイトへのリンクは、3.5を参照下さい。

    このように複雑な状況の解決には、"エンターテイメント界57年で最も重要な進歩"であろうFlikFX Digital Recomposition Systemがあります。

    [1.39] どのようにDVDを取り扱うべきですか?

    DVDはレーザーで読みとられるので、指紋、埃、汚れ、傷(詳細は1.15を参照下さい)には強いです。しかしながら、表面の汚れや傷はデータエラーの原因になります。ビデオプレーヤにおいて、データエラーの結果、小さなビデオartifactsからフレームスキップ、完全に再生不可能まで起きます。だから、あなたのディスクに注意を払うのは良いことです。一般的な取り扱い方法はCDと同じです。

    傷ついたり汚いディスクで、あなたのプレーヤを害することはありません。もし、ディスクの表面に汚い滴がついていて、それがレンズに付かない限りは。それでも、ディスクは綺麗にしておいた方がベストです。それによりプレーヤの内部も綺麗に保たれます。割れたディスクを再生しようとしてはいけません。粉々に砕けてプレーヤを損傷するかもしれないからです。プレーヤのディスクを取り除いてもたぶん害はありません(ポーズして回転していても)。しかし、終日ディスクを入れないで動かしておくのは良い事ではありません。

    一般に、ディスクが回転することにより空気が動きレンズがクリーンだから、プレーヤのレンズクリーニングの必要はありません。しかしながら、CDプレーヤにレンズクリーニングディスクを使っているのであれば、DVDプレーヤにも同様のことをしたいと思うかも知れません。レンズの位置がちょっと違うので、DVDプレーヤ用にデザインされたクリーニングディスクを使うことだけをお薦めします。

    ピックアップヘッドの定期的な調整は必要ありません。特に、プレーヤを手荒く扱った時、ときどき、レーザーが外れる事がありますが、これはレギュラーメンテナンス項目ではありません。

    Care and feeding of DVDs

    中心か外側のエッジだけを持つようにしましょう。輝く面をポップコーンの油が付いた指で触らないようにしましょう。

    使わないときは保護ケースに収納しましょう。ケースから出すときには、ディスクを曲げてはいけません。そして、ケースにしまったりプレーヤのトレイに置くときは、ディスクに傷をつけないよう注意しましょう。

    トレイを閉じる前に、プレーヤに確実にディスクをセットしたことを確認しましょう。

    ラジエータ/ヒータ、熱機器、直射日光(暑い時の窓のそばや車の中)、ペット、小さな子供、その他有害な物から離しておきましょう。磁場はDVDに影響を及ぼしません。 DVD規格では、-20度Cから50度C(華氏-4から122度)で、1時間で15度C(華氏27度)以内の温度変化で保存するように推奨しています。湿度は5%から90%の間です。

    DVDの外側エッジを緑色マーカで色を付けるのは、ビデオとオーディオの品質に違いを表しません。データはレーザー波長の1/4のピット干渉に基づいて読まれます、165ナノメートルより短いです。平均300万倍以上も遠いところの少々の染色は、何も影響しないでしょう。

    Cleaning and repairing DVDs

    もし、ディスク再生中に問題に気が付いたならば、簡単にクリーニングするだけで直せるかも知れません。

    ディスクをクリーニングしても問題が残っているのでしたら、ひとつ以上の傷を修理するする必要があるかもしれません。しばしば、ちょうどECCブロック全体を覆うような傷であれば、ヘアライン傷でさえエラーの原因になりますレーザーは底から読む事を覚えておいて、ディスクを調べましょう。傷の修正方法は二つあります: 1)光学的物質で傷を埋めるか覆う; 2) 傷を磨きあげる。これらに対応した商品が多くあります。あるいは、ポリッシングコンパウンドを買って自分でやってください。こつは新しく問題となるような傷を作ることなく磨く事です。多量の小さな磨き傷は、大きな傷より多くのダメージを引き起こします。クリーニングと同様に、放射方向に磨きましょう。

    多くのディスクをクリーンにしておく必要がある図書館、レンタルショップ、その他裁判地?(venues)では、驚くほど酷使した後でも、もとの状態の戻すことが出来る、市販のポリッシングマシンを購入したいと思うかも知れません。 DVDのデータレイヤーはCDの半分の深さしかないことを覚えておきましょう。だから、DVDはCDの半分の回数しか磨く事が出来ないかも知れません。

    [1.40] プログレッシブDVDプレーヤって何?

    プログレッシブスキャンDVDプレーヤは、DVDのインタレース(480i)ビデオをプログレッシブディスプレイ(31.5 kHz以上の)に接続するため、プログレッシブ(480p)フォーマットに変換します。プログレッシブプレーヤは全てのスタンダードDVDタイトルで動作しますが、フィルムソースがベストです。結果的には、垂直方向の解像度が倍になり、より詳細なフィルムのような映像になります。

    DVDビデオがプログレッシブかインターレースかに関して、非常に大きな混乱があります。ここにひとつの解答があります:プログレッシブソースビデオ(フィルムのような)は、インターレースフィールドペアでエンコードされます。それは、もともとのプログレッシブビデオに再構築するためプログレッシブプレーヤによってRe-interleavingされます。 インターレースとプログレッシブスキャンに関するこれ以上の説明は、3.8を参照下さい。

    東芝が、1999年中旬に最初のプログレッシブスキャンプレーヤ(SD5109, $800) を開発しました。しかし、コピープロテクション関係が問題で、1999年秋まで発売されませんでした。松下も1999年秋にプログレッシブプレーヤ(DVD-H1000, $3000)をリリースしました。 2000年1月のCESで、ほとんどのDVDプレーヤメーカーは、プログレッシブプレーヤが近いうちに出る事を話していました。一般のDVDプレーヤの出力をプログレッシブスキャンに変換する、外部line multiplierを買うことも可能です。ビデオがプログレッシブモニタに表示されるので、全てのDVDコンピュータはプログレッシブプレーヤです。しかし、クオリティはさまざまです。 (4.1 and 2.12を参照下さい。)

    インタレースDVDビデオをプログレッシブビデオに変換することは、フィルムフレームに戻す事も含まれます。インタレースをプログレッシブに変換するには、本質的にふたつの方法があります:
    1- Re-interleavingweaveとも呼ばれます)。もし、オリジナルのビデオがフィルムのようなプログレッシブソースの場合、ふたつのフィールドからひとつのフレームを再構成します。
    2- Line doublingbobとも呼ばれます)。もし、オリジナルのビデオがインタレースソースだったら、単純にふたつのフィールドを組み合わせただけではモーションアーティファクト(ファスナーのような効果がでてしまいます)の原因になり、ひとつのフィールドの各ラインが2度繰り返され1枚のフレームを形成します。比較的良いランダブラーは、上下のラインを合わせ新しいラインを作るinterpolationを使います。安いラインダブラーはbobだけですが、高価なランダブラー(DSPを含んでいます)はweaveも可能になっているので、ラインダブラーという用語はあいまいです。
    (3- 実際には3番目の方法があります。field-adaptive de-interlacingと呼ばれ、3フィールド以上の個々のピクセルについて調べ、画像にとってweavesかbobsの適切な方を選択します。 $10,000以上のほとんどのシステムで使われているでしょう。そして、私達がDVDプレーヤで見ることが出来るまでには、もうしばらくかかるでしょう。)
    (4- そして4番目の方法もあります。motion-adaptive de-interlacingと呼ばれ、MPEG-2の動きベクトルや個々の動きオブジェクトを識別するmassiveイメージプロセッシングにより、画像にとってweavesかbobsの適切な方を選択します。 $50,000以上(今は無き、Chromatic Mpact2は別として)のシステムで使われます。

    de-interlacingシステムは3種類あります:
    1- Integrated。これが通常ベストです。 MPEG-2デコーダに統合されたde-interlacerで、MPEG-2のフラグを読み、エンコードされたビデオを分析し、bobかweaveを決めます。大部分のDVDコンピュータはこの方式を使っています。
    2- Internal。 MPEG-2デコーダからのデジタルビデオを、独立したdeinterlacingチップに通します。 MPEG-2フラグと動きベクトルが既に利用できないので、de-interlacerがオリジナルのフォーマットとCadence(リズム?)を決める手助けにならないのが、不利な点です。
    3- External。DVDプレーヤからのアナログ信号を、独立したde-interlacer (line multiplier)やde-interlacer搭載のディスプレイに通します。この場合、ビデオクオリティは、アナログからの変換やデジタルへの再変換、しばしば再アナログ変換で、少々ダメージを受けます。しかしながら、ハイエンドプロジェクションシステムにおいて、独立したline multiplier(ビデオを綺麗にし、各種スキャンニングレートの補完を行なう)がベストな結果をもたらすかもしれません。

    ほとんどのプログレッシブDVDプレーヤは、Genesis gmVLX1A de-interlacingチップをInternalで使っています。 Princeton PVD-5000は、Integratedされたde-interlacingのSigma Designsデコーダを使っています。 JVC XV-D723GDは、Integratedされたde-interlacingのカスタムデコーダを使っています。東芝の"Super Digital Progressive"プレーヤと松下のHD-1000は、DVD固有の4:2:0フォーマットから少し処理量を増やす4:4:4クロマオーバサンプリングを使っています。そして、それは、DVD本来の4:2:0フォーマットよりほんの少し品質を上げるでしょう。既存のプレーヤをプログレッシブスキャン出力にするCinematrixとMSB Progressive Plusのようなアドオンinternal de-interlacersが、入手可能です。 FaroudjaSilicon Image (DVDO) line multipliers は、external de-interlacersです。

    プログレッシブDVDプレーヤは、ビデオをラインダブル化にするか、再インタレースするか決めなくてはなりません。フィルムソースのビデオを再インタレース化するとき、プレーヤもフィルムフレームレート(24 Hz)とTVフレームレート(30 Hz)の差を考慮する必要があります。フィルムフレームをビデオフィールドに拡張するために2-3プルダウントリックは使えないので、インタリーブされたビデオより悪いモーションアーティファクトが出来てしまいます。しかしながら、それを償う以上に解像度が増加します。 Princeton PVD-5000とDVDコンピュータのようなプログレッシブプレーヤの有利な点は、72Hz,96Hz等のような24Hzの倍数での表示問題を避けることが出来ることです。

    プログレッシブプレーヤは、次のような問題にも対応しなければなりません。ビデオが一定のリズムで無い場合(インタレースビデオに変換してから編集したとき、よくないフィールドをエンコード時に削除したとき、オーディオトラックに合わせるためビデオをスピードシフトしたとき等々)。多くのDVDは、誤ったMPEG-2フラグを立てられてエンコードされているという別の問題もあります。そして、re-interleaverは病的なケースとして認識し扱います。実際のところ、シーケンスが30フレームインタレースビデオか30フレームプログレッシブビデオであるかを決定するのが事実上不可能の例もあります。例えば、Apollo 13のドキュメンタリィはプログレッシブだったのに、インタレースビデオとしてエンコードされています。その他の誤ってエンコードしているケースとして、 Fargo More Tales of the Cityがあります。

    プログレッシブ入力を持つ多くのTVが、アスペクト比の変更を許さないという問題があります。非アナモルフィック信号がこれらのTVに送られたとき、画像を引き伸ばしてしまいます。 HTDVを購入する前に、プログレッシブ入力に対しアスペクト比の調整を許可できるかどうか確認しましょう。

    初期のDVDコンピュータは、DVDのプログレッシブスキャンディスプレイに乏しい役割を果たしました。プログレッシブコンピュータプレーヤの第一世代には、少々失望させられたかもしれません。しかし、技術が改良されたので、DVDプロデューサが一段階知識が増えて、プログレッシブ表示を確実に出来るようになったので、プログレッシブディスプレイが家庭に入ってきたので、経験が疑いようも無く進歩するので、ホームシアターは実際の劇場に近づくでしょう。

    プログレッシブビデオとDVDに関しては、Secrets of Home Theater and High Fidelityの優れたDVD Benchmarkシリーズの、part5player ratingsを参照下さい。

    [1.41] どうしてYのプレーヤで、Xのディスクが動かないのでしょうか?

    DVD規格は複雑で、説明にすきがあります。 DVD-Videoタイトルオーサリングもまた非常に複雑です。あらゆる新しいテクノロジーに対し、互換性問題はいたるところにあります。 DVD-Videoの規格は1996年に決定してから本質的には変わっていません。しかし、多くのプレーヤは厳密にサポート出来ていません。オーサリングツールが改良されるに従い、ディスクも複雑になります。そのため、最近のディスクはしばしばプレーヤのカバーできていない欠陥を明らかにします。新しいディスクに問題があったり、全てのプレーヤで再生できなかったりもします。きちんとしたプレーヤで完全に再生できなかったり、問題があるディスクも少しですがあります。

    いくつかのケースで、製造業社はプレーヤのアップグレードで問題を解決できます(1.47を参照下さい)。別のケースでは、ディスクプロデューサがオーサリングの問題点を修正したりプレーヤの欠陥を回避する事により、問題を解決するため、タイトルを再オーサリングする事を求めます。問題は、ディスクの損傷や、ディスクあるいはプレーヤの欠陥によっても発生するかもしれません。

    もしも、問題が発生するディスクがあるのでしたら、次の方法を試してみましょう:

    1. トラブルレポートがあるのでしたら、以下のリストをチェックしましょう。 DVD Review's Film VaultとInterActual's PCFriendly tech support pageもチェックしてみましょう。 Dejaのニュースグループも探してみてください。
    2. 何回かディスクを再生するように試みましょう。 再現性がはっきりしない場合、それは欠陥あるいは損傷があるディスクかもしれません。 ディスクが汚れていたり傷ついていないか確認しましょう(1.39を参照下さい)。
    3. 違うプレーヤで再生してみましょう。(友人か、近くのプレーヤ販売店を訪ねましょう)。 通常、プレーヤに問題があります。ディスクではありません。 もし、他のプレーヤで確実に再生できるディスクであれば、ファームウェアをアップグレードするためにあなたのプレーヤの製造メーカーに連絡しましょう。 あるいは、最近買ったのであれば、違うモデルと交換するために返品できるかもしれません。
    4. 同じタイトルの違うディスクを試みましょう。再び問題が起きなければ、先のディスクに欠陥や損傷があることを示しているでしょう。 もしも、違うディスクで違うプレーヤでも問題が発生するのであれば、それはオーサリングミスしたディスクでしょう。 ディストリビューターかスタジオに連絡しましょう。

    他のDVDやホームシアター問題に関しては、Doc DVD, DVD Digest's Tech Support Zoneを見てください。エンハンスドディスクでの再生トラブル情報に関しては、PCFriendly tech supportをチェックしましょう。 Samsung 709ユーザーは、Samsung 709 FAQを参照下さい。コンピュータでのDVDトラブルシューティングに関しては、4.6を参照下さい。 Dell Inspiron 7000 DVD Movie Listに、Inspiron特有の問題が記載されています。

    このFAQの読者から寄せられた問題のレポートは以下の通りです。 FAQの著者は、これらのクレームの検証は行っていませんし、責任を負えません。。この他に確認できた問題がありましたら、報告してください。よろしくお願いします。

     
    Title Player Problem Solution
    いくつかのPolygram titles 初期の東芝とMagnavoxプレーヤ ロードできなかったりフリーズする 東芝のサービスセンターからアップグレードが提供されています
    いくつかのCentral Park Media (anime) titles The Matrixでも同様な問題が出ています
    RCE titles (1.10を参照) Fisher DVDS-1000,  Sanyo Model DVD5100 世界地図と"改造されていないプレーヤでのみ再生"メッセージ Sanyo/Fisher技術サポートへ連絡を
    The Abyss, disc 2 初期の東芝モデル ロードできなかったりフリーズする 東芝のサービスセンターからアップグレードが提供されています
    many cheap players  シーンの繰り返し シームレス分岐を適切に扱えていません。製造メーカーからアップグレードを入手しましょう
    Apex AD-600A シーンを2度繰り返し再生 Apexのアップグレードをチェックしましょう
    American Beauty (Awards Edition) Toshiba SD-3108, Philips DVD805 ロードしない メーカーのサービスセンターからアップグレードを入手(Toshiba firmware 3.30 or newer)
    American Pie Philips 940 レイヤーチェンジ(1:17:09)でフリーズ  
    Any Given Sunday Pioneer Elite DVL90 ロードしない  
    Arlington Road Cruel Intentionsを参照下さい
    Armageddon Panasonic A115-U and A120-U ロードしない プレーヤにディスクを入れたまま電源プラグを抜く,プラグを入れる, スイッチオン
    Avenger's TV series (A&E) Toshiba SD-3108 プレーヤロックアップ 東芝のサービスセンターからアップグレードが提供されています
    Philips 930, 935 ロードしない ファームウェアのアップグレードをPhilipsでチェックしましょう
    Bats Apex AD 600A ロードしない Apexにアップグレードが無いかチェック
    Cruel Intentions 一部のJVCとYamaha パレンタルコントロールをむちゃくちゃにし、他のディスクが再生できない原因になります プレーヤをリセットあるいは正しいバージョンのディスクをセットしパレンタルカントリーコードをADにします。パスワードは8888です。
    The Blair Witch Project いくつかの東芝プレーヤ 正しく再生しない 東芝のサービスセンターからアップグレードが提供されています
    Deep Blue Sea The Matrixと同様の問題
    Dinosaur 多くのプレーヤ(JVC-XV501BK, Philips DVD781 CH, Pioneer DV-737/ DV-37/ DV-09/ DVL-919/ DV-525/ DVL-90/ KV-301C, Sony 7700, Panasonic A300, Toshiba SD-3109, RCA 5220, Denon DVD 2500, and others) ロードしない、ディスクをイジェクトする、フリーズ、スキップメニューが遅い、pause/forward/rewindが効かない、音飛び オーサリングの問題 -- 取り替えや払い戻しのためにDisneyに連絡しましょう(下記のDisney's The Kidも参照)
    Disney's The Kid 多くのプレーヤ(Apex 600AD, Philips 711, Pioneer DV-737, RCA, and others) スキップ、ディスクをイジェクトする、フリーズ、スクリーンに青い線 オーサリングの問題 -- 取り替えや払い戻しのためにDisneyに連絡しましょう; (Philips playerの解決方法: トレイにディスクを置き、そのままリモコンの"1"ボタンを押してチャプタ1にジャンプ)
    Dragon's Lair Toshiba SD-2109/3109(1999年中旬以前の) いろいろ 東芝のサービスセンターからアップグレードが提供されています
    ほとんどのSamsung, Aiwa いろいろ Samsung (800-726-7864)やAiwaでファームウェアのアップグレードをチェックしてましょう
    Entrapment JVC,Sony 850 フリーズ JVCでファームウェアのアップグレードをチェックしましょう
    Sigma Hollywood Plus The World Is Not Enoughを参照
    Everything, Everything (Underworld) Toshiba SD3108 and SD3109 ロードしない 東芝サービスセンターからアップグレードが提供
    Galaxy Quest ほとんどのSamsungプレーヤ チャプタ7でフリーズ ファームウェアのアップグレードを、Samsung (800-726-7864)でチェックしましょう
    Girl, Interrupted Apex AD-600A Featuresメニューにジャンプして、映画を再生しない Stuart Littleと同じ問題かもしれません
    Gladiator Toshiba SD3108/SD3109, Wharfedale DVD 750, others ロードしない 新しいバージョンのディスクと交換するためにをスタジオに連絡
    Idle Hands Cruel Intentionsを参照
    Independence Day Toshiba 3109 ロードしない 東芝のサービスセンターからアップグレードが提供されています
    Philips DVD 855 ロードしない まだ解決方法はありません
    many cheap players  シーンの繰り返し シームレス分岐を適切に扱えていません。製造メーカーからアップグレードを入手しましょう
    The Last Broadcast GE 1105P ロードしない  
    The Last Of the Mohicans The World Is Not Enoughを参照下さい
    Lost In Space Sharp フリーズ  
    Creative DXR3 フリーズ, 音のシンクずれ ドライバのアップグレードをチェックしましょう
    The Man With The Golden Gun ごく少数の第一世代プレーヤ、多くのソフトウェアプレーヤ レイヤーチェンジ後ビデオがゆがむ たぶん、ディスクオーサリングエラー
    The Matrix 各種プレーヤ いろいろな問題 PCFriendly tech support
    に詳細。
    (for GE 1105-P, serial number beginning with 940 or lower, get upgrade from GE;Samsung 709 FAQを参照)
    Mission Impossible II Toshiba SD-3108 ロードしない 製造メーカーからアップグレードを入手しましょう
    Mission to Mars Toshiba SD-3108 ロードしない 製造メーカーからアップグレードを入手しましょう
    The Mummy Philips 930, 935 ロードしない  
    The Patriot Apex AD 600A 映画を再生しない Apexのアップグレードをチェック (Resumeを押すと動くかも)
    JVC XV-511BK ロードしない JVCのアップグレードをチェック
    The Perfect Storm Toshiba SD-3108 ロードしない 製造メーカーからアップグレードを入手しましょう
    Saving Private Ryan 全てのプレーヤ 4番目のチャプタの終わりの海岸のシーンでゆがみ これは意図して起こしたフィルムのカメラエフェクトです。ディスクを返品するのはやめましょう。
    Scary Movie Creative Encore 12x, GE 1105P FBI warningが壊れる FBI warning後、スキップして下さい; Creativeのバグフィックスをチェックして下さい
    The Sixth Sense Sigma Hollywood Plus MMSYSTEM275 error Sigmaからのソフトウェアアップデートを待ちましょう
    Sleepy Hollow いくつかの東芝プレーヤ 正しく再生しない 東芝のサービスセンターからアップグレードが提供されています
    Space Ace Dragon's Lairを参照
    Stargate SE Magnavox 400AT director's commentaryでフリーズ  
    Stuart Little Apex AD-600A, Shinco 2120, Smart DVDMP3000, others メニューから再生しない リモコンのResumeを押しましょう。Smartからアップグレードが入手出来ます
    The Three Kings LG DVD-2310P 特典の再生が出来ない  
    The World is Not Enough Sigma Hollywood Plus MMSYSTEM275 error Sigmaからのソフトウェアアップデートを待ちましょう。誤ったリージョンで再生しようとしたためかもしれません
    The World Is Not Enough (region 2) Philips 750 ダブりやフリーズ たぶんプレーヤの欠陥だと思います;リージョン1バージョンではokです
    Tomorrow Never Dies Sharp 600U
    Bush DVD2000
    プレーヤロックアップ
    ロードしない
     
    Universal Soldier Wharfedale 750 チャプター30の後で、画像が壊れる たぶん、ディスクに起因する問題
    Wild Wild West Samsung DVD 709; Philips 930, 935; GE 1105P  ロードしない Samsung (800-726-7864),Philips,GEでファームウェアのアップグレードをチェックしてましょう
    You've Got Mail 各種プレーヤ いろいろな問題 PCFriendly tech supportに詳細

    DVDとホームシアターの問題については、Ask Digital ManDoc DVDやDVD Digest's Tech Support Zoneを試みましょう コンピュータのDVDトラブルシューティングに関しては、4.6を参照下さい。 Dell Inspiron 7000 DVD Movie ListにInspiron-specified問題があります。

    [1.42] パレンタルコントロールとマルチレイティング機能はどのように作用しているのですか?

    DVDは、1枚のディスクの1本の映画をマルチバージョンで見せたり、再生の制限をしたりするパレンタルマネージメント機能を持っています。(PCでのソフトウェアプレーヤも含む)プレーヤは、オンスクリーン設定を使って特定のパレンタルレベルをセットすることが出来ます。もしも、プレーヤの設定しているレベル以上のレイティングのディスクでなければ、プレーヤは再生しないでしょう。複数のプログラムに複数の異なるレイティングをもつディスクもあります。レベル設定はパスワードにより保護されています。

    ディスクに対しひとつのレイティングを選択(あるいは、ディスクの別々のセクションにレイティング)したとき、プレーヤにセットしてあるパレンタルレベルに応じて、異なるバージョンの映画を再生するディスクをデザインすることが出来ます。 DVDのシームレス分岐機能を利用することにより、再生中に不快なシーンを自動的にスキップしたり置き換えたりします。このようなディスクは、交互のシーンや分岐ポイントを十分注意してオーサリングする必要があります。サウンドトラックの中断なんかを引き起こさないようすることも必要です。マルチレイティングされたコンテンツを持っているディスクを識別する一般的な方法はありません。

    不運にも、マルチレイティングされたディスクはほとんど作られていません。ハリウッドスタジオは、エクストラワーク(追加の作業?)が正当化されるだけの大きな需要をもたらすと言う事を確信していません、(エクストラ映像の撮影、エクストラオーディオのレコーディング、新しいシーケンスの編集、分岐ポイントの作成、ジャンプ間のサウンドトラックのシンクロナイゼーション、MPAAへ新しいバージョンの申告、パレンタル分岐が適切に実行されないプレーヤの取り扱い、ビデオストアチェーン店がレイティングされていないコンテンツのディスクの配布を断らないようにしておくこと、等々)。 もしも、この機能が重要なら、スタジオに教えて上げましょう。スタジオのアドレスリストはDVD Fileにあります。そして、Home Theater ForumにStudio and Manufacturer Feedback areaもあります。

    Kalifornia, Crash, Damage,Embrace of the Vampire, Poison Ivy, Species IIはマルチレイティングを含むディスクです。ディレクターズカットやスペシャルエディションに分岐(常にシームレスではありません)があるディスクは、Dark Star, Stargate (1999 release), The Abyss, Independence Day, Terminator 2(2000 release)です。 http://www.multipathmovies.com/も参照下さい

    コンピュータのソフトウェアプレーヤが使うオプションとして、シーンをスキップしたりオーディオをミュートするような箇所を教えてくれる、"play list"を読むことが出来るものもあります。数千のDVDムービーから作られたプレイリストはパレンタルコントロール機能無しにプロデュースされることを許します。 Cine-bit DVD Playerは、これを実現した最初のシェアウェアです。しかし、Nissimからの法的脅威により撤退しました。その他にもいくつかのプロジェクトがこの種のソフトウェアをひそかに開発しています。

    その他のオプションとして、不敬や下品な言葉をカットするためDVDとTVの間に接続する機器であるTVGuardianCurse Free TVがあります。この箱はクローズドキャプションテキストを読み、自動的に音声をミュートし、不快な単語の代わりの字幕を提供します。 (これらは、現在のところデジタルオーディオ接続では動作しないことを注意しましょう)。

    [1.43]マルチアングルはどのディスクに使われていますか?

    DVD界において、"multi-angle titles" --spoken with the right inflection-- はアダルトタイトルを意味する、婉曲的表現があります。数百の成人向けディスクは別として、エクストラワークと再生時間の制限(2アングルだと2倍の容量が必要となります)によりほとんどマルチアングルのDVDはありません。

    Short Cinema Journal vol. 1は、マルチアングルを使った最初のタイトルのひとつです。そこで使ったアニメ"Big Story,"は、DVD Demystified sample discでも使われています。 Ultimate DVD (Gold or Platinum)も、マルチアングルの例が入ったサンプルディスクです。 King Crimson: Deja Vroomは、ミュージシャンを選択して見る事が出来る、素晴らしいマルチアングルが入っています。その他のマルチアングルミュージックディスクは、Dave Matthews Band: Listener Supported, Metallica Cunning Stunts, Sarah McLachlan Mirrorballがあります。 Detroit Rock City (KISS video),Ghostbusters SE, Mallrats, Suicide Kings, Terminator 2 SE, Tomorrow Never Dies SEは、特典のところにマルチアングルを使った映画もあります。

    DVD Fileのextended searchやDVD Expressのpower searchから、マルチアングルディスクのリストを得ることが出来るでしょう。 DVD Expressでアダルトタイトルを除くには、カテゴリーリスト(category list)からオールエントリー(all entries)を選択し(一番上のエントリィをクリックし、シフトキーを押しながら一番したのエントリィをクリック)、アダルトを解除(コントロールキーを押しながらクリック)します。

    [1.44] ラベルや磁気テープをDVDに貼りつけても良いですか?

    図書館やDVDレンタルアウトレットでは、ディスクラベルやセキュリティのため磁気テープをつけることがあります。ディスクのバランスを失い、エラーの原因となり、プレーヤにダメージを与える事さえありえるので、長方形のラベルやテープは良くありません。ディスクの中心を囲むようなリング型のラベルを使いましょう。プレーヤがつかむところを邪魔しないような円形のラベルであれば、良いでしょう。どうしても円形ではないラベルを使わなくてはいけない場合、出来るだけバランスを崩さないよう中心に近いところに貼りましょう。 2枚目のラベルを中心をはさんで反対側に貼るのも良いかもしれません。あまりスペースはありませんが、ハブの(反射面で無い)空いているエリアにマーカーで書くのは、ステッカを使うよりは良いでしょう。直径44mm以内のエリアにのみ書けます。インクが保護膜を腐食したり、データレイヤ下に損害を与える可能性があるので、それ以外のところに書くのは危険です。

    ほとんどの場合、レジやチェックアウトカウンタで特別な機器を使って開けることが出来る、セキュリティケースを用いるのが良いでしょう。バーコード、ステッカ、セキュリティテープはケースに貼り、ディスク(やプレーヤ)には危険がありません。これは、テープを貼るスペースの無い、両面ディスクには特に有効です。

    レコーダブルDVD用にデザインされた完全に覆うフルサイズのラベルは一般的にはOKですが、問題の原因になる事があると知られています。

    [1.45] クローズドキャプションと字幕(サブタイトル)の違いは?

    クローズドキャプション(CC)は、NTSC TV信号の中に規格化された方法で入れたテキストです。テキストは、TVに内蔵されたデコーダか外付けのデコーダで表示する事が可能です。 1993年以降、USで売られている13インチ以上のTVは、クローズドキャプションデコーダがついています。クローズドキャプションはDVD、ビデオテープ、地上波TV、ケーブルTV、その他で使われています。

    captionsubtitleと言う用語は同じような意味を持ちます。一般的に、captionsは、聴覚障害者用にデザインされたオンスクリーンテキストの事を指します。一方、subtitlesは、直接な筆写や会話の翻訳です。キャプションは、通常話している人の下に置かれ、発音や音楽の記述を含みます。 Closedキャプションは、ビューワーがアクティブになるまで表示されません。 Openキャプションは常に表示されています。外国のビデオテープの字幕のように。

    DVDのクローズドキャプションはMPEG-2ビデオストリーム中に収録され、自動的にTVに送られます。 DVDプレーヤでは、on/off出来ません。一方で、サブタイトルはDVDのサブピクチャで、それはフルスクリーングラフィカルオーバーレイです。(技術的詳細については、3.4を参照下さい)。 32までのサブピクチャトラックのひとつが、ビデオの上にテキストあるいはグラフィックスとして表示することが可能です。サブピクチャは、キャプションとして作る事も可能です。 NTSCクローズドキャプションとサブタイトルを区別するために、サブピクチャとして作られたキャプションは、"captions for the hearing impaired(聴覚障害者用字幕?)"と呼ばれます。

    まだ、分かりにくいようでしたら、次のようなアドバイスをいたしましょう: クローズドキャプションを見るために、TVリモコンのCCボタンを使いましょう。サブタイトルあるいは聴覚障害者用字幕を見るために、DVDリモコンでサブタイトルボタンを使うか、ディスクで用意してあるオンスクリーンメニューを使いましょう。同時に両方をオンにしないようにしましょう。そうしないと、ふたつが重なってしまうかもしれません。全てのDVDがクローズドキャプションやサブタイトルを持っている訳ではないことを、覚えておきましょう。クローズドキャプションを全く再生しない少数のプレーヤがあります。

    A Guide to DVD Subtitles and Captioningと、クローズドキャプションに関しては、the Caption FAQを参照下さい。 DVDは、改良したヨーロッパ型のクローズドキャプションであるPAL Teletextをサポートしていないことを注意してください。

    [1.46] リージョン2のDVDについている"D"コードは何を意味するのですか?

    Warner, MGM, DisneyのU.S.以外のディスクで、流通地帯番号(distribution zone number)が付けられているものがあります。 "D1"はUKのみでのリリースを意味します。 BBFCの検閲を受けた英語のみのサウンドトラックが入っていることもしばしばです。 "D2"と"D3"はUKとアイルランドで発売しないヨーロッパのDVDを意味しますノーカットやカットの少ない映画を含むこともしばしばです。 "D4"は全てのヨーロッパ(リージョン2)とオーストラリア/ニュージーランド(リージョン4)で流通されるDVDを意味します。

    [1.47] ファームウェアって何ですか?どうしてアップグレードの必要があるのですか?

    DVDプレーヤは単なるコンピュータです。それぞれがソフトウェアプログラムを持ち、ディスクをどのように再生するかをコントロールしています。ソフトウェアがチップに記録されているので、ファームウェアと呼ばれます。いくつかのプレーヤは、DVDを再生することで問題を起こすプログラミングの欠陥を持っています。欠陥を修正するため、プレーヤのファームウェアチップを交換してアップグレードする必要があります。これは、サービスセンターの工場で通常行なわれますが、単純にCDをいれるだけでアップデートできるのもあります。互換性問題に関しては、1.41を参照下さい。


    [2] DVDと他の製品の関係

    [2.1] DVDはVTRに置き換わりますか?

    直ぐにではないでしょう。 レコーダブルDVDはコンピュータデータ用で、テレビ用ではありません (参照 1.14)。マーケットの大きさがVTRレベルのコストまで行くまでにしばらくかかるでしょう。しかしながら、基本的にハードウェアとディスク製造の技術コストが低い(製造業者にとって大きな魅力となります)事も含め、DVDはVTRより多くの利点があります。そして、もしDVDが商業的の成功であれば、15年から20年でVTRに置き換わるかもしれません。

    [2.2] DVDはCD-ROMに置き換わりますか?

    そうです。いくつかのCD-ROMドライブ製造業者はDVD-ROMドライブのためにあと数年でCD-ROMドライブの製造を止めることを計画しています。 DVD-ROMドライブはCD-ROMを読めるので、ミグレーションパスの互換性があります。

    [2.3] CD-RライターはDVDを作れますか?

    いいえ。DVDは(CDより)接近したトラック中の小さなピットなのでより短い波長のレーザーを使っています。 DVDのレーザーは異なったレベルでよりしっかりとフォーカスしなくてはなりません。実際、現在のCD-Rライターで作製されたディスクはDVD-ROMドライブで読めないかもしれません(参照 2.4.3)。新しいDVD-Rドライブを購入するより高くなりそうなので、現在のCD-RドライブをDVD-Rドライプに"upgrades"することは無さそうです。

    [2.4] CDはDVDと互換性がありますか?

    これに関しては実際多くの質問と多くの答えがあります:
    [DVD(一般的な場合)とDVD-ROM(コンピュータデータ)の違いに注意しましょう]

    [2.4.1] CD audio (CD-DA)はDVDと互換性がありますか?

    はい。全てのDVDプレーヤとドライブはオーディオCD(レッドブック)を読めるでしょう。これはDVD規格で必須になっていませんが、ここまで全ての製造業者はかれらのDVDハードウェアはCDを読めるように作っています。一方でCDプレーヤでDVDは再生出来ません(ピットが小さくトラックは狭く、表面からデータ層までの距離が違い、変調方法が異なり、エラー訂正コーディングが新しい、等)。さらに、CDオーディオデータをDVDにすることも出来ませんし、DVDプレーヤで再生することも出来ません(レッドブックのオーディオフレームとDVDデータセクタは違います)。

    [2.4.2] CD-ROMはDVD-ROMと互換性がありますか?

    はい。全てのDVD-ROMドライブはCD-ROM(イエローブック)を読めるでしょう。 CD-ROMのソフトウェアはDVD-ROMシステムで完全に動作します。しかしながら、CD-ROMドライブでDVD-ROMは読めません。

    [2.4.3] CD-RはDVD-ROMと互換性がありますか?

    場合によりけり。 CD-R(オレンジブックパートII)の問題は、CD-Rで使われている色素がビームを反射しないので、DVDのレーザー波長で"invisible"(見えない)事です。いくつかの第一世代のDVD-ROMドライブと多くのDVDプレーヤはCD-Rを読めません。異なるCD-R製造会社によって使われている色素も読みやすさに影響します。すなわち、あるブランドのCD-RはDVDレーザー波長で良く反射するけれども、全てのプレーヤで確実に作動するとは限らないのです。

    一般的な解決方法は異なった波長を持つ2種類のレーザーを使うことです:ひとつはDVDを読むためで、もうひとつはCDとCD-Rを読むためです。これに対してはいろんな方式があります。ソニーの別々の光学系で組み立てられた二つの切り替え可能なピックアップを持つ"dual discrete optical pickup"(二つの別の光学的ピックアップ)方式。ソニーのデュアルウェーブレングスレーザー(はじめに、プレイステーション2で使われる)方式。サムソンの光学経路を共有する"annular masked objective lens"(対物レンズ環状マスク)方式。東芝の650ナノメーター光だけを通すコーティングで対物レンズをマスクし同様に光学経路を共有する方式。日立の切り替え可能対物レンズ組み合わせ方式。松下電器のホログラフデュアルフォーカスレンズ方式。マルチリードロゴは、CD-RとCD-RWメディアとの互換性を保証します。しかし、残念なことに、使っている製造メーカーはほとんどありません。

    Bottom line: CD-Rディスクの読めるDVDプレーヤを希望するのであれば、"dual laser"や"dual optics"機能付きのを探しましょう。

    CDとDVDの両方の波長に互換性のあるCD-R"Type II"メディアの開発努力は止めました。

    DVD-ROMドライブは、CD-Rやその他のメディアにおいて記録する事は出来ません。 DVD-ROM/CD-RWコンビネーションドライブが2,3あり、CD-RとCD-RWに書き込めます。将来のバージョンでは可能かもしれませんが、現在のライタブルDVDドライブ(4.3参照)はCD-RやCD-RWに記録する事が出来ません。

    [2.4.4] CD-RWはDVDと互換性がありますか?

    たいていはあります。 CD-RW(オレンジブックパートIII)は低い反射率の違いを持ち、新しいautomatic-gain-control (AGC)回路が必要です。 CD-RWディスクは大部分の既存のCD-ROMドライブやCDプレーヤで読めません。新しい"MultiRead"(マルチリード)標準が提出され、あるDVD製造業者はサポートしましょうと提案しています。 CD-RWがCD-Rのような"invisibility"(見えない)問題を持っていないので(参照 2.4.3)、第一世代のDVD-ROMドライブとDVDプレーヤの光学系の回路でさえ、ふつうCD-RWディスクを読めます。

    将来のバージョンでは可能かもしれませんが、ライタブルDVDドライブ(4.3参照)はCD-RWに記録する事が出来ません。

    [2.4.5] Video CDはDVDと互換性がありますか?

    ときどき。 DVD規格では必要とされていません。しかしVideo CD(White Book)のMPEG-1をMPEG-2デコーダがデコード出来るので、Video CDをサポートするのは造作も無いことです。松下電器、RCA、サムソン、ソニーはVideo CDを再生出来ます。パイオニアの日本モデルはVideo CDを再生しますが、DVL-909より古いアメリカモデルは再生しません。東芝のプレーヤは2100、3107、3108モデルより古いモデルはVideo CDを再生しません。

    VCDの解像度はPALで352x288、NTSCで352x240です。ほとんどのDVDプレーヤとVideo CDプレーヤがこの違いに対処する方法としては、余った部分を切ってしまうか、ブランクのラインを追加する事になります。 PALのVCDを再生するときは、松下電器とRCAのNTSCプレーヤは下から48ライン(17%)を切り取ってしまいます。ソニーのNTSCプレーヤは全288ラインを画面に合わせています。

    PAL VCDは24fpsで再生するフィルムを25ftpでエンコードするので、通常4%スピードアップします。再生時間が短く、エンコード前に声の調子を下げるデジタル処理をしないと、音声の調子が上がってしまいます(半音の半分くらい)。これはPAL DVDでも発生します(1.19を参照下さい)。

    ほとんどのDVD-ROMコンピュータはVideo CD(正しいソフトウェアで)を再生可能です。

    普通のVCDプレーヤはDVDを再生できません。

    覚え書き:多くのアジアのVCDは、左チャネルはにひとつの言語(入り)で右チャネルはもうひとつ別の言語という様に"two"(ふたつ)のサウンドトラックを持っています。 あなたがどちらかひとつのチャネルにバランスを調節しない限り、ステレオシステムではバベルの塔の中のように入り交じってしまうでしょう。

    より詳細なVideo CD情報に関しては、Glenn Sanderse'sのCDPageにある、Video CD FAQあるいは、Russil Wvong's Video CD FAQを参照下さい。

    [2.4.6] Super Video CDはDVDと互換性がありますか?

    現在はありません。Super Video CD (SVCD)はVideo CDの拡張で、ある程度DVDテクニカルロイヤリティを回避し、ある程度中国内のDVDプレーヤとディスクの価格を低くするために、Chinese government-backed committee of manufacturers and researchers(中国信息産業部?)により研究、開発されました。最終的なSVCD規格は、C-CubeのChina Video CD (CVD)とHQ-VCD(オリジナルVideo CDの開発者(社))に打ち勝ち、1998年9月にアナウンスされました。ビデオとオーディオの品質から見ると、SVCDはVideo CDとDVDの中間で、2倍速CDドライブを使用し2.2Mbps VBR MPEG-2ビデオ(480x567解像度)と2チャンネル MPEG-2 Layer IIオーディオをサポートします。 DVDと同様に、サブタイトルのグラフィックのオーバーレイも可能です。 SVCDとコンパチブルなDVD-Videoプレーヤを作る事は技術的には簡単なので、たぶんすぐに出てくるでしょう。 しかし、たぶんはアジアのDVDプレーヤモデルとしてだけでしょう。 Philip's DVD170プレーヤは(スペシャルディスクを使うことにより)SVCDを再生できるプレーヤにアップグレード出来ます。

    プレーヤがCDドライブを基にしているので、SVCDプレーヤはDVDを再生できません。

    詳細については、Jukka Aho'sのSuper Video CD OverviewSuper Video CD FAQを参照下さい。

    [2.4.7] Photo CDはDVDと互換性がありますか?

    普通はありません。Photo CDは通常CD-Rメディアを使うのでCD-R問題から免れません(参照 2.4.3)。余談ですが、DVDプレーヤは少しのエクストラチップとコダックからのライセンスでPhoto CDをサポート出来るでしょう。どこもそのようなプレーヤをアナウンスしていません。 XAとオレンジブックのマルチセッション規格をサポートするのは造作も無いことなので、ほとんどのDVD-ROMドライブはPhoto CDを読めるでしょう(CD-Rが読めるのであれば)。より重要な質問は"Does the OS or application support Photo CD?"(OSやアプリケーションがPhoto CDをサポートするか)です。しかし、それはこのFAQの範囲外です。

    [2.4.8] CD-iはDVDと互換性がありますか?

    一般的にはありません。ほとんどのDVDプレーヤはCD-i(グリーンブック)ディスクを再生出来ないでしょう。しかしながら、フィリップスはCD-iをサポートしたDVDプレーヤを作製するとアナウンスしましたが、まだ出ていません。フィリップスがCD-iの寿命を長らえようとして"DVD-i"フォーマットを作る事を予想する人もいます(10億ドル以上の投資をちょっとでもリカバーするので)。 CD-iカードを搭載したDVD-ROM PCはCD-iディスクを再生できるでしょう。

    Video CDの先駆者であるCD-i Digital Video formatを使った"CD-i movies"もあります。初期のCD-i DVディスクはDVDプレーヤやVCDプレーヤで再生できませんが、新しいCD-iムービーは一般的なVCDフォーマットを使っているので、VCDを再生できるプレーヤで再生出来るでしょう(2.4.5を参照下さい)。

    CD-iに関する詳細な情報は、Jorg Kennis' CD-i FAQを参照下さい。

    [2.4.9] Enhanced CDはDVDと互換性がありますか?

    はい。DVDプレーヤはEnhanced Music CD(ブルーブック、CDプラス、CDエクストラ)から音楽を再生するでしょう。そして、DVD-ROMドライブは音楽の再生とEnhanced CDからデータを読み出すでしょう。ミックスモードとトラック0(プレギャップ、隠しトラック)のような、古いECDフォーマットも互換性があるでしょう。しかし、Microsoftに伴う問題やトラック0をスキップするCD/DVD-ROMドライバの問題があります。

    [2.4.10] CD+Gは DVDと互換性がありますか?

    パイオニアのDVL-9とパイオニアDVDカラオケモデルのDV-K800とDVDK-1000が、CD+Gをサポートしているだけです。ほとんどのDVD-Videoプレーヤは、ほとんどすたれたフォーマットをたぶんサポートしないでしょう。全てのDVD-ROMドライブはCD+Gをサポートしますが、それようの特別なソフトウェアが必要です。

    [2.4.11] CDVはDVDと互換性がありますか?

    ある程度、多少は。 CVDは、時々ビデオシングルと呼ばれますが、実際にはCDとLDの変わった組み合わせです。 CDやDVDプレーヤで再生可能な20分のデジタルオーディオの部分を含みます。他の部分は、CDVコンパチブルシステムでのみ再生可能なレーザーディスクフォーマットの(デジタルオーディオと)アナログビデオを5分間分、含んでいます。パイオニアのコンビネーションDVD/LDプレーヤは、CDVを再生する唯一のDVDプレーヤです。

    標準的なLD/CDVプレーヤはDVDを再生できません。(LD情報の詳細は2.5を参照下さい)。

    [2.4.12] MP3はDVDと互換性がありますか?

    ほとんど、ありません。 MP3はMPEG-1レイヤー3オーディオ圧縮フォーマットです。(MP3はMPEG-3ではありません、MPEG-3は存在しません)。 DVD-Video規格は、MPEGオーディオについてはレイヤー2のみを許可しています。 MP3はDVD-ROMドライブのついたコンピュータで再生出来るでしょう。少数のDVD-Videoプレーヤ(Apex/REC/VDDV, DiViDo, Euro Asia/Smart, I-Jam, Lasonic, Nintaus, Raite [AV Phile/Hoyo/KiSS/Monica/Monyka/Tokai/Yamakawa], Revoy, Sampo, Shinco)でMP3 CDの再生が可能です。

    [2.4.13] HDCDはDVDと互換性がありますか?

    はい。Pacific MicrosonicsのHDCD(high-definition compatible digital)は、拡張したオーディオCDのエンコーディングプロセスで、一般のCDやDVDプレーヤで普通に再生します (申し立てによると、普通のCDより良いサウンドだそうです)。今でも、HDCDデコーダが搭載されたCDやDVDプレーヤで再生されたときは、正確に4ビット拡張(16から20ビットに)します。

    [2.5] LDはDVDと互換性がありますか?

    いいえ。標準的なDVDプレーヤはLDを再生しないでしょう。そして、DVDディスクを他の標準的なLDプレーヤで再生することも出来ないでしょう。(LDはアナログビデオを使い、DVDはデジタルビデオを使います;それは非常に異なったフォーマットです)。

    しかしながら、パイオニアはLDとDVD(CVDとオーディオCDも)再生するコンビネーションプレーヤをアナウンスしました。デンオンとサムソンはLD/DVD playerを持っていると噂されています。

    [2.6] DVDはLDに置き換わりますか?

    DVDが入手できる以前にこの質問がFAQに加わった時、DVDがLDに置き換わるか疑問に思いました(決して有り得ないとの説 -- DVDは失敗しLDに戻って来るだろうと言うような)。 DVDがリリースされてから、LDが早々に過去の遺物と運命付けられたことが、はっきりしました。パイオニアエンタテイメントが、長い間LDのチャンピオンでした、1999年6月にLDを止めました。この事はすぐにパイオニアにも波及しました(1998年9月、伊藤周男パイオニア社長は、もう1年半から2年間、LD製品をマーケットに投入することを期待すると発言しました)。

    LDは教育とトレーニングと言う有力な適所にはまだ占めていますが、エンターテイメントフォーマットとしては急速に色あせています。 LDはビデオファイル(videophile)フォーマットとして良く確立されていたので、既存のプレーヤとディスクは、非常に長い間残るでしょうし、新しいディスクは生産されるでしょう。 USで9000以上、全世界で35000のLDタイトルがあり、700万台以上のLDプレーヤで再生出来ます。 DVDがこのレベルまでたどり着くのに多くの年月がかかるでしょうし、それどころか、LDプレーヤを持っている人が、特にDVDでは、しばらくあるいは決して現れないかもしれない稀少なタイトルの、LDを購入したり再生したりする事を止める理由はありません。 LD(特に中古ディスク)をバーゲン価格で現在入手出来る事は、良いポイントです。

    [2.7] DVDとLDはどんな比較をしていますか?

    LDに関するより多くの情報は、Laserdisc FAQ < http://www.cs.tut.fi/~leopold/Ld/FAQ/index.html>や; Bob Niland's FAQsとoverview<http://www.frii.com/~rjn/laser/> (overview reprinted from Widescreen Review magazine)を参照下さい。

    [2.8] 私のLDプレーヤを直したりアップグレードしてDVDを再生出来ますか?

    それはたぶん無理でしょう。DVD回路は完全に異なっていて、ピックアップレーザーは違った波長ですし、トラッキングコントロールはより正確ですし。ハードウェアアップグレードはアナウンスされていませんし、そうなってもたぶん、LDプレーヤの隣に置くための、DVDプレーヤを買うよりかなり高くなるでしょう。

    [2.9] DVDはHDTV (DTV)をサポートしますか? HDTVはDVDを陳腐化させるのでは?

    端的に答えると、部分的にノーです。

    第一に、短く定義:HDTV(high-definition TV)は16:9アスペクト比とスタンダードTVの約5倍の解像度(縦倍、横倍、横長比)のアナログとデジタルTV両方を含みます。 DTV (digital TV)は一般にデジタル放送を意味し、詳細にはU.S. ASTC standardを差します。 ATSC標準は standard-definition (SD)とhigh-definition (HD)デジタルフォーマットを含みます。 H/DTVと言う表記はしばしばHDディジタルTVを表すために使われます。

    1996年12月、FCCはU.S. DTV standardを認めました。 HDTVは1998年遅くに入手可能になりましたが、非常に高くここ数年普及しないでしょう。 HDTVでDVDはよく見えますが、最も良い解像度を与えてくれてはいません。

    DVD-Videoは直接HDTVをサポートしません。デジタルHDTV規格は、DVDが開発されていたときには終了していませんでした。既存のTVと互換性を持つために、DVDのMPEG-2ビデオ解像度とフレームレートはNTSCとPAL/SECAMビデオフォーマット (1.19参照)に密接に合わせています。 DVDはHDTVと同じ16:9アスペクト比と、U.S. DTVのDolby Digitalフォーマットを使います。

    USのHDTVは、新しいATSC DTVフォーマットの一部です。 USにおけるDTVの解像度とフレームレートは、一般にSD (704x480 at 24P, 30P, 60I, 60P)とHD (1280x720 at 60P and 1920x1080 at 30I and 30P)用のATSC勧告に相当します。(24Pは24プログレッシブフレーム/秒を意味します。60Iは60インタレースフレーム/秒を意味します)。現在のDVD-Video規格は60Pを除くSDの全部をカバーしています。将来のDVDプレーヤは、既存のディスクからSDTVフォーマットのデジタルビデオ信号を出力するのではないかと期待されます。 HDフォーマットはDVDの2.7と6倍の解像度であり、60Pバージョンはフレームレートが2倍です。 ITU-Rは1125/60 (1920x1035/30)のBT.709 HDTV規格(SMPTE 240Mと同じで、日本のアナログMUSE HDTVと同様)とヨーロッパで使われる予定の1250/50 (1920x1152/25) を策定中です。後者はDVDの720x576/25 formatの5.3倍の解像度です。 HDの最大データレートは通常19.4Mbpsで、DVD-Videoの最大データレートのほとんど2倍です。換言すれば、DVD-VideoはHDTVコンテンツを現在のところサポートしていません。

    HDTVはDVDを陳腐化しないでしょう。 HDTVのためにDVDプレーヤの購入を延期する人々は長い間待つ事になるでしょう。 HDTVセットは1998年後半から非常に高い価格(約$5000以上)で入手出来るようになりました。 HDTVセットを持つ家庭が数パーセントになるだけでも多くの年月がかかるでしょう。 CEMAは2003年のHDTVを持つ家庭は10%、2005年で20%、2006年で30%を予測しています。

    HDTVセットは、全てのDVDプレーヤや、VTRのような他の既存のビデオ機器、で動作するアナログビデオコネクタ(composite, s-video, component) を持っています。既存のDVDプレーヤとディスクはHDTVセットで完全に動作するでしょうし、他のプレレコードコンスーマー(prerecorded consumer)ビデオフォーマットより良好な画像を提供するでしょう。特に新しいプログレッシブスキャンプレーヤが入手可能になれば。 HDTVレセプションへの最も安いやり方は既存のTVセットへHDTVコンバータでしょうから、多くの視聴者のHDTVはDVDより良く見えないでしょう。

    同じポイントで、HDTVディスプレイはコンポーネントデジタルビデオコネクション(YCrCb)かデジタルデータコネクション (FireWire/IEEE 1394)をサポートするでしょう。特にワイドスクリーンモードでは、デジタルコネクションは、DVD-Videoの最良な再生の可能性を提供するでしょう。 DVDプレーヤがデジタル出力を持ったならば、それらはいろんな種類のA/Vデータ(プレーヤが組み立てられた後に開発されたフォーマットでさえ)をいろんな種類の外部ディスプレイやコンバータへ出力するための、"transports"(トランスポート)として便利かもしれません。

    興味深い事に、多くの人は、DTVがまもなく、すぐに、非常に安いPCで起きる事と認識していません。いくつかのコンスーマーDTVセットが発売された1年前に、34インチVGAモニタ付きのDVD PCを買えたし、すばらしいプログレッシブスキャンムービーを入手できました。全てで3000ドル以下です。 すばらしいDVD PCをdata-gradeビデオプロジェクタに接続した品質は3万ドルラインダブラーシステムを凌ぐほどです。 (製品情報の例としてNetTV,BroadbandMagic Digital Connectionを参照下さい。ビデオプロジェクターはBarco, Dwin, Electrohome, Faroudja, InFocus, Projectavision, Runco, Sharp, Sony, Vidikron, その他から入手可能です。)。

    最終的には、DVD-Videoフォーマットは"HD-DVD"にアップグレードされるでしょう。 2.12を参照下さい。

    [2.10] Divxって何だったの?

    注:コンピュータベースの"DVD ripper"のことで、冗談のようですが最初のDivxと同じ名前がついていて混乱を引き起こしています。詳細については、4.8を参照下さい。

    あなたが誰に質問するかによりますが、Divx(以前はZoomTVとして知られた)は、貪欲な映画スタジオがあなた自身のリビングルームで見るのをコントロールするために、密かに進められた邪悪な陰謀か、 あなたが安いディスクを入手し、ほとんどどこでもしばらくの間見られるような、ビデオレンタルの革新的なアプローチのどちらかです。 1999年6月16日、初期の製品がトライしてから1年未満で、Digital Video ExpressはDivxの終了をアナウンスしました。 Divxは、多くの人々(小生も含め)が予想するほど、DVDマーケットを混乱させたり浸透を遅らせませんでした。実際、よりよいサービスと価格を提供するためにインターネットレンタル会社を活気づけ、プレーヤ購入者により多くのただのディスクを提供するために製造業者を勇気づけ、レンタルプログラムを開発するために映画会社を動かす助けとなりました。

    会社は、全てのDivxプレーヤの持ち主に$100の割り戻しクーポンを提供しました。 Divxは、コスト的に他の低価格プレーヤと同様でオープンDVDを再生できるので、実際にはお買い得なプレーヤとなりました。 Divx billing(請求書発行?)コンピュータは、2001年6月30日まで普通に動作する予定です。それから後、全てのDivxディスクは、たぶん再生不可能になるでしょう。 Divxディスクは、無制限再生にアップグレード出来ません。

    Circuit CityとHollywood law firmにより開発されたDivxは、Disney (Buena Vista), Twentieth Century Fox, Paramount, Universal, MGM, DreamWorks SKGによりサポートされました。 Divxが非排他的契約に同意したので、これらは全て"open DVD"フォーマットのディスクもリリースしました。 Harman/Kardon、JVC、Kenwood、松下電器(パナソニック)、パイオニア、トムソン(RCA/Proscan/GE)、ゼニスがDivxプレーヤをアナウンスしました。 Divxを支持する映画スタジオとハードウェアメーカーはトータル1億1000万ドル以上の効果を提案していました。 Divxディスクは、Nimbus,Panasonic, Pioneerで製造されました。 Circuit CityはDivxで1億1400万ドル以上(税引き後)を損失します。

    Divxは本質的にDVDのペイパービューの一種でした。 Divxディスクは$4.50で販売されました。いったんディスクをDivxプレーヤに入れると、それから48時間は普通に(ポーズ、巻き戻し、最初のディスクを見おわる前に他のディスクを入れる事さえ、許されるでしょう)再生出来るでしょうが、48時間を過ぎてしまったら"owner"(持ち主)は鍵を外すために$3.25を払わなくてはなりませんでした。 Divxプレーヤは通常のプレーヤより約$100コストが高くなり、電話線を繋がなくてはなりません。そして、それは請求情報をアップロードするために毎月1回、夜に20秒間800番(フリーダイヤル?)へ電話をしました(あるいは、10回あるいは10枚のディスクを再生した後に) 。ほとんどのDivxディスクは、追加料金(通常$20)を支払う事でシングルアカウントで無制限に再生出来るDivxシルバーディスク(1998年12月でDivxディスクの85%が変換可能)に変えられました。無制限再生のDivxゴールドディスクはアナウンスされましたが、作られませんでした。 Divxプレーヤは通常のDVDディスクも再生しますが、Divxディスクは標準的なDVDプレーヤでは再生出来ません。 Divxディスクはシリアライズ(標準のバーストカッティングエリアにバーコードで)され、普通のDVDコピープトテクション(参照1.11)も加えられます。彼等はビデオのウォーターマーキングとモディファイされたチャネル変調とシリアルコミュニケーションのトリプルDESエンクリプション(3つの56ビットキー)も使用します。 Divxテクノロジーは決してPCで動作しません。そしてそれは、疑いようもなく終了へ貢献しました。 DESエンクリプションのために、Divx技術はUS外へは許可されないでしょう。

    Divxはもともと1998年夏にアナウンスがリリースされ、Divxトライアルは1998年6月8日にカリフォルニアのサンフランシスコとバージニアのリッチモンドで始まりました。入手可能なプレーヤはゼニス(チャプター11破綻(日本の会社更正法に相当するそうです))だけで、約束されていた150本の映画が、どういう訳か14本に少なくなっていました。制限された全国展開(190店において、ひとつのゼニスプレーヤモデルと150本の映画)が1998年9月25日から開始しました。 1998年末までに約87,000台のDivxプレーヤ(4種類のモデルが入手可能)と535,000枚のDivxディスク(約300タイトルが入手可能)が販売されました。もしも、Divxが各プレーヤに5枚づつバンドルされたとして計算すると、100,000枚のディスクが追加で売れただけです。 1999年3月で、420タイトルが入手可能でした(オープンDVDは3500以上のタイトル)。

    より詳細に関しては、the Anti Divx page at <http://www.dvdresource.com/divx>を参照下さい。

    Divxの利点:

    Divxの不利な点:

    [2.11] DVDからビデオテープにどうやったら録画出来ますか?

    どうして、DVDの美しいデジタル画像をアナログテープにコピーして、画質を落としたいと欲する人達がいるのでしょうか? インタラクティブメニューとその他おいしい機能を失ってでもですよ。

    もしも、それでも本当にやりたいのでしたら、プレーヤのaudio/video出力とビデオのaudio/video入力をつなぎましょう。それから、テープに録画しましょう。録画後、ほとんどの時間、画像が歪んだり見られなかったりするテープを発見するかもしれません。これは、このような事(ビデオに録画すること)を防ぐことを目的にしたマクロビジョン機能のためです。 1.11を参照下さい。

    [2.12] HD DVDや720p DVDは今のプレーヤやディスクを時代遅れにさせますか?

    どのくらいかかるかわかりません。さまざまな会社により作られたHD-DVD"technology demonstrations"は、HD-DVDがコーナーを回ったと言う意味ではありません。(デモンストレーションは、将来のDVDフォーマットの開発におけるテクノロジーと特許のポジションを得ようとして各企業が争っている事を意味するだけです)。 U.S.のHDTVは1989年に入手可能と予期されていましたが、1996年までファイナライズされませんでしたし、1998年まで出てこなかったことを考えましょう。そして、あなたの現在のTVを陳腐化させましたか?

    HD-DVD (HDはhigh-densityとhigh-definitionの両方を表します) は、非常に早くて2003年、たぶん2006年には入手できるかもしれません。より小さなピットを読むためにブルーかバイオレットレーザを使うでしょう。データ容量はレイヤーあたり20GBくらいに増加するでしょう。 MPEG-2プログレッシブプロファイル--あるいはたぶんH.263のような別のフォーマット--がビデオのエンコードに使われるでしょう。全てのATSCとDVBフォーマットがサポートされ、ひょっとすると1080p24もサポートされるかもしれません。 HD-DVDプレーヤは現在のDVDディスクを再生出来るでしょうし、今より良く見せてくれるでしょう(プログレッシブスキャンビデオとピクチャプロセッシングを伴って)。しかし、新しいHD-DVDディスクは古いDVDプレーヤで再生できないでしょう(片面がHDで、もう片面がスタンダードDVDと言うのでもない限りは)。

    皮肉にも、DVD-ROMドライブコンピュータは、適当な再生と表示のハードウェアと一緒になった2倍速ドライブが、HDTV用に必要とされる19 Mbpsデータレートを実現するので、DVD-Videoプレーヤより先にHDTVをサポートするでしょう。 これは、既存のDVDフォーマットに24プログレッシブフレームで1280x720解像度のビデオを収録するいくつかの"720p DVD"プロジェクトを導きました。 720pDVDは既存のプレーヤで互換性があるかもしれません(480ラインのみを再生する)。

    Note: HDVD と言う用語は既に"High-density Volumetric Display."に取られています。

    "double-headed"プレーヤがディスクの両面を同時に読む事により、データレートを倍にしたり、あるいはHDTVのようなアプリケーションのためストリームの増大を提供する考えがいくつかあります。トラックスパイラルが反対方向に進んでいるので、現在では不可能です(全て4層を使うのでなければ)。 DVD規格は、レイヤー0において逆スパイラルを許すための変更をするでしょう。さらに、両面の、特にMPEG-2のバリアブルビットレートのシンクを保つこと、独立したトラックヘッド、寸分たがわないトラックとピッチのスペーシング、そして、より大きく洗練されたトラックバッファが必要です。

    HDTVとDVDの多くの情報は2.9を参照下さい。

    [2.13] FMDはDVDにどんな影響を与えるでしょう?

    誰かご存知ですか?これまで、Constellation 3DのFMD(fluorescent multilayer disc)は、まだ研究室レベルです。 FMDのレポートがあるだけで、DVDの寿命が短いというのは大げさであり、現実に基づいていません。

    カードやディスクで使用可能な蛍光多層技術(Fluorescent multilayer technology)は、蛍光記録素材にレーザーを当てると、光を発生するものです。レーザー光の反射に依存しないので、多くのレイヤー層を作ることが可能です(C3Dは研究室で50層まで試作しています)。 DVDと同じ650nmレーザーを使えるので、FMDデバイスはDVDも読めるように出来ます。

    トラック記録を持たないFMDは新しい技術で、ひとつの小さな会社によりサポートされています。。 DVDは10年に及ぶ光ストレージ技術が基本にあり、何十もの会社により開発されています。 FMDが数年で確立されるかもしれません。しかし、その頃にはDVDがしっかりと確立されているでしょうから、FMDドライブが成功するためには、DVDを読めるようにしなければならなくなるでしょう。そして、DVDがそのうち廃れてしまう心配があります。たぶん、FMDが、現在開発中の高密度ブルーレーザーバージョンに続いて、第三世代のDVDフォーマットになるでしょう。 (see 2.12を参照下さい)

    [2.14] MPEG-4はDVDにどんな影響を与えるでしょう?

    実際は、DVDやHDTVのデータレートで使うMPEG-2よりもより効率的であるにもかかわらず、MPEG-4は、主に低いデータレートのストリーミングビデオ用に設計されたビデオエンコーディング規格です。 MPEG-4は、media objectsをともなうアドバンスドマルチメディアも備えていますが、大部分のインプリメンテーションは、simple video (Simple Visual Profile)のみをサポートしています。

    DVDはMPEG-2ビデオエンコーディングを使います(3.4を参照下さい)。一般的なDVDプレーヤは、MPEG-4ビデオフォーマットを認識しません。 MPEG-4ファイルはコンピュータで使用するようにDVD-ROMに記録する事が可能です。例えば、Divx;-)はMPEG-4を使用しています (4.8を参照下さい)。

    将来、DVDの高精細バージョンとして、MPEG-4を使う事は可能です。次世代DVDにH.263のような同様のフォーマットを使う事も可能です。いずれにせよ、早くても2004年までには出てこないでしょう。

    MPEGの詳細に関しては、Tristan's MPEG.orgサイトとMPEG home pageを参照下さい。

    [2.15] WebDVDとは何ですか?

    WebDVDは、DVDコンテンツとインターネットを簡単に結びつける技術です。それは、DVDの良いところ(高品質のビデオ、オーディオ、データへの素早いアクセス)とインターネットの良いところ(対話性、動的アップデート、コミュニケーション)を結び付けます。一般に、WebDVDは、HTMLページとリンクを含んだDVDや、ローカルのDVDドライブからWebサイトのコンテンツを再生するDVDを示します。 WebDVDは、AOL-Warner, Microsoft、その他の企業の登録商標ではありません。 WebDVDコンセプトのバリエーションとして、iDVD, eDVD, Connected DVD等が知られています。新しいアイディアではありません --数年前にCD-ROMで実施済みです-- しかし、DVDは最終的にTV放送よりオーディオとビデオの品質が良く、低コストのセットトッププレーヤでディスクを再生出来る事が違います。現在のPCのほとんどでWebDVDは実行できます。しかし、Nuonベースのような新しいプレーヤでは、WebDVD機能を加えているところです。

    ほとんどの主要なオーサリングシステム(5.4参照)は、HTMLをDVDに付け加える基本的な機能を持っています。 WebDVD開発愛好家には、いろいろなツールがあります; 4.9を参照下さい。

    WebDVDに関する詳細は、Phil DeLancie's EMedia articleを参照下さい。 WebDVDサイトの良い例は、Mars: The Red Planet, Stargaze, DVD Demystifiedです。これらのサイトの著者(Ralph LaBarge and Jim Taylor)は、あなた自身がWebDVDを作る時の雛型として、これらのコードをコピーする事を奨励します。


    [3] DVD技術的詳細

    [3.1] DVDプレーヤの出力は?

    Video出力

    ほとんどのDVDプレーヤは、NTSC,PAL,SECAM信号を流す、以下の出力端子を持っています

    追加のビデオ接続を持つプレーヤもあります:

    コンポーネントビデオ出力を備えるほとんどのDVDプレーヤは、RGB機器と互換性の無い、YUV (Y'PbPr)を使っています。ほとんどのDVDプレーヤは、コンポーネント出力にRGBと互換性の無いYUV(Y'PbPr)を使います。 SCARTコネクタを伴うヨーロッパのプレーヤは、RGB出力を持ちます。 YUVからRGBへのトランスコーダーは$200-$300で入手可能と噂されていますが、見つけるのは大変に思えます。 $700のコンバーターはavscienceから、$900のコンバーター、CVC 100はExtronから入手可能です。コンバータは、Altinex,Kramer, Monster Cable, その他からも入手可能です。プログレッシブスキャンには、31.5 kHz信号を取り扱えるコンバータが必要です。 s-video用のコンバータはオプションです( Markertek Video Supply,800-522-2025)。

    覚え書き: アナログ色差出力の正しい用語はY'Pb'Pr'で、Y'Cb'Cr' (これはデジタルでアナログではありません)ではありません。 簡単にするために、このFAQでは色差信号に関する事について述べるときはYUVを使います。

    デジタルビデオ出力をアナウンスした民生用のDVDプレーヤはありませんが、いくつかの点で、FireWire (IEEE 1394) コネクタ(参照 FireWire(IEEE 1394))を使うことでデジタル出力は可能になると期待されます。 SDI (serial digital interface)を備えた、Function Communications,Theta Digital, Vigatecの特別なプレーヤがありますが、ハイエンドか業務用の機器にしか接続できません。

    Audio出力

    ほとんどのDVDプレーヤは以下に記すオーディオ出力端子を持っています。

    追加のオーディオ接続を持つプレーヤもあります:

    いくつかのプレーヤとレシーバーはS/P DIFだけかToslinkだけをサポートしています。あなたのプレーヤとレシーバーが一致しないのであれば、Audio Authority 977, Midiman C02, COP 1, POF<のような変換機が必要となるでしょう。

    あるプレーヤは96/24 PCMオーディオを、3.1MHzの通常の制限の代わりに6.2 MHz (6.144 mpbs)で実行するIEC-958の標準的ではないバリエーションを使うことにより、出力できます。 Note: DVDライセンスは、CSS保護したマテリアルのデジタルPCM出力を48kHz/24-bit信号に制限しています。

    [3.2] DVDをどのように接続(hook up)すれば良いのでしょう?

    あなたのAVシステムとDVDプレーヤによります。ほとんどのDVDプレーヤは、2つか3つのビデオ接続オプションがあり、オーディオは3つの接続オプションがあります。 あなたのAVシステムでサポートされているベストクオリティ(以下に示した)の出力フォーマットを選択してください。出力端子の詳細は、3.1を参照下さい。

    もしも、複数の機器(DVD player, VCR, cable/satellite box,WebTV, etc.)を1台のTVに繋ぎたいのであれば、複数の入力を持つTVか、A/Vレシーバ(リモコンでビデオソースを切り換えられる)か、マニュアルオーディオ/ビデオスイッチボックス(Comtradのような電気パーツ屋で$30位で供給されています)が必要です。 A/Vレシーバの購入を検討しているのでしたら、あなたが使うつもりのビデオフォーマット(componentあるいはs-video)を切り換えられるか確認しましょう。

    Video接続

    警告:DVDプレーヤとTVの間にVTRを繋いだとき、プレーヤのマクロビジョン回路が有効なディスクで問題になります。3.2.1を参照。

    警告: PALプレーヤでNTSCディスクの4.43 NTSC信号を認識しないプロジェクタがあります(1.19を参照下さい)。それらは、カラーサブキャリアはPALフォーマットにもかかわらず、60Hzスキャンニング周波数を感知し、NTSCに切り替えます。

    覚え書き:ほとんどのDVDプレーヤは、アスペクト比がワイドスクリーン表示と知らせ、そして自動的に調節する、ワイドスクリーンシグナリングをサポートしています。ビデオのscanlineに情報を含まれる1つの標準(ヨーロッパのほとんどで使用されるITU-R BT.1119)です。別の標準はY/Cコネクター用に、ワイドスクリーン信号を指定するためにchromaラインへ5VのDC信号を加えます。不運にも、いくつかのスイッチャとアンプはTVへ信号を渡さないでDC成分を破棄してしまいます。

    オーディオ接続

    覚え書き:全てのDVDプレーヤはDolby Digital (AC-3)デコーダが内蔵されています。 MPEGオーディオやDTSオーディオをデコード出来るプレーヤもあります。デコーダはマルチチャネルオーディオをPCMオーディオにします。これはデジタル出力と、標準のオーディオであるアナログに変換された出力として提供されます。より詳しい説明は、3.6.3を参照下さい。

    [3.2.1] TVとDVDの間にVTRを繋ぐのは問題ですか?

    一般にDVDプレーヤからのビデオの経路にVTRを通す事は、良い考えとは言えません。大部分の映画は、マクロビジョンプロテクション(1.11を参照下さい)を使っています。それは、VHSデッキに影響をあたえ、画像の明暗の繰返しのような問題の原因になるでしょう。 もしも、あなたのTVにビデオ入力が無いのであれば、独立したRFコンバータが必要かも知れません (3.2を参照下さい)。あるいは、s-video入力端子のある新しいTVを手に入れるのも良い選択です。

    ビデオ回路を通って映像が入力されるので、TV/VCRコンボ(テレビデオ)でも問題が生じるかもしれません。唯一の解決策は、Macrovisionを取り除く、ボックスを入手することです(1.11を参照下さい)。

    [3.2.2] オーディオやビデオが良くないのはどうしてですか?

    ビデオが良くない原因の一つに誤ったTVの設定があります。 DVDのハイファイなビデオは、よりよいディスプレイ設定を要求します。シャープネスとブライトネスを落としましょう。詳細については、1.3を参照下さい。 TV設定の技術的詳細は、Anthony Haukap's FAQ: How To Adjust a TVを参照下さい。

    オーディオのハム音やビデオにノイズがのる場合、障害やグラウンド・ループの可能性が考えられます。ケーブルを短くしてみましょう。ケーブルが十分にシールドされているか確認しましょう。テストに使用している機器以外の電源を落としてみましょう。それらの機器を、遠くに離してみましょう。プラグを別の回路に差し込んで見ましょう。錫箔で全体を覆ってみましょう。全ての機器が同じコンセントに差さっていることを確認してみましょう。グラウンド・ループの詳細は、http://www.hut.fi/Misc/Electronics/docs/groundloop/を参照下さい。

    [3.3] DVDのサイズと容量は?

    DVDテーマにおいて多くのバリエーションがあります。二つの物理的サイズがあります:12 cm (4.7インチ)と8 cm (3.1インチ)、どちらも厚さは1.2mmです。 CDと同じ形態です。 DVDディスクは、片面あるいは両面に出来ます。各面は、1ないし2つのデータ層を持ちます。 1ディスクに収録出来るビデオ量は、どれくらいのオーディオを伴うかと、どのくらいヘビーにビデオとオーディオを圧縮するかによります。たびたび引用される133分という値は、根拠が疑わしいのです:オーディオトラックがひとつだけのDVDは、たやすく160分を超えて収録出来ます。そして、VHS品質まで圧縮すれば、1層で9時間を超えるビデオとオーディオを収録することも、実際には可能です。

    ざっと4.7 Mbps (ビデオが3.5 Mbps,3つの5.1チャネルサウンドトラックで1.2 Mbps)平均レートで、1層のDVDは約135分収録出来ます。 3つのサウンドトラックを持つ2時間の映画は平均で5.2 Mbpsです。 2層ディスクは平均で9.5 Mbps (制限の10.08 Mbpsに非常に近い)で収録出来ます。

    DVD-Videoディスクを主にオーディオ用に使った場合、48/16PCM(CDよりも勝る)で13時間(2層で24時間)再生可能です。モノラルで64kbpsのDolby Digitalを使うと160時間のオーディオ(2層だと驚異の295時間)を再生することが出来、オーディオブック用としては完璧です。

    DVDの容量:

    参考までに、ひとつのCD-ROMは約650メガバイト(megabytes)収録出来ます。これは0.64ギガバイト(gigabytes)あるいは 0.68ビリオンバイト(billion bytes)です。以下のリストで、SS/DSはシングルサイド(片面)/ダブルサイド(両面)を意味し、SL/DL/MLはシングル(1層)/ダブル(2層)/ミックス(ここでのミックスは片面がシングルレイヤーでもう片面がダブルレイヤーを意味します)レイヤーを意味し、gigはギガバイト(2の30乗)を意味し、 BBはビリオンバイト(10の9乗)を意味します。ギガとビリオンの対比については 7.2を参照。

     
    DVD-5 (12 cm, SS/SL) 4.38 gig (4.70 BB) of data, over 2 hours of video
    DVD-9 (12 cm, SS/DL) 7.95 gig (8.54 BB), about 4 hours
    DVD-10 (12 cm, DS/SL) 8.75 gig (9.40 BB), about 4.5 hours
    DVD-14 (12 cm, DS/ML) 12.33 gig (13.24 BB), about 6.5 hours
    DVD-18 (12 cm, DS/DL) 15.90 gig (17.08 BB), over 8 hours
    DVD-1 (8 cm, SS/SL) 1.36 gig (1.46 BB), about half an hour
    DVD-2 (8 cm, SS/DL) 2.48 gig (2.66 BB), about 1.3 hours
    DVD-3 (8 cm, DS/SL) 2.72 gig (2.92 BB), about 1.4 hours
    DVD-4 (8 cm, DS/DL) 4.95 gig (5.32 BB), about 2.5 hours
    DVD-R 1.0 (12 cm, SS/SL) 3.68 gig (3.95 BB)
    DVD-R 2.0 (12 cm, SS/SL) 4.38 gig (4.70 BB); 8.75 gig for rare DS discs
    DVD-RW 2.0 (12 cm, SS/SL) 4.38 gig (4.70 BB); 8.75 gig for rare DS discs
    DVD-RAM 1.0 (12 cm, SS/SL) 2.40 gig (2.58 BB)
    DVD-RAM 1.0 (12 cm, DS/SL)  4.80 gig (5.16 BB)
    DVD-RAM 2.0 (12 cm, SS/SL) 4.38 gig (4.70 BB)
    DVD-RAM 2.0 (12 cm, DS/SL) 8.75 gig (9.40 BB)
    DVD-RAM 2.0 (8 cm, DS/SL) 1.36 gig (1.46 BB)
    CD-ROM (12 cm, SS/SL) 0.635 gig (0.650 BB)
    CD-ROM (8 cm, SS/SL) 0.180 gig (0.194 BB)
    DDCD-ROM (12 cm, SS/SL) 1.270 gig (1.364 BB)
    DDCD-ROM (8 cm, SS/SL) 0.360 gig (0.387 BB)

    Tip: 平均的なビデオを1時間収録するのに約2ギガバイトかかります。

    CD-ROMから容量が増加したのは、 1)ピット長がより小さい(~2.08x)、 2)トラックの間が狭い(~2.16x), 3)少し大きくなったデータエリア (~1.02x), 4)より効率的なチャネルビット変調(~1.06x), 5)より効率的なエラー訂正(~1.32x), 6)セクタオーバーヘッドの減少(~1.06x) のためです。 1層のトータルな増加量は標準的なCD-ROMの約7倍です。少し異なった説明が<http://www.mpeg.org/MPEG/DVD/General/Gain.html>にあります。

    2層ディスクの容量は、1層ディスクの2倍より少し減少します。レーザーは第2反射膜を"through"(透過して)第1反射膜を読まなくてはなりません(この間の距離は20から70ミクロン)。第1反射膜のクロストークを減らすために、両層の最小ピット長さを0.4umから0.44umに増加されます。加えて、リファレンススキャンニング速度は少し早くなります -- 1層ディスクが3.49 m/sに対し3.84 m/s。広がった、大きなピットは、正しく読むことを簡単にし、ジッタの影響を低減します。大きくなって、少数になったピットはレイヤーの容量を減らすことを意味します。

    Note: 古いバージョンのWindowsは、UDF, FAT32, NTFSではなくFAT16でDVDを読んでいるので、ボリュームサイズに対して4ギガバイト制限を受けてしまいます。さらにFAT16では、ファイルサイズに対して2ギガバイト制限も受けます。一方、FAT32はファイルサイズに対して4ギガバイト制限があります。(NTFSは2テラバイトまでなので、しばらく問題無いでしょう)

    recordable DVD (DVD-R and DVD-RAM)の詳細は4.3参照。

    [3.3.1] 両面二層ディスクは (DVD-18)いつから入手出来るようになるのでしょう?

    最初に市販されたDVD-18タイトル、The Stand、は1999年10月にリリースされました。まだ、これらのスーパーサイズディスクは一般的にはなっていません。 DVD-18は、完全に異なる方法で作られる二つのレイヤーが必要なのです。片面2層ディスク(DVD-9)は、各サブスレート(基板)にひとつデータを配置し、透明な接着剤でもうひとつを張り合わせる事により作られ、そしてピックアップレーザーが片面から両層を読む事が出来ます。しかし、4層にするためには、サブスレート(基板)に2層持つことが必要です。この事は第1に加えて、さらに複雑さが見込まれる、第2データレイヤーへのスタンピングが必要になります。生産ラインに新しい機器が開発されインストールされても、歩留まり(使えるディスクと悪いディスクの比)は製法が良く調整されるまでかなり低いでしょう。

    WAMO等はDVD-18の制作ラインが進展しているとアナウンスしました。しかし、2層の生産期間が長い事から、片面のディスクが実際的です。また歩留まりが低いと言う事は、すなわちプレス(レプリケーション)コストが高くなる事なので、DS/DLディスクの歩留まりが、主流映画の供給に使えるようになるのは更に先になるでしょう。それまでの間、私達はDVD-14(片面が2層で、もう一方の面が単層)を体験するでしょう、これらは(DS/DLより)生産が少し簡単なので。

    (すぐにでもDVD-18が出るような多くの噂がありましたが、1998年12月時点で、私は1999年秋まで市販のDVD-18ディスクに遭遇する事は無いと予測しました)

    [3.4] videoの詳細は?

    DVD-VideoはDVD-ROMのひとつのアプリケーションです。 DVD-VideoはMPEG-2のひとつのアプリケーションでもあります。これは、DVDフォーマットが実際にはDVD-Videoとして適用されるための標準の部分を定義することを意味します。 DVD-ROMは任意の希望するデジタル情報を含むことが出来ますが、DVD-VideoはTV再生用に設計された特定のデータタイプに制限されます。

    1枚のディスクは1トラック(ストリーム)のコンスタントビットレート(CBR)かバリアブルビットレート(VBR)で圧縮されたMPEG-2ビデオデータを持っています。 MPEG-2の制限されたバージョンメインプロファイルメインレベル(MP@ML)を使用しています。 SP@MLもサポートされています。 MPEG-1のCBRとVBRビデオも許可されています。 525/60(NTSC, 29.97 インタレース フレーム/秒)と625/50 (PAL, 25 インタレース フレーム/秒)ビデオ表示システムが明確にサポートされています。フィルムのプログレッシブ24fps、25fpsのインタレースPALビデオと29.97fpsのNTSCインタレースビデオをコード化したフレームレートが、代表的です。 MPEG-2プログレッシブシーケンスは許可されていませんが、インタレースシーケンスがプログレッシブピクチャとプログレッシブマクロブロックを含むこともあります。 24fpsソースの場合、デコーダが60(59.94)Hzディスプレイ用に2-3プルダウンをするか、50Hzディスプレイ用に2-2プルダウン(4%スピードが上がりますが)を行なわせるために、エンコーダはビデオストリームのMPEG-2 repeat_first_field flagsを立てます。別の言い方をすると、プレーヤは実際にはエンコードされたレートを"知りません"。 単純にMPEG-2エンコーダの、ディスプレイレートを25fpsか29.97fpsにするか前もって定めた、命令に従っているのです。(現在のプレーヤはPALからNTSC、あるいはNTSCからPALへ変換出来ません。参照 1.19。) インタレースソースビデオが通常、プログレッシブ構造のMPEGピクチャにエンコードされることに注目することは興味深いでしょう。インタレースフィールドエンコードマクロブロックが動き用に必要とされるだけ使われる事も。コンピュータでは、repeat_first_field flagsをほとんど無視することが出来、re-interleave (weave)したビデオフィールドがフルレゾリューションプログレッシブフレームになります。そしてそれは、72Hzリフレッシュレート(3x24)で特に良く作用します。コンピュータもフィールドのラインの二重化(bobbing)とノーマルレートの2倍でプログレッシブフィールドを表示する事により、インタレースソースのクオリティを改善しています。ほとんどのフィルムソースはプログレッシブ(ビデオテープから2-3プルダウンによって複製されたフィールドを取り除くインバーステレシネ)にエンコードされます; ほとんどのビデオソースはインタレースでエンコードされます。これらは、インタレースロゴに続きプログレッシブムービーというように、同じディスクに混在されることもあります。

    プログレッシブとインタレーススキャンニングに関する説明は、3.8を参照下さい。プログレッシブスキャンプレーヤに関する説明は、1.40を参照下さい。 MPEG-2ビデオに関する詳細な情報はMPEG page <http://www.mpeg.org>を参照下さい。

    ピクチャサイズは最大で 720x480 (29.97 frames/sec)あるいは720x576 (25 frames/sec)。ピクチャは4:2:2 ITU-R 601から4:2:0へ、Y'CbCrで平均12bits/pixelになるように、サブサンプリングされます。(色サンプルを周辺の4ピクセルで共有しているので、カラーデプスはまだ24ビットです)。 DVDのピクセルは正方形ではありません。圧縮前のソースはビデオの場合、124.416 Mbps(720x480x12x30あるいは720x576x12x25)で、フィルムの場合は99.533あるいは119.439 Mbps(720x480x12x24あるいは720x576x12x24)になります。伝統的な(そして幾分主観的な)TV測定法である"lines of horizontal resolution"(水平解像度のライン本数)を使うと、 DVDは標準的なTVで540本((720/(4/3))で、ワイドTVで405本(720/(16/9))になります。実際には、ほとんどのDVDプレーヤはプレーヤとテレシネ機器のフィルタリングにより約500本になっています。 VHSは約230(ワイドTVで172)本で、LDでは約425(ワイドTVで318)本になっています。

    水平解像度のライン数(画像の高さに対する目に見える垂直方向の線数)は、全水平方向ピクセル数(720)や水平方向のスキャンライン(480)と同じではないことに注意しましょう。アナログ出力信号用語である、典型的な輝度周波数応答(luma frequency response)は、最大振幅が5.0から5.5 MHzの間になるようにします。これは、MPEG-2デジタル信号のもともとの周波数である6.75 MHz以下です。(別の言い方なら、ほとんどのプレーヤはDVDの最大品質に到達していない)。色差周波数応答(Chroma frequency response)は輝度の半分です。

    プレーヤにより、ビデオをデジタルからアナログ変換するときのビット数が異なります。現在のベストクオリティプレーヤは10ビットを使っています。これは、各オリジナルコンポーネント信号が8ビット/サンプルまでなので、MPEGデコーディングプロセスで使うのではありません。プレーヤのより多くのビット数は、デジタルからアナログ変換する間のより多くの"headroom"(余裕)と信号レベルを提供します。それはよりよい映像を生成する助けになるでしょう。

    ビデオビットレートの最大値は9.8 Mbpsです。 "average"(平均)ビットレートは3.5ですが、全体の長さ、クオリティ、オーディオの量、その他に依存します。これは非圧縮の124Mbpsから36:1への減少です(あるいはフィルムソース100 Mbpsから28:1への減少です)。実(生)チャネルデータはディスクから定量の26.16Mbpsで読まれます。 8/16復調して、13.08 Mbpsに下がります。エラー訂正して、ユーザデータストリームは定量の11.08 Mbpsでトラックバッファへ行きます。トラックバッファはシステムストリームデータを10.08 Mbpsまでの可変レートで出力します。システムオーバーヘッドの後で、エレメンタリィストリームの組み合わせ(オーディオ+ビデオ+サブピクチャ)の最大レートは10.08です。 MPEG-1のビデオレートは、典型的なレートは1.15 Mbpsで、最大は1.856 Mbpsに制限されます。

    静止画フレーム(MPEG-2 Iフレームとしてエンコードされます)がサポートされ、指定時間あるいは無限に表示させることが出来ます。一般的にメニューで使われます。静止画フレームはオーディオと一緒に使うことも出来ます。

    ディスクはまた32までのサブピクチャストリームを持つことが出来ます。サブタイトル(字幕)、聴覚障害者用のキャプション、子供用のキャプション、カラオケ、メニュー、シンプルアニメーション、その他をビデオにオーバーレイ(重ねて)見せます。フルスクリーン、ランレングスエンコードされたビットマップは4つのピクセルタイプに制限されます。サブピクチャの各グループにおいて、(YCrCb全域から)16のパレットから4色が選択され、4つのコントラスト値が透過から不透過までの16段階から選択されます。サブピクチャディスプレイコマンドシーケンスはスクロール、ムーブ、カラー/ハイライト、フェードのような効果を生み出すのに使われます。サブピクチャデータレートの最大値は3.36 Mbpsで、フレーム毎の最大値は53220バイトです。

    サブピクチャストリームによる字幕に加えて、DVDはNTSCクローズドキャプション(Closed Caption)もサポートしています。クローズドキャプションテキストは、ビデオストリーム中にMPEG-2ユーザデータ(パケットヘッダー中の)として記録され、プレーヤによりビデオ信号のライン21アナログ波形として再生成されます。そして、TVのクローズドキャプションデコーダによりデコードされなければなりません。 DVD-Video規格はNTSCだけを記述しているだけですが、PAL/SECAM DVDプレーヤがWorld System Teletext(WST)フォーマットのクローズドキャプションテキストを出力する事が、出来ない技術的な理由はありません; フレームレートが違っているだけです。不運なことながら:DVDクローズドキャプションMPEG-2ストレージフォーマットは、ATSCフォーマットと少し異なります。クローズドキャプションに関して詳細は、1.45を参照下さい。

    [3.4.1] "lines of resolution(解像度線数)"ってどう言う意味?

    "lines of resolution(解像度線数)"、あるいは、LoHRやTVLという用語に当惑されている人は多いと思います。これは、アナログビデオから来た用語で、十分に理解されておらず、製造メーカーによって無定見に測定され報告されています。しかし、全てのビデオがデジタルになり、解像度をピクセル数で正しく報告されるまでは、仕方が無いのでしょう。

    技術的に、水平解像度(の線数)は絵の高さに対する目に見える垂直方向の線の数を意味します。別の言い方をすると、測定された垂直方向の白黒の線の数です。アスペクト比から独立した数値です。水平解像度(の線数)は、TVの画面と、DVDプレーヤによって出力されるような信号フォーマット両方に効きます。ほとんどのTVは笑ってしまうくらい高い解像度をリストアップしています。

    DVDは水平方向に720ピクセル(NTSC,PALとも)で、水平解像度は720を1.33(4:3アスペクト比)で割った540本と算出されます。 1.78(16:9)表示では、405ラインになります。実際に、ほとんどのDVDプレーヤは、フィルタリングや低品質のDAコンバータの事を考慮して、540ではなく約500と言っています。 VHSは約230(ワイドスクリーンで172)本で、TV放送は約330(ワイドスクリーンで248)本で、LDは約425(ワイドスクリーンで318)本です。

    水平解像度のライン数(X軸方向の解像度)とスキャンライン(Y軸方向の解像度)とを混同しないようにしましょう。 DVDは、NTSCで480スキャンライン画像、PALで576スキャンライン画像を生成しています。 NTSC規格ではスキャンラインは525ですが、目に見えるのは480から483ラインです。(残りのラインは黒です。これらにはシンクパルスやライン21にエンコードされているクローズドキャプションのような情報が含まれています)。 PALではスキャンラインは625ですが、目に見えるのは576から580ラインです。全てのビデオフォーマット(VHS, LD, broadcast, etc.)は同じスキャンライン数ですが、水平解像度は大きく異なります。

    詳細情報に関しては、Allan Jayne's TV and Video Resolution Explainedを参照下さい。

    [3.5] ワイドスクリーンとは何?アスペクト比の作用は?

    DVDではビデオを4:3フォーマット (標準TVシェイプ)あるいは16:9 (ワイドスクリーン)フォーマットで記録します。標準のTVの幅と高さの比は4:3です;言い換えれば、高さに対し1.33倍の幅があります。新しいワイドスクリーンTV、特にHDTV用にデザインされた物は、16:9の比率です;これは、高さより幅が1.78倍になっています。

    DVDは、ワイドスクリーン表示をサポートするため、特別にデザインされています。 16:9ビデオカメラで撮られたような、ワイドスクリーン16:9ビデオは、映像が水平方向にスクイーズ(押しつぶされ)され4:3の長方形に合わせられる事を意味するanamorphic(アナモルフィック)でディスクに記録され、再生中はアンスクイーズされます。

    現代のほとんどの映画が、1,66,1.85 ("flat"ビスタサイズ), 2.40("scope"シネスコ)のアスペクト比なので、フィルムからビデオに転写するとき、より複雑な事になります。これらは1.33や1.78のTVの形に合わないので、さまざまな映画をTV画面にはめるために使われる二つの処理があります:

    Letterbox(レターボックス)(しばしばLBXと略されます)は標準やワイドスクリーンTVよりも幅広な、劇場用のアスペクト比でビデオを見せる事を意味します。 mattesと呼ばれる黒い帯が上下のギャップをカバーするのに使われます。 1.33ディスプレイ用にレターボックス化した1.85映画は、1.33ディスプレイ用にレターボックス化した2.4映画よりも、細いマットになります(ディスプレイの高さの、28%と44%)。前者は、1.78用にレターボックス化された2.4映画と同じ程度の厚さであるのだけど(ディスプレイの高さの26%)。 1.78ディスプレイ用に1.85映画をレターボックスするのに使うマットは、とても細く(2%)、ほとんどのワイドスクリーンTVのオーバースキャンにより隠れてしまいます。いくつかの映画、特にアニメやヨーロッパの映画は、アスペクト比が1.66です。それは、1.33ディスプレイ用にレターボックス化されたり、1.78ディスプレイ用にsideboxedされます。

    Pan &scan(パン&スキャン)は小さなTV"window"(ウィンドウ)が幅広な映画をパンしたりズームし、サイドが切り取られることを意味します。しかしながら、現在のほとんどの映画はsoft matteで撮影されます。これは、フルサイズの1.33アスペクトのフィルムフレームが使われる事を意味します。(カメラマンはファインダーに、1.33と1.85の、2セットのフレームマークを持ち、両方のフォーマットを使えます)。上下は劇場でマスクされ取り去られますが、フィルムがビデオに転写されるとき、パン&スキャン処理で余分な絵が付加されます。ワイドスクリーンファンは、劇場効果が維持されているレターボックスを好むので、パン&スキャンは、主に1.33フォーマッティングに使われます。

    より詳細とナイスなビジュアルエイドはHow Film Is Transferred to Videoを参照下さい。映画アスペクト比のリストは<http://cheezmo.com/wsmc>にあります。

    フルフレームやワイドスクリーンにビデオをフォーマットしたら、エンコードしてDVDディスクに記録します。 DVDプレーヤは4種類の異なる方法で出力することが出来ます、ひとつは4:3ビデオ用であり、3つは16:9ビデオ用:

    4:3フォーマットで記録されたビデオはプレーヤによって変えられる事はありません。標準的な4:3ディスプレイに正常に表示されるでしょう。ワイドスクリーンシステム(ワイドTV?)は広げるかサイドに黒い帯を加えるでしょう。 4:3ビデオはDVDに変換される前にレターボックスやパン&スキャンでフォーマットされるかも知れません。ディスクに記録する前に、ビデオは全てのフォーマッティングされ、プレーヤを通過します。単に標準的4:3TVの映像として、再生しているだけです。エンコードする前にレターボックス化されたビデオにフラグを立てることが出来、プレーヤはワイドスクリーンTVに連絡することにより自動的に画像を横方向に広げられます。不幸にも、いくつかのディスク(Fargoのような)は、ビデオにフラグを立てていません。さらに悪いことに、このフラグを見ないプレーヤもあります。

    レターボックスマットにより映像を減らされるより、ゆがませた方がきれいです。 DVDは固定の1.33フレームサイズで、それはビデオをフィットさせなくてはなりませんが、水平方向のみにスクイーズし、33%多いピクセル(ビデオフレームの全ピクセルの25%)は、黒い帯の代わりに実際の映像を収録するのに使われます。アナモルフィックビデオはワイドスクリーン機器では最上の表示をします。ワイドスクリーンシステムは、ビデオを元々の幅に伸ばします。多くの新しいヨーロッパの4:3TVは、解像度を失うことなく適切なアスペクト比に表示するため、垂直走査エリアを減らせます。(自動トリガー信号がSCART pin 8から送られる)。 ほとんど全てのコンピュータは4:3モニターでありますが、、TVよりも高い解像度を持ち、ウィンドウにフルワイドスクリーンピクチャを表示することさえ可能です(NTSC用に854x480ピクセル以上;PAL用に1024x576ピクセル以上)。

    アナモルフィックビデオはプレーヤによって標準的な4:3TVに表示するためにレターボックスあるいはパン&スキャンへ変換することも出来ます。もしも、アナモルフィックビデオが標準的な4:3ディスプレイにそのまま表示した場合、人々は、ダイエットし過ぎた様に、背が高く痩せぎすに見えるでしょう。 DVDプレーヤの設定オプションは、視聴者が16:9か4:3のどちらのTVを持っているのか、を指定するようになっています。 4:3TVの場合には、第二のオプションとして、視聴者は、プレーヤがアナモルフィックビデオをどのように再フォーマットするのかを、示すようにさせます。二つのオプションは以下に詳述します。

    自動レターボックスモードでは、プレーヤは映像の上下に黒い帯を作ります(NTSCで各60ライン、PALで各72ライン)。これは高さを3/4に残して、短く幅広の長方形を作ります(1.78:1)。このより短い長方形に合わせるため、映像はletterbox filter(レターボックスフィルタ)を使って、垂直方向にスクイーズされます。レターボックスフィルタは4ラインを3ラインにするものです。垂直方向の解像度は480ラインから360ラインへ減らされます。(もしも、ビデオが既に1.78アスペクトにフィットするようレターボックス化されていたならば、プレーヤによって生成されたマットはビデオのマットをさらに拡張するでしょう)。垂直方向のスクイーズはオリジナルの水平方向のスクイーズを正確に補償し、結果的には映画が完全な幅で表示されます。いくつかのプレーヤは、単に各4ラインから1ラインを削除するよりも、ラインを結合する重み平均(4ラインを3ラインにするか3番目と4番目をマージする)を使うことにより、良いレターボックスフィルタを備えています。ワイドスクリーンビデオはディスクに収録される前に、高価なスタジオの機器で4:3にレターボックス化されるか、アナモルフィックの状態で収録されプレーヤで4:3にレターボックス化されます。二つを比較したならば、レターボックスマットは同一でしょうが、スタジオバージョンの映像の品質の方がちょっと良いでしょう。 (レターボックス化の詳細に関しては、1.38を参照下さい)

    自動パン&スキャンモードでは、ビデオはスクイーズされない16:9の状態で、フィルムからビデオに変換する人々が好ましいと思うビデオストリームにエンコードされたcenter of interestオフセットにより、一部のイメージが4:3のスクリーンに上下いっぱいに表示されます。パン&スキャン"window(ウィンドウ)"は横幅の75%です。それは水平方向のピクセルを720から540へ減らします。パン&スキャンウィンドウは、横方向に移動するだけです。これはウィンドウが上下移動、ズームイン、ズームアウトすることも可能な、本当のパン&スキャンに匹敵しません。自動パン&スキャンは3つの不利にぶつかっています: 1)スタジオのパン&スキャンのような芸術的コントロールが提供されていない。 2)映像が拡大すると、ディテイルが失われる。 3)録画シフト情報用(recording picture shift information)の機器が入手しにくい。それ故に、少数のディスクは、ワイドスクリーンと4:3モード両方で同じメニュービデオ(動画メニュー?)を使うため、メニューでパン&スキャン機能を使っているにもかかわらず、アナモルフィック映画で自動パン&スキャン可能なものはリリースされていません。 TV視聴者の大部分に上質のフルスクリーン映像を見せるため、ワイドスクリーンオーナーに最上の体験を提供し続けるため、DVDプロデューサは、ひとつのふたつのバージョンを入れることを選択します:4:3 パン&スキャンと16:9アナモルフィック。

    ワイドスクリーン素材の再生は、ディスクの製造者によって制限することが可能です。プログラムは以下の表示モードで示されています:
    - 4:3 full frame
    - 4:3 LB (ワイドTVに自動的にレターボックス拡張信号を送ります)
    - 16:9 LB only (4:3TVにおいて、プレーヤはパン&スキャンを許可しません)
    - 16:9 PS only (4:3TVにおいて、プレーヤはレターボックスを許可しません)
    - 16:9 LB or PS (4:3TVにおいて、視聴者がパン&スキャンかレターボックスを選択出来ます)

    ディスクにアナモルフィックビデオが含まれているのであれば、パッケージに"enhanced for 16:9 widescreen"や同等の表示で、通常見分けることが出来ます。 "widescreen,"とだけ書かれてあれば、16:9ではなく4:3にレターボックス化されたものかもしれません。 LaserviewsWebサイトにアナモルフィックDVDタイトルのリストがあります。どのようにアナモルフィックビデオが動作するかについての説明は、Greg Lovern's What's an Anamorphic DVD?ページとBill Hunt's Ultimate Guide to Anamorphic Widescreen DVDとDavid Lockwood's What Shape Image?とDan Ramer's What the Heck Is Anamorphic? の記事を探しましょう。 DVD Web(Flashが必要)に美しいアニメショーンとイラストがあります。 Anamorphic Widescreen Support Pageに詳細がありますので、探してみてはいかがでしょうか。 1.38にレターボックスの突っ込んだ話がありますので参照下さい。

    Anamorphosis(歪像)は、ラインdoublersと他のビデオスケーラーに関する問題を引き起こしません。それは、ワイドスクリーンディスプレイによって伸ばされる前にスキャンラインを単に2重にします。

    アナモルフィックビデオでは、ピクセルが横に広がります。ピクセルアスペクト比(正方形ではない)の違いは、各アスペクト比と解像度によって用いられます。最初にオーバースキャンを含むので、720ピクセルと704ピクセルサイズは同じアスペクト比を持っています。 1.0950と0.9157の"conventional"値は、高さ/幅(そしてスキャンニングレートと一致するために合わせられる)である事に注意してください。 以下の表では混乱を少なくするように、幅/高さの値(y/x * h/w).を使っています。

          720x480   720x576
          704x480   704x576   352x480   352x576
    4:3     0.909     1.091     1.818     2.182
    16:9    1.212     1.455     2.424     2.909

    [3.6] audioの詳細は?

    二つのホームエンターテイメントフレーバー( home-entertainment flavors )があります:DVD-VideoとDVD-Audio。どちらも高解像度(high-definition)マルチチャネルオーディオをサポートしています。 DVD-Audioは高品質(higher-quality)PCMオーディオを含みます

    [3.6.1] DVD-Audio 詳細

    サンプリング周波数48/96/192 kHz (44.1/88.2/176.4 kHzも)で、量子化ビット数16/20/24で6チャネルまでのLPCMが必須です。これは理論的再生可能周波数が96 kHzで、ダイナミックレンジが144 dBである事を見込んでいます。マルチチャネルPCMはプレーヤによってダウンミックスが可能となるでしょう。 192と176.4 kHzは2チャンネルだけが可能です。あらかじめ指定されたset of groupsを使う事によりチャネルにより違うサンプリングレートとサイズに出来ます。最大データ転送レートは9.6 Mbpsです。

    WG4は、可逆圧縮を含む事を決め(やっとそれに気づいた!)、そして1998年8月5日、既にDolbyにより認可されたMeridianMLP(Meridian Lossless Packing)方式が承認されました。 MLPは約2分の1の圧縮率を達成するため、信号の冗長性(redundancy)を取り除いた一方、MLPデコーダ(すべてのDVD-Audioプレーヤに必要とされる)によってPCM信号は完全に再生産されます。 MLPは、1層で96kHz/24bit6チャンネルのオーディオを(パッキング無しだと45分に匹敵する)74分から135分再生することが出来ます。 96kHz/24bit2チャンネルの再生時間は、約120分から約140分まででしょう(パッキング無しだと67分になります)。

    DVD-Videoの他のオーディオフォーマット(以下に記述してある、Dolby Digital, MPEG audio, DTS)は、DVD-Audioディスクにとってはオプションです。 Dolby Digitalが、ビデオに結びついているオーディオコンテンツとして必要とされているにも関わらず。 DVD-Video機能の一部(アングル無し、シームレス分岐無し、その他)がDVD-Audioに含まれています。 DVD-Audioプレーヤが出てから短い期間で、新しいユニバーサルDVDプレーヤが全てのDVD-Audio機能をサポートする事を期待させます。

    DVD-Audioは、PCMチャネル用に特別なダウンミックス機能を含んでいます。 DVD-Videoと違い、デコーダが6チャネルから2チャネルにダウンするのをコントロールするところで、 DVD-Audioはミックスダウンを制御するコエフィッシェントテーブル(coefficent tables)を含み、チャネル集合(aggregation)によるボリュームアップを避けています。各オーディオタイトルセット(アルバム)あたり16テープルまで定義され、各トラックがひとつのテーブルで識別されます。コエフィッシェントレンジ(Coefficients range)は、0dBから60dBです。この機能はとても工夫してつけられた名前、SMART(system-managed audio resource technique)の名で通っています。(DVD-AudioとDVD-Videoの両方をサポートしてるDolby Digitalも、エンコードタイムでダウンミックス情報を含んでいます)。

    DVD-Audioは、一連の制限されたトランザクションである各トラック毎に、99までの枚の静止画を持つことが許されています(普通の圧縮率だと、プレーヤの2MBバッファで約20枚程度になります)。そして、(cut in/out, fad in/out, dissolve, wipe)のような限られた遷移(ビジュアルエフェクト)を持っています。オンスクリーンディスプレイは、歌詞の同期やナビゲーションメニューに使う事が出来ます。特別に簡素化されたナビゲーションモードは、ビデオディスプレイの無いプレーヤで使う事も出来ます。

    SonyとPhilipsは、サンプリングレートが100kHzまでのDSD(=Direct Stream Digital)を使ったDVDベースの対抗規格である、SACDを現在促進中です。 DSDはパルス密度変調(pulse-density modulation)(PDM)技術に基づいたもので、オーディオ波形の上下をひとつのビットで表すものです。この事はおそらく、PCMエンコーディングに必要とされるブリックウォールフィルタ(the brick wall filters)を取り除く(使わない?)事により、品質を良くするでしょう。さらに、ダウンサンプリングもより正確に効率的になるでしょう。 DVDはダイナミックレンジで120 dB以上で、DCから100kHz以上までの周波数特性を提供します。 DSDは、各信号を予測しエラーまでのランレングスエンコーディングによりデータ量を約2分の1にする、ロスレスエンコーディングを含んでいます。最大データレートは、2.8 Mbpsです。

    SADCは物理的なウォーターマーキング機能を有します。ピット信号処理(PSP)は、デジタルウォーターマーク(データはピット長として記録されます)を入れるために、ディスクのピットの幅を変調します。光学的ピックアップは、PSPウォーターマークを読むために追加の回路を含んでいなければなりません。そして、それから合法的なディスクかどうかを確かめるためのディスクの情報と比較します。新しいウォーターマーキング回路が必要となるので、SACDディスクは既存のDVD-ROMドライブで再生出来ません。

    SACDはテキストと静止画を含みますが、ビデオは含みません。 Sonyはこのフォーマットはオーディオマニアをターゲットにしており、オーディオCDフォーマットを置き換えるつもりではないと、言っています。既存のCDプレーヤで再生するためSACDが見込んでいた、スペシャルデュアルレイヤーフォーマットが計画されていましたが、技術的問題で1999年では落ちています。歩留まりが十分高く、SACD DVDとCDをプレスするよりハイブリッドSACDを作ることの方が安くなれば、復活するかも知れません。プレーヤ情報は、1.12を参照下さい。

    [3.6.2] DVD-Videoのオーディオ詳細

    後述は、DVD-Videoでのオーディオトラックに関して詳述したものです。 PioneerのようないくつかのDVD製造業者は、DVD-Videoフォーマットを用いたオーディオ専用プレーヤを開発中です。いくつかDVD-Videoディスクは、静止画だけでほとんどがオーディオです。

    DVD-Videoディスクには、8オーディオトラック(ストリーム)まで持つ事が出来ます。各々のトラックには、3つのフォーマットのうちのどれかひとつです:

    2つの追加オプションフォーマットが用意されています:DTSとSDDS。ともに外部デコーダを必要とし、全てのプレーヤによってサポートされてはいません。

    ".1"は、サブウーファへと接続する低周波数帯域エフェクト(LFE)チャンネルを指します。このチャンネルは、低音を強調されたオーディオ信号を伝えます。

    Linear PCMは、非圧縮(可逆変換)デジタルオーディオで、CDや多くのスタジオマスターとして用いられたフォーマットと同じです。 16,20,または24bit/sampleで48kHzか96kHzでサンプリング可能です。(オーディオCDは、16bitで44.1kHzに限定されている。) 1から8チャンネルまで可能となっています。最大ビットレートは、6.144Mbpsで、5チャンネル以上でのサンプリング周波数及びビット量に制限があります。 96dB(=デシベル)のダイナミックレンジ(=通常は最大出力レベル((無歪))と残留ノイズレベルの比を表す)の16bits、もしくは、 さらに120dBの幅を持つ20bitsと、22000Hzまで周波数反応を持つ48kHzを組み合わせたサンプリングで一般的には、 ハイファイサウンド再生を満たすものと考えられています。しかしながら、付加ビットとハイサンプリングレートはオーディオマニア用やスタジオワークやノイズシェーピング、先進的信号処理(=デジタルシグナルプロセッシングを差している?)、3次元立体音響再生に役に立ちます。 DVDプレーヤは、LPCMの全てのバリエーションをサポートする事を要求されていますが、それらのうちのいくつかは、96kHzを48kHzに落してサブサンプリングしたり、いくつかは、20または24bit全てを用いていないかもしれません。外付けのデジタルアナログコンバータに供給される信号は、96kHzよりも小さく24bitよりも少なく限定されているかもしれません。

    Dolby Digitalはサンプリング周波数48kHz最大24bitのオリジナルPCMから非可逆変換のAC-3コード化技術を用いたマルチチャンネルデジタルオーディオです。ビットレートは、64kbpsから448kbpsまでで、5.1チャンネルでは384を、ステレオ(サラウンドエンコーディングを伴いまたは伴わず)では通常のレート192を用います。(殆どのDolby Digitalデコーダは640kbpsまでをサポートしています)。チャンネルの組み合わせは、(front/surround):1/0,1+1/0(dual mono),2/0,3/0,2/1,3/1,2/2,3/2。 LFEチャンネルは8つの組み合わせ全てでオプションとなります。詳細はATSCドキュメントA/52<http://www.atsc.org/>を参照下さい。 Dolby Digitalは、ほぼ全てのDVDでのオーディオトラックに用いられるフォーマットです。

    MPEG audioは、サンプリング周波数48kHz16bitのオリジナルPCMから非可逆変換の圧縮を用いたマルチチャンネルデジタルオーディオです。 MPEG-1,MPEG-2両方のフォーマットが、サポートされています。バリアブルビットレートは、32kbpsから912kbpsで、通常は平均レート384を用います。 MPEG-1は384kbpsを限界としています。チャンネルの組み合わせは、(front/surround):1/0,2/0,2/1,2/2,3/0,3/1,3/2,5/2。 LFEチャンネルは全ての組み合わせでオプションです。 7.1チャンネルフォーマットはleft-centerとright-centerのチャンネルを足してます、が、7.1チャンネルフォーマットはホームユースでめったに無いものかもしれません。 MPEG-2surround チャンネルは、MPEG-1 stereoチャンネルの上に拡張ストリーム内にて、マトリクスされており、そして、MPEG-2 audioはMPEG-1ハードウェアに対し下位互換を持たせています。(MPEG-1システムは2ステレオチャンネルのみをでしょう)。 MPEG LayerIII(MP3)とMPEG-2 AAC(別名 NBC、unmatrix)は、DVD-Video規格によってサポートされてはいません。

    DTS (Digital Theater Systems) Digital Surroundはオプションのマルチチャンネル(5.1)デジタルオーディオフォーマットで、サンプリング周波数48kHz最大20bitのPCMから非可逆変換の圧縮を用いています。データレートは64kbpsから1536kbps(そうは言うもののDTS Coherent Acoustics フォーマットは4096kbpsまでを可逆圧縮でサポートしています)。チャンネルの組み合わせは、(front/surround):1/0,2/0,3/0,2/1,3/1,2/2,3/2。 LFEチャンネルは6つの組み合わせ全てでオプションとなります。 DVD規格は、オーディオストリームフォーマットの一つにDTS用の指定を含んでいますが、多くのプレーヤは無視しています。 DTSによれば、現行のDTSデコーダはDTS DVDとして動作します。 DVDで使われているDTSフォーマットは、劇場用のとは違います。(Audio Processing Technology's apt-X, an ADPCM coder, not a psychoacoustic coder) DTSコードをPCMストリームに入れられるので、全てのDVDプレーヤは、DTSオーディオCDが再生可能です。一般的なDTSに関する情報は1.32を参照下さい。もっと多くの情報は、<http://www.dtstech.com/>を訪れたり、Movie Sound PageのAdam Barratt's articleを読む事により得られます。

    SDDS (Sony Dynamic Digital Sound) は、オプションのマルチチャンネル(5.1または7.1)デジタルオーディオフォーマットで、48kHzのPCMから圧縮されます。データレートは、1280kbpsまで可能です。 SDDSは、映画館用フィルムのサウンドトラックフォーマットでMiniDiscで用いられているATRAC圧縮技術を基にしています。 Sonyは、DVDでSDDSをサポートする計画を全くアナウンスしていません。

    THX (Tomlinson Holman Experiment) は、オーディオフォーマットではありません。 THX保証されたサラウンドサウンドアンプによって活用される単純な追加のプロセスセットです。 "THX 4.0"プロセスは、Dolby Pro Logicに足されます: クロスオーバーは、frontのチャンネルからサブウーファへ低域を送ります; frontチャンネルの再イコライジング(スクリーンの後ろのスピーカ用にデザインされた、映画館用の高周波を補償); 音色のrearチャンネルとのマッチング; rearチャンネルのデコレーション; 低域強調したバスカーブ。 "THX 5.1"プロセスは、Dolby Digitalに足され4.0をより良くしています。 :rearスピーカは、現在フルレンジ、クロスオーバーはfrontとrearを互いにサブウーファへ低音を送ります; rearチャンネルが同じ音を持つ時自動的にデコレーションは実行されます、しかし分割されたサラウンドエフェクトの間は、デコレーションされる必要が無いため実行されます。 Home THX Program Overviewを参照下さい。

    525/60ビデオ(NTSC)のディスクでは、PCMもしくはDolby Digitalを少なくとも1トラック用いなければなりません。 625/50ビデオ(PAL/SECAM)のディスクでは、PCMもしくはMPEG Audioを少なくとも1トラック用いなければなりません。追加のトラックは、どんなフォーマットでも良いかもしれません。松下製のような一部の第一世代のプレーヤでは、MPEG-2 Audioを外部デコーダに出力出来ませんでした。

    本来のスペックでは、625/50のディスクでMPEG AudioもしくはPCMが要求されていました。 Philipsによって先導されたしばらくの間の乱闘があり、初期のディスクは、2チャンネルMPEGとマルチチャンネルDolby Digitalのみを伴って出版されたが、DVD Forumは1997年5月 stereo MPEG audioは、625/50ディスクのためだけの義務とすることを明確にしました。 1997年12月、MPEG-2エンコーダ(及びデコーダ)の不足は、仕様書がDolby Digitalを625/50ディスクでの唯一のオーディオトラックとして任せるようにと改定されるほどの大きく充分な問題でした。

    ステレオ出力(アナログもしくはデジタル)の為に、全てのプレーヤは、5.1チャンネル(もしディスク側で提供されていれば)からDolby Surroundステレオ(5チャンネルは、外部Dolby Pro Logicプロセッサによって4つにデコードされるために2チャンネルへとマトリクスされる。)へダウンミックスする、組込みの2チャンネルDolby Digitalデコーダを備えています。 PALプレーヤはMPEGもしくはMPEG-2デコーダも備えています。 Dolby Digital、MPEG-2とも、2チャンネルDolby Surroundをディスク提供者側が独立チャンネルにオリジナルをリミックスしたいと思わない、もしくは出来ない場合、ソースとしてサポートしています。これは、Dolby Digitalサウンドを備えたとして名打たれたDVDが、サラウンドようにL/Rチャンネルのみしか用いていないか、もしくは、純粋にステレオのみしか用いていない事を意味します。古いモノフォニックサウンドトラックの映画でさえ、Dolby Digitalを用いているかもしれません --- しかし1か2チャンネルのみです。 Sonyのプレーヤは、オプション的にノンサラウンドステレオにダウンミックスできます。もし、サラウンドオーディオが重要と思っていて、あなたがドルビーデジタルシステムをお持ちなら、マルチチャネルディスクから十分に良い結果(音)を聞いているでしょう。

    リアセンターチャネルが加わった、新しいDolby Digital Surround EX (DD-SEX?)フォーマットは、DVDディスクとプレーヤ、そして既存のDolby Digitalデコーダと互換性があります。同様にリアセンターチャネルが加わった、新しいDTS Digital Surround ES (DTS-ES)は、既存のDTSデコーダとDTS対応DVDプレーヤで問題なく動作します。しかしながら、両方の新しいフォーマットをフルに使うためには、リアセンターチャネルを抽出するための新しいデコーダが必要となります。リアセンターチャネルは、Dolby Surroundが標準的なステレオチャネルにマトリクスされているのと同じやり方で、ふたつの標準的なリアチャネルにフェイズマトリックスされています。新しいデコーダ無しでも、5.1チャネルオーディオは今でも得られるでしょう。何故なら、追加のリアチャネルは、フルバンド幅独立チャネル(full-bandwidth discrete channel)では無いからで、"5.2-channel"デジタルサラウンドと新しいフォーマットを呼んでも良い程度です。

    Dolby Digitalダウンミックスプロセスは、通常LFEチャンネルを含みませんし、ダイアログオウディビリティ(dialog audibility)を改良するためにダイナミックレンジを圧縮するかも知れませんし、平均的なホームオーディオシステムにある音色の"muddy"(濁り)音を続けます。これは、ハイエンドのオーディオシステムにおいて、サウンドクオリティを低下させる結果として生じます。しばしばmidnight modeと呼ばれるdynamic range compression (DRC) 機能は、ラウドとソフトサウンド間の差を小さくします。それで、あなたはその他の騒音を避け、静かな楽節のディテイルを聞けるまで、ボリュームを絞ることが出来ます。いくつかのプレーヤは、ダイナミックレンジコンプレッションを切るオプションを備えています。ダウンミックスはディスクが準備された際に試聴して、もし結果が受け取るにふさわしくないならば、そのオーディオをひねってみる(=ボリュームを調整する意味で??)か、分離したL/R Dolby Surround トラックを付加すれば良いかもしれません。ホームステレオシステムの限られたダイナミックレンジで、より明瞭性のあるダイアログを作るために小さくひねる事は要求されますが、分離トラックは通常必要ではありません。

    Dolby Digitalはdialog normalizationと呼ばれる機能も持っています。より正確にはボリューム標準化(volume standardization)と呼ばれます。 DNは異なるソース間で、同じレベルのサウンドになるようにデザインされています。これは追加のDolby Digital(デジタル衛星、DTV等)が一般的になってきた時、重要になってくるでしょう。各Dolby Digitalトラックはラウドネス情報を含んでいます。そして、レシーバは自動的にボリュームを調節したり、下げたりする事が可能です。例えばうるさいCMなんかを。(もちろん、CMの間あなたのレシーバのボリュームを上げるために、CMメーカーはごまかしたり、不自然に低いDNレベルにセットすることも可能です)。レシーバのDNをON/OFFする事は、ダイナミックレンジやサウンドクオリティに影響しません。結果は、ボリュームコントロールを上げ下げするのと違いはありません。

    5つのオーディオフォーマット全ては、karaokeモードをサポートしており、ステレオ(LとR)の2チャンネルに足されたオプションのガイドメロディーチャンネル(M)と2つのオプションボーカルチャンネル(V1とV2)を持ちます。

    ひとつのサラウンドステレオオーディオストリーム(192kbps)だけのDVD-5では、55時間を越えるオーディオを記録することが出来ます。 DVD-18では、200時間を越えて記録することが出来ます。

    多くの人々が、DVDプレーヤからのオーディオレベルが大変小さいと不平不満を言っています。実際のところは、オーディオレベルは何よりも一番高いのです。映画のサウンドトラックは、ほとんど無音から強烈な爆発まで及ぶ、極端な強弱があります。増加するダイナミックレンジをサポートするため、歪みなく(2V RMS限界近くの)ピーク値を持っていくため、平均音量が低くなくてはならなりません。これが、DVDプレーヤからのラインレベルが、なぜ殆どのほかのソースよりも低めであるかの理由です。今までのところ、CDやLDとは違って、ディスク間での音量レベルは調和がよりとれています。もしも、DVDとそれ以外のオーディオとのヴォリュームの差が気になるようでしたら、プレーヤの出力レベルやレシーバの入力レベルを調節することが出来ますが、その他にはあまりお奨め出来る方法はありません。

    マルチチャネルサラウンドサウンドに関する詳細は、Bobby Owsinski's FAQ <http://www.surroundassociates.com/safaq.html>を参照下さい。

    [3.6.3] Dolby Digital, Dolby Surround, Dolby Pro Logic, DTSを英語で説明してくれますか?

    ほとんど全てのDVDは、Dolby Digitalフォーマットのオーディオを含んでいます。 DTSは、オーディオフォーマットのオプションで、Dolby Digitalに加えてディスクに付与することが可能です。 Dolby DigitalとDTSは、モノ、ステレオ、マルチチャネルオーディオ(普通は5.1ch)としてディスクに収録できます。   

    全世界のDVDプレーヤは、Dolby Digitalデコーダを内部に持っています。内蔵された2チャネルデコーダは、一般的なアナログオーディオにします。そして、それらは一組のステレオオーディオケーブルを通じて、いろいろな種類のオーディオ機器(レシーバ、TV、boombox他)に送られます。詳細については、3.2を参照下さい。

    2チャネルの信号にひとつのリアチャネルとひとつのセンターチャネルが"piggybacks"乗った、Dolby Surroundと呼ばれる、一般的なオーディオミキシングテクニックがあります。 Dolby Surround信号は、あらゆるステレオシステム(モノシステムでさえ)再生できます。この場合、リアとセンターチャネル音は左と右のチャネルにミックスされています。 Dolby Surround信号が、それを取り扱えるマルチチャネルオーディオシステムで再生されているとき、エキストラチャネルは、抜き出されリアとセンタースピーカとリアスピーカに送られます。単にDolby Surroundと呼ばれる、Dolby Surroundをデコードする古い手法では、リアチャネルだけを引き出します。改良されたデコード手法である、Dolby Pro Logicでは、センターチャネルも引き出します。それから、新たなデコード手法である、Dolby Pro Logic IIでは、センターチャネルとリアチャネル両方を引き出し、さらに3Dオーディオ環境を作り出す信号をも生成します。 Dolby Surroundは、ストレージやトランスミッションフォーマットに依存します。言いかえれば、2チャネルDolby Surround信号は、アナログオーディオ、TV放送のオーディオ、デジタルPCMオーディオ、Dolby Digital、DTS、MP3、VHSテープのオーディオ等で可能です。

    2チャネルDolby Digitalデコーダが内蔵されている全てのDVDプレーヤでは、Dolby Surround(see 3.6.2)を使って2チャネルにdownmixingされたマルチチャネルオーディオを取り扱えます。これは、アナログステレオ出力をTVやDolby Pro Logic対応レシーバを含むあらゆる機器に接続する事が可能です。ほとんどのDVDプレーヤは、ダウンミックスした2チャネルのDolby Surround信号をデジタルPCMフォーマットにして出力する事も可能で、デジタルオーディオレシーバや大部分のDolby Pro Logicに接続できます。

    ほとんどのDVDプレーヤは、Dolby Digitalデコーダ内蔵のレシーバに接続用の、"raw" Dolby Digital信号を出力出来ます。いくつかのDVDプレーヤは、マルチチャネルアナログ入力を持ったレシーバやアンプに接続するための、6か7つのアナログオーディオ出力を備えたマルチチャネルデコーダを内蔵してます。

    DTSを取り扱うのは難しいです。多くのDVDプレーヤは、DTS Digital Out機能(DTS pass-throughとも呼ばれる)を持っています。そして、そのままのDTS信号をDTSデコーダを有する外部レシーバに送ります。 2チャネル Dolby Digitalデコーダのように、Dolby Surroundにダウンミックスする2チャネルのDTSデコーダを内蔵したプレーヤも少しあります。 6か7つのアナログ出力を持つマルチチャネルDTSデコーダを内蔵したプレーヤもあります。 DTSトラックを全く認識しないDVDプレーヤもあります。(1.32を参照下さい)。

    あなたが、POS (plain old stereo)かDolby SurroundレシーバかDolbyPro Logicレシーバを持っているのであれば、DVDプレーヤ以外に必要な物はありません。どのモデルでもあなたのシステムに接続できるでしょう。 Dolby Digitalレシーバをお持ちなら、Dolby Digital出力(よっぽど質の悪いプレーヤを除いて全部のプレーヤが持っています)を持ったプレーヤが必要でしょう。もしもDTSも対応したレシーバをお持ちなら、DTSデジタル出力を持つプレーヤを購入すべきでしょう。 6チャネルDolby DigitalやDTSデコーダ出力を持ったプレーヤを購入する唯一の理由は、あなたがレシーバにマルチチャネルアナログ接続を希望する場合でしょう(3.2のアナログコンポーネント接続の章を参照下さい)。

    [3.7] インタラクティブ機能ってどうやって動いているの?

    DVD-Videoプレーヤ(とDVD-Videoナビゲータソフトウェア)は、基本的な対話性を提供する、コマンドセットをサポートします。主な機能はメニューです。メニューは、ほとんどすべてのディスクでコンテンツの選択と機能のコントロールをするために、見せられます。各メニューは静止画フレームと、36までのハイライトテーブル、矩形"buttons"(ボタン)を持っています。(もしワイドスクリーン、レターボックス、パン&スキャンモードで使用する場合、ボタンは12までです)。スクリーン上のボタンを選択するため4方向のキー、に加えて数字キー、選択キー、メニューキー、リターンキー、がリモコンにあります。追加の機能として、フリーズ、ステップ、スロー、ファスト、スキャン、次、前、オーディオ選択、字幕選択、カメラアングル選択、再生モード選択、プログラムサーチ、PTT(チャプター)サーチ、タイムサーチ、カメラアングルサーチを含んでいるかもしれません。これらの機能は、ディスクのプロデューサによって禁止することが出来ます。

    コマンドセットの追加機能は、単純な計算(加算、減算、乗算、除算、剰余、乱数)、ビット積、ビット和、ビット排他的OR、に加えて、比較(等しい、より大、その他)、レジスタ代入、移動、交換を含んでいます。言語コードやオーディオと字幕の設定、パレンタルレベルのような情報のために、24のシステム・レジスタがあります。コマンドが使うために16のゼネラル・レジスタがあります。カウントダウンタイマも用意されています。コマンドは他のコマンドへ分岐あるいはジャンプ出来ます。コマンドはプレーヤセッティングのコントロール、ディスクの他のパートへのジャンプ、オーディオ、ビデオ、字幕、カメラアングル、その他の表示のコントロールも出来ます。

    DVD-Videoのコンテンツは"titles(タイトル)" (movies あるいは albums)と "parts of titles(パートオブタイトル)" (chapters あるいは songs)に分割されています。タイトルはひとつ以上の"program chains(プログラムチェイン)" (PGC)に、一緒にリンクされた"cells"で構成されています。 PGCは、シーケンシャルプレイ、ランダムプレイ(リピートするかも知れない)、シャッフルプレイ(ランダムな順だが、リピートしない)、として定義することが出来ます。個々のセルはひとつ以上のPGCで使われるかもしれません。 PGCはどのようにパレンタルのマネージメントするか、そしてどのようにシームレス分岐するかを達成します: 異なるPGCは、ほとんど同じ素材によって異なるシーケンスを定義します。(訳注:同じデータを使いますが、再生する順を変えることが出来ます。それはPGCが異なれば、可能です)

    カメラアングルとシームレス分岐用の素材の追加は、小さなチャンクをインターリーブさせます。プレーヤはチャンクからチャンクへジャンプし、使わないアングルや分岐をスキップし、繋ぎ合せシームレスビデオにします。アングルが分けられて収納されているので、ビットレートへの直接の影響はありませんが、再生時間に影響します。プログラムに1カメラアングルを加えると、約2倍の量のスペースが必要になります(そして再生時間は半分にカットされます)。分岐(シームレスとノンシームレス)の例として、Kalifornia, Dark Star, Stargate SEがあります。

    [3.8] インターレースとプログレッシブビデオの違いって何?

    ビデオを表示するのには、基本的に2つの方法があります: interlaced scanprogressive scanです。コンピュータモニタ、デジタルテレビジョンに使われるプログレッシブスキャンは、1枚のframeとして画像の水平方向のラインを1度に表示します。 NTSC,PAL,SECAMの一般的なテレビジョンに使われるインターレーススキャンは、画像の水平方向のラインを最初は半分だけ表示します(最初のfieldは、奇数ラインだけを、次のフィールドは偶数ラインだけを含み、表示されます)。インターレースは、TVブラウン管の蛍光体の持続性を利用し、ぼやけた2枚のフィールドをきちんとした1枚の画像に見せている。インターレースビデオの利点は、高いリフレッシュレート(50や60 Hz)が、帯域幅の半分で達成できることです。不利な点は、ビデオがフリッカや他のアーティファクトを避けるため、フィルタを通さなくてはならないため、水平方向の解像度が本質的に半分にカットされることです。

    どのように元画像がキャプチャされるのかを考慮し、その違いを理解することが役に立つかもしれません。フィルムカメラは毎秒24フレーム撮影します。一方、ビデオカメラは、1/60間隔で、奇数と偶数ラインのフィールドを交互にスキャンします。(即座に全フレームを見せるプロジェクテッドフィルムと違い、ほとんどのプログレッシブスキャンディスプレイは、上から下まで続けてトレースします。しかし、結果はほぼ同じです)。

    DVDは、全世界で10億台のTVの99.9%をカバーするインターレースディスプレイに表示するように設計されています。しかしながら、ほとんどのDVDコンテンツは、もともとプログレッシブなフィルムから作られています。フィルムコンテンツをインターレースにするため、各フィルムフレームはふたつのフィールド—1フィールド目は240ラインで2フィールド目も240ラインの—に分けられます。そして、分けられたままMPEG-2ストリームにエンコードされます。その他に事態をややこしくするのは、フィルムは24フレーム/秒で再生する一方、TVはNTSCで30フレーム(60フィールド)/秒、PALとSECAMで25フレーム(50フィールド)/秒で再生することです。 PAL/SECAMディスプレイにおいて、簡単な解決方法はフィルムフレームを25/秒で見せることです。これは、4%スピードアップし、それに合わせてオーディオもスピードアップします。 NTSCディスプレイにおいて、解決方法は、最初のフレームを2ビデオフィールドにし、次のフィルムフレームを3ビデオフィールドにすることを繰り返し、24フレームを60フィールドに変換する事です。これは2-3プルダウンと呼ばれます。シーケンスワークは以下のようになります。ここで、A-Dはフィルムフレーム;A1, A2, B1,その他はふたつのビデオフィールドに分けられたフィルムフレーム;1-5は最終的なビデオフレームです。

    Film frames:   |  A  |   B    |  C  |   D    |
    Video fields:  |A1 A2|B1 B2|B1 C2|C1 D2|D1 D2|
    Video frames:  |  1  |  2  |  3  |  4  |  5  |

    MPEG-2エンコーディングで、繰り返されたフィールド(B1とD2)は、2度記録されません。その代わり、デコーダに伝えるため、フィールドが繰り返されているというフラグをセットします。(上と下のフィールドが交互になっている必要があるので、C2-C1とD2-D1の順番がひっくり返っているように見えます)。 MPEG-2はフレームがプログレッシブを示すフラグを持っています(ふたつのフィールドが同じとき)。フィルムコンテンツにおいて、プログレッシブフレームフラグは各フレームで真であるべきです。 MPEG-2の詳細は、3.4を参照下さい。

    あなたも見る事があるかもしれませんが、一対の問題があります: 1)フィルムフレームが、その他のより長く見えることがある。これは、ジャダーやjerkinessが原因です。特に、スムースにパンするときに見られます。 ; 2)3番目か4番目のビデオフレームでビデオをフリーズしたとき、画像の動きがふたつの別のイメージが混じったようになって揺らめいている(フリッカーフレーム)のを見るかもしれません。大部分のDVDプレーヤは2番目の問題を回避していますが、フリッカーフレームでフリーズするのもあります。(これは、プレーヤの設定メニューのフレーム/フィールドスチルオプションを参照下さい)。

    ほとんどのDVDプレーヤはインターレースTVに繋ぎます。そして、フィルム変換によるアーティファクトについてはほとんど処理済みです。しかしながら、プログレッシブDVDプレーヤに関する情報は、1.40を参照下さい。

    プログレッシブビデオとDVDに関しては、Secrets of Home Theater and High Fidelityの優れたDVD Benchmarkシリーズの、part5player ratingsを参照下さい。

    [3.9] エッジエンハンスメントって何?

    DVDエンコードするために、フィルムをビデオに変換するとき、画像を浄化するために、通常はデジタル処理を通します。これらの処理には、ノイズリダクション(DVNR)とイメージエンハンスメントが含まれています。エンハンスメントはコントラスト(PhotoShopの"sharpen"の効果と同様です)を強調しますが、明暗間の移り変わりに誇張が入ったり、雨の日のドライブに見える街灯のような効果を示すringingの原因になります。

    ビデオノイズリデューサはうまく使えば、傷、汚れ、その他のオリジナルフィルムの欠点を取り除いてくれる良いものです。エンハンスメントを使いすぎるのは、良くないことです。ビデオは、何気なく見ている人達には、シャープでクリアに見えるかもしれませんが、オリジナル画像のすばらしく調整されたディテイルが変えられたり失われたりします。

    [3.10] DVDでバーコードが使えますか?

    もしも、謙虚なFAQ著者と長い間LDの開発を行った人がたくさんいるのであれば、全てのDVDプレーヤはバーコードをサポートするでしょう。これは、教育用ディスクと格好良く印刷された付録がついたものでした。しかし、1995年8月のオールスターミーティングからの私達の勧告の拒絶は、また別の話です。

    そして、答えは"ほとんど使えません。"。いくつかの業務用プレーヤ、the Pioneer LD-V7200, Pioneer LD-V7400, Philips ProDVD-170が、レーザーバーコード規格との互換性を含め、バーコードをサポートしています。 DVDは、タイムサーチが効くように、one_sequential_PGC titlesでオーサリングしなければなりません。パイオニアのtechnical manualsで、詳細が得られるでしょう。

    [3.11] BCAって何ですか?

    BCAとはburst cutting areaで、DVDのハブ近くのゾーンにYAGレーザでディスクに刻まれたバーコードゾーンです。、バーコードカッティングは、スタンピング工程から独立しているので、各ディスクには、例えばシリアルIDのようなユニークなデータを記録することが可能です。 DVDリーダーはレーザーピックアップヘッダを使ってBCAを読むことが可能です。

    BCAはCPRM(see 1.11)とDivx (see 2.10)で、各ディスクにユニークな識別を行なうのに使われています。


    [4] DVDとcomputers

    [4.1] 私のコンピュータでDVDムービーを再生出来ますか?

    はい、もしあなたのコンピューターに正しい機能があれば。コンピュータのOSあるいは再生ソフトウェアは、リージョナルコードをサポートし、コピープロテクトされた映画をデスクランブル(スクランブル解除)するためのライセンスを受けなければなりません。もしも、コンピュータがTVビデオ出力を持っている場合、コピープロテクトされた映画を再生するためにはMacrovisionをサポートしなければなりません。 DVDで使われているファイルシステムフォーマットである、UDFを読む事が出来るソフトウェアも必要になるかもしれません。既存のCD-ROMドライバでDVD-ROMドライブが動作するので、Windows用に特別なドライバは不要です。 DVD-ROMドライブに加え、あなたのコンピュータにMPEG-2ビデオとDolby DigitalやMPEG-2オーディオをデコードするために追加のハードウェアか 、ソフトウェアでデコーディングを取り扱えるだけの充分なスピードが必要です。ソフトウェアだけで問題無く再生するには、Pentium II 300 MHzあるいはMac G3が必要です。 DVD-ROMドライブ搭載の新しいコンピュータの10%-30%がハードウェアデコーダを含んでいると見積もられます。そして、残るDVD-ROMコンピュータのほとんどは、ソフトウェアデコーダを含んでいるでしょう。ハードウェアアップグレードキットは既存のコンピュータ用に、$150から、購入出来るでしょう(通常最低でもPentium133MHz)。ドライブとアップグレードキットに関するリストは、<http://www.brouhaha.com/~eric/video/dvd>を参照下さい。

    Mac OS X 1.0 (Cheetah)は、DVD再生をサポートしていませんし、AppleのDVDオーサリングアプリケーション(iDVDとDVD Studio Pro)さえもサポートしていません。 DVD再生は、この夏か秋のフォローアップリリースでサポートされる予定です。 (詳細に関しては、CNET.)

    もしも、PCで映画を再生するのに問題があるのでしたら、4.6を参照下さい

    動き保証やIDCT(逆離散コサイン変換)、IVLC (逆可変長符号化)、そしてサブピクチャのデコードのような確かなMPEGデコーディングタスクは、ビデオグラフィックチップに追加の回路で実行する事も出来ますし、ソフトウェアデコーダのパフォーマンスも改善します。これはハードウェアデコーダアクセラレーションやハードウェアモーションコンプ、ハードウェアアシストと呼ばれます。

    いくつかのカードメーカーは、全てをハードウェアでデコードするのではないのに、それをハードウェアデコードと呼びます。現在の全てのグラフィックカードは、ハードウェア色空間変換(YCbCrからRGB)とビデオポートオーバーレイを備えています(たとえそれらのすべての競合他社のカードが同じ特徴を持っても、いくつかのグラフィックス・カード・メーカーは、この機能を強調します)。

    Microsoft Windows 98とWindows 2000は、DVD-VideoとMPEG-2再生の標準的なサポートを提供する、DirectShow 5.2を含んでいます。 DirectShowは、Windows 95にインストールする事も可能です。 DirectShow 6.0は、downloadから入手出来ます。 DirectShowは、DVDアプリケーションのフレームワークの標準化を提供しますが、サードパーティのハードウェアデコーダやソフトウェアデコーダがまだ必要です(以下参照)。 Windows NT 4.0は、データ用のDVD-ROMドライブをサポートしますが、DVD-Videoディスクの再生をサポートする物はほとんどありません。 (Margi DVD-To-Go, Sigma Designs Hollywood Plus, Creative Labs Dxr3関連はNT 4.0で動作する数少ないデコーダです。 InterVideo, Mediamatics, MGIもNT 4.0で動作するソフトウェアデコーダですが、小売りされていません)。 Windows2000は、Windows98と同じWDMドライバとDirectShowソフトウェアを使うでしょう。そして、動画再生とDVDアプリケーションを完全にサポートするでしょう。 Internet Explorer 5.0は、HTMLページ内でDVD再生を記述可能な、バージョン6.1の Windows Media Playerを含んでいます。 Windows 98以降はUDFディスクを読むことが出来ます。 Adaptecは、Windows 95/98/NT用のフリーなファイルシステムドライバ,UDF Reader,を提供します。 Software ArchitectsはWindows 95用Read DVDを売っています。

    AppleのQuickTime4は、一部DVD-VideoとMPEG-2用に用意されていますが、 まだ適切にサポートするハードウェア、ソフトウェアデコーダがありません。 Mac OS 8.1以降はUDFディスクを読ことが出来ます。 AdaptecはMac OS 7.6以降でUDFディスクをリードするためのフリーのユーティリティ, UDF Volume Access,を提供しています。 Software ArchitectsDVD-RAM TuneUpと呼ばれるMacOS用のUDF reading softwareを売っています。 IntechのCD/DVD SpeedToolsソフトウェアは、Macで使われるほとんど全てのDVDドライブで CD/DVD SpeedTools software allows most any DVD drive to be used with a Mac.

    覚え書き: MacOS用のQuickTime MPEG ExtensionはMPEG-1専用で、MPEG-2 DVD-Videoは再生出来ません。

    いくつかのDVD-ROMと少数のDVD-Videoは、MPEG-2の代わりにMPEG-1エンコードされたビデオを使います。最近のほとんどのコンピュータは、MPEG-1ハードウェアが組み込まれているか、ソフトウェアでMPEG-1デコードすることが可能です。

    (ソフトウェアかハードウェアデコーディングを使う)DVDプレーヤアプリケーションは、バーチャルDVDプレーヤです。これらはほとんどのDVD-Video機能(メニュー、サブピクチャ、その他)をサポートし、 DVD-Videoプレーヤのリモコンの機能をエミュレートします。大部分のプレーヤアプリケーションはブックマーク、チャプタリスト、字幕言語リストのような付加機能を含んでいます。

    マイクロソフトWindows用PCのソフトウェアデコーダとDVDプレーヤアプリケーション:

    ソフトウェアデコーダは、フレーム落ちなく再生するには、少なくとも350 MHz Pentium IIとバスマスタDMAサポートのDVD-ROMドライブを必要とします。 400 MHz pentium IIIより遅ければ、グラフィックカードのハードウェアデコードアクセラレーションが助けになるでしょう。(PCIよりも)AGPビデオカードも、ソフトウェアデコーダのパフォーマンスを改善します。

    マイクロソフトWindows用PCのハードウェアデコーダカードとDVD-ROMアップグレードキット:

    Sigma Designsデコーダ(Creative Dxr3も含む)を除いた全てはDirectShow用のWDMドライバがあります。 Sigma Designsデコーダカードは、デコーダアップグレードキットとして、日立,HiVal, 松下, Phillips, ソニー, 東芝で使われています。ハードウェアデコーダの利点はCPUプロセッシングパワーを食わない事と、しばしばソフトウェアデコーダより良い画質を生成する事です。 Chromatic Mpact2 chipは3フィールド分析を行い、DVDから非常に優れたプログレッシブスキャンビデオを生成します(不運な事に、ChromaticはATIに買われ、いくつかの技術はATIのRadeonにあるにもかかわらず、チップはサポートされません。)ハードウェアデコーダは、コンピュータディスプレイのビデオに挿入するvideo overlayを使います。グラフィックカードのアナログVGA信号を捕らえ、ビデオと合成するアナログオーバーレイを使ったり、コンピュータ内部のケーブルを経てグラフィックアダプタと直接デジタル接続するビデオポートエクステンション(VPE)を使ったりするのもあります。アナログオーバーレイは、VGA信号の品質を下げるかも知れません。オーバーレイ情報に関しては、4.4を参照下さい。

    多くのMacintoshモデルに標準でDVD-ROM、DVD-RAM、DVD-RWドライブが搭載されるようになりました。インストール済みのAppleのソフトウェアDVDプレーヤは、ATIグラフィックカードのハードウェアアクセラレータを使っています。まだリリースされていないQuickTime MPEG-2デコーダは、ビデオとオーディオのデコードにPowerPCチップのVelocity Engine (AltiVec)を使用するかもしれません。不運にも、アップルのソフトウェアデコーディングには、問題があります。アップルは、開始から4ヶ月で5個のソフトウェアアップデートをリリースしました。 最新情報に関しては、MacFixitMacInTouchをチェックしましょう。 DVD-ROMアップグレードキットとマッキントッシュ用のデコーダカードは、 E4(Elecede)(Cool DVD,C-Cube chip) [E4は廃業しました], EZQuestBOA Mac DVD), Fantom DrivesDVD Home Theater kit: DVD-ROM or DVD-RAM drive with Wired MPEG-2 card), WiredWired 4DVD, Sigma EM8300 chip[Hollywood plusと同じカード]; MasonX [暗号がかかった映画は再生できない!]; DVD-To-Go [生産中止];Wiredは Media100に引き継がれました)によって作られています。暗号化されていない映画を再生できるシェアウエアDVDsoftware playerのβバージョンがあります。

    Sigma Designs NetStream 2000DVDデコーダカードは、LinuxでのDVD再生をサポートするでしょう。 InterVideoとCyberLinkも、Linux用の商用DVDプレーヤを発表しています。さらに、Linux, Unix, BeOS,その他のOS用のフリーソフトウェアがいくつかあります : MPlayer, OMS (LiViD), VideoLan, and Xine.

    プログレッシブディスプレイと高いスキャンレートを使うセットットップDVD-Videoプレーヤより、コンピュータはビデオをよりよく再生する能力をもっているにもかかわらず、現在のシステムは上質のTVを繋いだホームプレーヤと同じくらいに良くは見えません。

    あなたが、DVDコンピュータとTVを繋ごうと望むのであれば、デコーダカードやVGAカードはTV出力(コンポジットビデオかS-Video)を持たなければなりません。 VGA出力とスキャンコンバータを接続する事も出来ます。スキャンコンバータは、ADS Technologies, AITech, Antec,AverLogic, AVerMedia,Communications Specialties, Digital Vision, Focus Enhancements, RGB Products等から入手可能です。 800x600でさえ一般のTV以上の能力であること、それ以上の解像度はTVの画像を良くしない事を心に留めてかなければなりませんが、スキャンコンバータが、ディスプレイ解像度: 640x480, 800x600等を選択出来るか確認しましょう。

    PCからのビデオの品質はデコーダ、グラフィックカード、TVエンコーダチップ、その他の要因に依存しますが、高級なDVDプレーヤよりは少々落ちるのが普通でしょう。コンピュータのVGAカードのRGB出力は、標準的なコンポーネントRGBと異なる周波数ですので、ほとんどのRGBビデオモニタに直接接続することは出来ないでしょう。デコーダカードやサウンドカードがDolby DigitalやDTS出力を持っているならば、A/Vレシーバに接続するとマルチチャネルオーディオが聞けるでしょう。

    一般的なTVに繋ぐ代わりに、プログレッシブスキャンモニタやビデオプロジェクタにDVD PCを繋ぐと、ふつうのプレーヤよりはるかに良く見えます。 A DVD PC connected to a progressive-scan monitor or video projector, instead 2.9を参照下さい。さらに、AVSのHome Theater Computersフォーラムも参照しましょう。

    あなたのPCでDVDを再生するときのリモコン用にAnimax Anir Multimedia Magic,InterActWebRemote, Multimedia Studio Miro MediaRemote, Packard Bell RemoteMedia, RealMagicRemote Control, X10 MouseRemoteがありますので、チェックしましょう。多くのリモコンは、 Visual Domain'sRemote Selectorソフトウェアによりサポートされます。

    [4.2] DVD-ROMドライブの特徴と速度は?

    CD-ROMドライブとは違い、初年度に2倍、3倍、それ以上早い回転速度の早いDVD-ROMドライブが登場しはじめています。ほとんどの等速DVD-ROMドライブは、バースト転送レートで12MB/s以上を伴い、データ転送レートは1.321MB/s(11.08*10^6/8/2^20)です。 DVD-ROMディスクからのデータ転送レートはざっと9倍速CD-ROMドライブ相当です。(1x CD-ROMのデータ転送レートは150 KB/s,あるいは0.146 MB/s)。 DVDのスピンレートは、CDの約3倍の速くなります(1x DVD ~ 3x CD)。しかし、ほとんど全てのDVD-ROMドライブはCD-ROMを読むときモーターのスピードを上げて、12倍速以上で読みます。 "16x/40x"というのは、DVDで16倍速、CDで40倍速で回転すると言う意味です。完全な転送速度を維持出来ないにもかかわらず、2倍速、4倍速、4.8倍速と5倍速、6倍速、8倍速、10倍速、16倍速も出てきていてます。 DVDとCDの最大速は、最も早い最外周のデータ読みこみ速度が使われます。平均データ速度は最大速度より低くなります。ほとんどの等速DVD-ROMドライブはシークタイムが85-200msで、アクセスタイムは90-250msです。

    DVD drive speed Data rate Equivalent CD rate Actual CD speed
    1x 11.08 Mbps (1.32 MB/s) 9x 8x-18x
    2x 22.16 Mbps (2.64 MB/s) 18x 20x-24x
    4x 44.32 Mbps (5.28 MB/s) 36x 24x-32x
    5x 55.40 Mbps (6.60 MB/s) 45x 24x-32x
    6x 66.48 Mbps (7.93 MB/s) 54x 24x-32x
    8x 88.64 Mbps (10.57 MB/s) 72x 32x-40x
    10x 110.80 Mbps (13.21 MB/s) 90x 32x-40x
    16x 177.28 Mbps (21.13 MB/s) 144x 32x-40x

    DVD-ROMドライブの大きなキャッシュ(メモリバッファ)は、コンピュータへ供給するデータの速度を上げることが出来ます。この事は、主にデータに対して有用ですが、ビデオには有用ではありません。レイヤーチェンジの間の一時停止で(バッファ中のデータ?)が減少したり無くなったりしますが、ビデオの品質には影響ありません。

    リライタブルDVDドライブ(4.3参照)は、各ブロックごとにデータを書きこんでから読む、データベリフィケーション機能がONの時は、広告での速度の半分で書きこみます。ベリフィケーションは通常デフォルトでONになっています。それをOFFにすると書きこみスピードが上がるでしょう。そのことがあなたのデータを危うくするかはディベートの題材です。

    一定の線密度を保つために、各トラックの外である、外側に近いところを読むときには、CD-ROMとDVD-ROMドライブはディスクをゆっくり回します。(これはCLV、constant linear velocity(線速度一定)です)。いくつかの高速ドライブは、回転速度を一定にキープし、異なるデータリードアウトスピードを取り扱うためバッファを使います。(これはCAV、constant angular velocity(角速度一定)です)。 CAVドライブにおいて、データはディスクの外側が最も早く読まれます。そして、スペックには"max speed.(最大速度)"と、しばしば記載されます。

    覚え書き:映画再生時に、速いDVD-ROMドライブはスムーズなスキャンニングとすばやいサーチをあなたに与えてくれるだけです。 1倍速を超えるスピードはDVD-Videoディスクのビデオの品質を向上するものではありません。マルチメディアゲームやデータベースを使用するような、コンピュータデータを読むときに違いが現れるだけです。

    接続性はCD-ROMドライブと同様です:EIDE (ATAPI), SCSI-2, etc。全てのDVD-ROMドライブは、オーディオCDを再生するためのオーディオコネクションを持っています。 DVDオーディオやビデオ出力(それは内部にオーディオ/ビデオデコードハードウェアを必要とするでしょう)をアナウンスしたDVD-ROMドライブはありません。 DVD-ROM PCとTVやステレオレシーバを繋ぐため、デコーダカードやビデオカードはTVビデオ出力とオーディオ出力を持たなくてはなりません。デジタルオーディオレシーバに接続するためのSP/DIFを持ったカードもあります。ビデオ出力が無い場合、TVスキャンコンバータにVGA出力を接続できます。

    ほとんどすべてのDVD-VideoとDVD-ROMはUDF bridgeフォーマットを使います。それはDVD MicroUDF(subset of UDF 1.02)とISO 9660ファイルシステムのコンビネーションです。 OSTAUFDファイルシステムは、CD-ROMのISO 9660システムにいずれ置き換わるでしょうが、OSがUDFをサポートするまでブリッジフォーマットがバックワードコンパチ(下位互換性)を提供します。

    [4.3] recordable DVDって何: DVD-R, DVD-RAM, DVD-RW, and DVD+RW?

    DVD-ROMの5つのレコーダブルバージョンがあります:DVD-R for General、DVD-R for Authoring、DVD-RAM、DVD-RW、DVD+RW。全てのレコーダブルドライブは、DVD-ROMディスクを読むことが出来ますが、記録用にはそれぞれ異なったタイプのディスクを使います。 DVD-Rは一度だけ書き込み可能(シーケンシャルのみ)で、 DVD-RAMとDVD-RWとDVD+RWは数百から数千回書き込み消去可能です。一番最初に、DVD-Rは1997年秋に入手出来るようになりました。 1998年夏にDVD-RAMが後を追って発売されました。 DVD-RWは1999年12月に日本で発売されました。しかし、それ以外の地域では2001年中頃まで入手出来ないでしょう。 DVD+RWは2001年中頃か遅くに入手できそうです。

    レコーダブルDVDは最初コンピュータ用として発売されました(1.14参照)。家庭用DVDビデオレコーダは、2000年末近くに全世界でリリースされ始めました。 DVDビデオレコーダは暗号化されたDVD(映画ディスク)をコピーすることは出来ません。

    3種の消去可能フォーマット(DVD-RAM, DVD-RW, and DVD+RW)は、本質的にそれぞれが競争相手です。マーケットが勝者を決めるでしょう。 DVD-RAMが約3年早くスタートを切っています。

    ライタブルフォーマット同士、あるいは既存のドライブやプレーヤと十分な互換性が取れていないことがひとつの大きな問題です。互換性が取れて各フォーマットが融合して行くのも時間の問題でしょう。例えば、パイオニアの新しいビデオレコーダは、DVD-RWとDVD-Rどちらも使えます。一方、パイオニアのDVD-RレコーダはCD-RとCD-RWディスクに書き込み可能です。未来のDVD-RAMドライブは、CD-R/RWと同じようにDVD-Rディスクに書き込めるでしょう。東芝、松下電器、他はDVD-ROM/CD-RWをひとつにしたドライブを作っていて、1999年末近くには入手できるようになるでしょう。 DVDMadeEasy, HomeMovie.comAppleに、DVD-Rディスクと互換性のあるプレーヤのリストがあります。

    互換性の要約 (mid 2000).
    DVD unit DVD-R(G) unit DVD-R(A) unit DVD-RW unit DVD-RAM unit DVD+RW unit
    DVD-ROM disc reads reads reads reads reads reads
    DVD-R(G) disc usually reads reads, writes reads, doesn't write reads, often writes reads reads
    DVD-R(A) disc usually reads reads, doesn't write reads, writes reads, doesn't write reads reads
    DVD-RW disc usually reads reads reads reads, writes usually reads usually reads
    DVD-RAM disc rarely reads doesn't read doesn't read doesn't read reads, writes doesn't read
    DVD+RW disc usually reads usually reads usually reads usually reads usually reads? reads, writes

    DVDフォーラムは、DVD-R, DVD-RW, DVD-RAMとの互換性を保証するDVD Multiロゴを開発しました。 DVD Multiプレーヤは3つのフォーマット全てを再生する事が出来、DVD Multiレコーダは3つのフォーマット全てを使って記録することが可能です。

    各フォーマットの調査結果が簡潔に以下に記されています。ハードウェアメーカーに関しては、6.2.3を参照下さい。ライタブルDVDに関してより詳しい、Dana Parker's article at <http://www.emediapro.net/EM1999/parker1.html>を参照下さい。データストレージとしてのライタブルDVDに興味をお持ちでしたら、Steve Rothman'sのFAQとメーリングリスト情報DVD-DATAページを訪れてみましょう。

    DVD-R

    DVD-RはCD-Rと同様に有機染料重合体技術を使用していて、ほとんどすべてのDVDドライブやプレーヤと互換性があります。第一世代の容量は3.95ビリオンバイトですが、のちには4.7ビリオンバイトに拡張されました。 DVD-ROMの容量である4.7GBと一致することは、デスクトップDVD-ROMプロダクションには重大な事です。 2000年早々に、Rのフォーマットが"authoring"バージョンと"general"バージョンに分かれました。 generalバージョンは、DVD-RAMに書き込む事を想定し、(635nmの代わりに)650nmレーザーを使うことになります。 DVD-R(G)はホーム用途で、DVD-R(A)はプロ用途です。 DVD-R(A)メディアは、DVD-R(G)レコーダで記録することが出来ないでしょう。そして、逆もまた同じでしょう。しかし、どちらも既存のほとんどのプレーヤやドライブで読むことは可能でしょう。主な違いは、レコーディング波長に加えて、DVD-R(G)はdecrementing pre-pit addresses、pre-stamped or pre-recordedコントロールエリア、CPRM(1.11参照)を使い、両面ディスクを許している事です。 DVD-Rメディアにコピープロテクトされた映画コンテンツを記録出来る、第3番目のバージョンである"special authoring"が開

    パイオニアは3.95G DVD-R(A) 1.0ドライブを1997年10月(約6ヶ月遅れて)に$17,000でリリースしました。新しい4.7G DVD-R(A) 1.9ドライブは、1999年5月に限定量ですが、$5,400で出ました(約6ヶ月遅れで)。 バージョン2.0ドライブは、2000年秋に入手可能になるでしょう。バージョン1.9ドライブは、ソフトウェアをダウンロードすることによって、2.0にアップグレードすることが可能です。 (このソフトウェアは、2,500時間記録制限を外すでしょう)新しい2.0[4.7G]のメディア(新しいコピープロテクション機能付き)は、2.0のドライブでのみ書きこめるでしょう。 1.9のメディア(と古い1.0[3.95G]メディア)も、2.0のドライブで書きこめます。

    パイオニアのDVR-A03 DVD-R(G)ドライブは、2001年4月に$1,000ドル以下で発売されました。それは、CD-R/RWも書き込み可能です。同じドライブ(model DVR-103)は、新しいApple MacとCompaq PCに搭載されました。 Panasonic, Ricoh, Sharp他は、DVD-R(G)レコーダを2001年にリリースする予定です。

    ブランクDVD-Rの価格は$10から$35ですが、質の悪いディスクは互換性に問題があります。ブランクメディアはイーストマンコダック、富士フィルム、日立マクセル、三菱、三井(東圧)、パイオニア、リコー、Ritek、TDK、Verbatim、ビクターで作られています。

    DVD-R1.0フォーマットはECMA-279で規格化されました。パイオニアのAndy Parsonsは、DVD-R(G)とDVD-R(A)の違いを説明した、white paperを書きました。

    制限つきながら、プレス用のDVD-R(A)とDVD-R(G)を使う事は可能です。第一に、全てのプレスメーカーがDVD-Rを受け入れてくれるとは限りません。第二に、DVD-Rを使用したときにデータ損失と互換性の問題があります。そして、オーサリング側とプレス側でチェックサムを使うのが良いでしょう。第三に、DVD-RはCSS,リージョン、マクロビジョンをサポートしません。これをサポートするための新しいカッティングマスターフォーマット(CMF)を持つDVD-R(A)が追加されます。 CMFは、DDP情報をコントロールエリアに記録しますが、オーサリングソフトウェアとプレス会社がCMFをサポートするまでしばらく時間がかかるでしょう。

    DVD-RW

    DVD-RW(以前はDVD-R/W、しばらくの間DVD-ERとして知られた)は、もうひとつのフェイズチェンジイレーザブル(相変化消去可能)フォーマットです。 DVD-Rを基にパイオニアにより開発されたDVD-RWは、同じトラックピッチ、マークレングス(長)、ローテーションコントロールを使い、DVD-RWは大部分のDVDドライブとプレーヤで再生可能となるでしょう。(いくつかのドライブやプレーヤはDVD-RWの低い反射率を2層ディスクと間違えるかもしれません。この問題を解決するには、ファームウェアをアップグレードする必要があるでしょう)。 DVD-RWは、書き込み時間のシンク(synchronization)のためのランドエリアのアドレス情報を伴う、グルーブレコーディングを使います。(ランドデータは読むときには不要です)。最初の容量は4.7ビリオンバイトでしょう。 DVD-RWは、約1000回程再書き込み可能です。

    1999年12月、日本でパイオニアはDVD-RWホームビデオレコーダを発売しました。価格は250,000円(約$2,500)で、ブランクディスクは3,000円(約$30)です。レコーダは新しいDVD-VR(video recording)フォーマットを使っているので、既存のプレーヤで再生できないでしょう。(物理的には互換性があるのですが、論理的には互換性がありません)。レコーディング時間は、品質に応じて1時間から6時間と幅があります。新しいバージョンのレコーダが、U.S.その他で2000年中旬に発売されると期待されます。それは、DVD-Rディスクにも書きこめ、既存のプレーヤと互換性のあるDVD-Videoフォーマットを使う予定です。シャープは$2,200のDVD-RWレコーダを、Zenith (LG)は$2,000のDVD-RWレコーダをアナウンスしました。どちらも2000年末頃と期待されます。シャープは、2002年3月頃に$1,000以下のDVD-RWレコーダを作成することを期待しています。

    DVD-R/RWコンビネーションドライブは、パイオニアから2001年に、約$1,000位で入手出来るようになるでしょう。これは、DVD-RW, DVD-R(G), CD-R, CD-RWディスクに書きこめるでしょう。

    初期のDVD-RWのディスク価格は約$25です。ブランクメディアは、イーストマンコダック、日立マクセル、三菱、三井(東圧)、パイオニア、リコー、Ritek、TDK、Verbatim、ビクターで作られています。リコー、ヤマハ、ソニー他はDVD-R/RWドライブを作るためにパイオニアと共同するでしょう。

    DVD-RAM

    初期の容量は2.58ビリオンバイトで後に4.7ビリオンバイトに容量アップしたDVD-RAMは、いくつかのMO機能が混在した相変化(PD)技術を使います。 DVD-RAMは、欠陥管理と高速アクセスのためのゾーンCLVフォーマットなのでコンピュータで使うライタブルDVDフォーマットとして最適です。ほとんどのドライブとプレーヤで互換性がありません。(欠陥管理、反射率の違い、小さなフォーマットの違いで)。ウォブル・グルーブは、グルーブとグルーブ間のランドの両方に書き込まれたマークで、クロックデータを提供するために使われます。グルーブとプレエンボスセクタへッダは、製造時、ディスクに形成されています。片面のDVD-RAMディスクは、カートリッジから取り出せたり取り出せなかったりします。カートリッジが2種類あります:type1は密封され、type2はディスクを取り出せます。ディスクはカートッリジの中でのみ書き込まれます。両面DVD-RAMディスクは、カートリッジに密封されたものだけが入手可能です。カートリッジの寸法は124.6mm x 135.5mm x 8.0mmです。 DVD-RAMは約100,000回再書きこみ可能で、ディスクは少なくとも30年はもつと期待されます。

    DVD-RAMドライブは1998年6月(約6ヶ月遅れ)に$500から$800で登場しました。ブランクディスクは片面で約$30、両面で$45です。ディスクの価格は1998年8月で$20以下でした。 DVD-RAMディスクを読める最初のDVD-ROMドライブは、1998年9月にパナソニックからリリースされました(SR-8583, 5x DVD-ROM, 32x CD)。 DVD-RAMディスクが読める、日立のGD-5000ドライブは、1999年後半に発売されました。ブランクDVD-RAMメディアは日立マクセル、イーストマンコダック、三菱、三井、TDKで製造されています。

    片面4.7ビリオンバイトの容量を持つ、DVD-RAMバージョン2.0は、1999年10月に公表されました。最初のドライブは、現在のDVD-RAM 1.0ドライブと同じ程度の価格で、2000年6月にリリースされました。片面のディスクは約$20、両面ディスクは約$30です。 DVD-RAM 2.0も8cmディスクを規定しており、デジタルビデオカメラのようなポータブルカートリッジとしても使えます。将来のDVD-RAMディスクは、高密度を達成するため、コントラストエンハンスメントレイヤー(contrast enhancement layer)とサーマルバッファレイヤー(thermal buffer layer)を使うかも知れません。

    SamsungとC-Cubeは、1999年10月に、新しいDVD-VRフォーマットを使ったDVD-RAMビデオレコーダの技術デモンストレーション(製品アナウンスはありません)を行いました。(DVD-VRの詳細は、上記DVD-R/RWを参照下さい)。松下電器は、2000年1月のCESで、$3,0000のDVD-RAMビデオレコーダをデモしました。それは9月にU.S.で$4,000で登場しました(model DMR-E10)。日立は、小さなDVD-RAMディスクを使ったカムコーダ(デジタルビデオカメラ)を展示していました。それは、2001年早々に$3,000で入手出来るようになるでしょう。

    Hitachi showed a camcorder that uses small DVD-RAM discs, to be available for $3,000 in early 2001.

    DVD-RAM 1.0 フォーマットはECMA-272ECMA-273で規格化されます。

    DVD+RW

    DVD+RWは、CD-RWテクノロジーに基づいて作られました。 2001年早々から入手可能となるでしょう。 DVD+RWは、フィリップス、ソニー、ヒューレッド・パッカード他によりサポートされています。 DVD+RWは、DVDフォーラム(DVD+RWの会社がメンバーであるのに)にサポートされていません。しかし、フォーラムには標準化をセットする力を持っていません。 DVD+RWドライブは、DVD-ROMとCDを、それにたぶんDVD-RとDVD-RWを読めるでしょうが、DVD-RAMディスクを読んだり書いたり出来ないでしょう。ドライブは、CD-RとCD-RWの書きこみが可能と予想されます。 片面4.7ビリオンバイト(4.4ギガバイト)のDVD+RWディスクは、既存のDVD-VideoプレーヤとDVD-ROMドライブの70%で読みこみ可能でしょう。

    1997年、後援者は、それがホーム・ビデオではなくコンピューターデータにのみ使用されるだろうと主張しました。しかし、最近の開発はDVDフォーラムと競合者を静める事を意図した煙幕の様相を示しています。片面3ビリオンバイト(2.8ギガバイト)の容量で、既存のプレーヤやドライブと互換性の無い、オリジナルの1.0フォーマットは、1999年後半にやめました。

    DVD+RWフォーマットは、リンキングセクタを無視出来る、高周波ウォブルドグルーブを伴う相変化(フェイズチェンジ)技術を使っています。この変化は欠陥管理をしないオプションをプラスし、 DVD+RWで描かれたディスクがある意味で、ほとんどの既存のDVD-VideoプレーヤやDVD-ROMドライブ(それと、DVD-ROMが読めるあらゆるユニット)と互換性を持つ事を見込まれます。 DVD+RWディスクは、シーケンシャルビデオアクセス(ドライブでCAVスピードで読む)ためのCLVフォーマットか、 ランダムアクセス用のCAVフォーマットのいずれかで記録されます。 DVD+RWメディアは、約1,000回再書きこみ可能です(オリジナルバージョンの100,000回から少なくなりました)。

    PhilipsはDVD+RWホームビデオレコーダを、"2000年中旬以降"に入手可能と、アナウンスしました。 [Jimの予想:2001年初旬までは出てこないでしょう]。 PhilipsのレコーダはDVD-Videoフォーマットを使う予定で、ディスクは多くの既存のプレーヤで再生出来るでしょう。

    DVD+RWメディアは、MCC/Verbatimによって作られています。リコーとヤマハもDVD+RWをサポートするとアナウンスしています。

    より詳しいDVD+RW情報は <http://www.dvdrw.org>を参照下さい。 >DVD+RWフォーマットはECMA-274で規格化されます。

    Others

    その他の近いうちに来る能力のあるDVD-RAMの競争者は、5から6ビリオンバイトオを収録するAS-MO(以前はMO7)と5.2ビリオンバイトを収録しホームレコーディングがターゲットのNESのMMVF (Multimedia Video Format) です。 ASMOはDVD-ROMおよび互換性のあるライタブルフォーマットを読めるでしょうが、DVD-RAMは駄目でしょう。 MVDiscはDVD-RWやDVD+RWと同様、0.6mm相変化サブスレートを2枚張り合わせ、ランドアンドグルーブレコーディング、640nmレーザを使いますが、初期の報告に反して、ドライブはDVD-ROMやコンパチブルディスクを読むことが出来無さそうです。

    [4.3.1] DVDはどれくらい長持ちするのでしょうか?

    市場に出ているプレスされたディスクは、あなたが生存中はもつでしょう。50年から300年くらいです。

    DVD-Rディスクは、CD-R同様40年から250年耐えられると予想されています。

    消去可能なフォーマット(DVD-RAM, DVD-RW, DVD+RW) は、25年から100年耐えられると予想されています。

    詳細は<www.ee.washington.edu/conselec/CE/kuhn/otherformats/95x9.htm> と <www.cd-info.com/CDIC/Technology/CD-R/Media/Kodak.html> を参照下さい。

    比較として、磁気メディア(テープ、ディスク)は10から30年; 高品質の中性紙は100年以上の耐久性が可能です; アーカイブ品質のマイクロフィルムは300年以上を目論んでいます。コンピュータストレージメディアは、物理的に悪くなる前に、通常20〜30年で技術的に廃れてしまう事に注意しましょう。言い換えれば、メディアが使えなくなる前に、それを読む機器を探すことが困難だったり不可能だったりします。

    [4.4] どうしてDVD videoのスクリーンショットが取れないですか? どうしてピンクや黒の四角になるのでしょう?

    ほとんどのDVD PCは、ソフトウェアデコーダでさえ、VGA信号に直接ビデオを挿入するビデオオーバーレイハードウェアを使っています。 これは、フルモーションビデオの非常に高いバンド幅を取り扱うには効果的な方法です。 Creative Labs Encore Dxrシリーズと Sigma Designs Hollywoodシリーズのような、デコーダカードでは、ビデオディスプレイカードの出力後のアナログVGA信号にビデオをオーバーレイする、パススルーケーブルを使います。ビデオオーバーレイは特定のピクセル色(しばしばマゼンタや黒に近い色)をビデオコンテンツに置き換えるカラーキーと呼ばれるテクニックを使います。コンピュータのグラフィックビデオ中にカラーキーピクセルが現れるたびに、DVDデコーダからのビデオに置き換えられます。この過程は、コンピュータのビデオメモリからの"downstream"で発生します。それで、スクリーンショット(ビデオRAMからのピクセルをグラブする)をとろうとしたとき、あなたはカラーキー色の四角を取ってしまうのです。

    普通のビデオメモリに書きこむソフトウェアデコーダもあります。この場合、Creative Softworx, HyperSnap, SD Captureのようなユーティリティは、静止画を取り込む事が出来るでしょう。 PowerDVDとthe Windows Me playerのようなプレーヤアプリケーションでは、スクリーンショットを取ることが出来ますが、デコーダのハードウェアアクセラレーションが。

    ハードウェアアクセラレーションは、スクリーンキャプチャが動作する前に止めなくてはなりません。この事は、デコーダをビデオメモリに書きこませます。 Creative Softworx, HyperSnap, SD Captureのようなユーティリティは、静止画を取り込む事が出来るでしょう。 PowerDVDとthe Windows Me playerのようなプレーヤアプリケーションでは、デコーダのハードウェアアクセラレーションが止めてあれば、スクリーンショットを取ることが出来ます。

    [4.5] どうしてハードディスクにコピーした映画を再生出来ないのでしょうか?

    ほとんど全ての映画は、CSSコピープロテクションで暗号化されています (1.11を参照下さい)。デクリプションキー(暗号解読鍵)は、通常ディスクのアクセス不可能なエリアに収録されています。もしも、あなたが暗号化されたDVDのコンテンツをハードディスクにコピーしたのであれば、キーはコピーされないでしょう。もしも、あなたが、VOBファイルを再生しようと試みるのであれば、デコーダはDVD-ROMドライブにキーを要求するし、失敗するでしょう。"Cannot play copy protected files(コピープロテクトされたファイルは再生不可能です)"メッセージを見るかも知れません。

    [4.6] 私のコンピュータでDVDを再生すると、どうして問題が発生するのでしょう?

    この問題に関しては、数千もの解答があります。しかし、ここでは、コマ落ち再生、一時停止、エラーメッセージ等の問題を解決するために、あなたの助けになるような基本的なトラブル解決ステップを記すことにします。

    特定のグラフィックカードとドライバのアップデートに関する詳細な情報は:

    [4.7] ネットワークやインターネット経由でDVDを流すことが出来ますか?

    Short answer: ディスクがコピープロテクトされているのであれば出来ません。

    十分早いネットワーク(100 Mbps以上で、パフォーマンスが良く、トラヒックが小さい)とハイパフォーマンスのサーバーがあれば、サーバーからクライアントへDVD-Videoストリームを送るのは可能でしょう。サーバーのソースがDVD-ROMドライブ(やジュークボックス)で、二人以上のユーザが同時に同じディスクにアクセスした場合、サーバーが早いDVD-ROMドライブとストリームビデオ用に非常に優れたキャッシュシステムを持っていない限りは、ビデオが途切れるでしょう。

    CSSは、セキュリティ上、CSSで暗号化された映画(1.11参照)が、ソース(ディスク?)から離れてはいけません。 CSSライセンスは、復号化されたビデオをバスやネットワークを通じて送ることを許していません。そのため、デコーダはリモートPCに無くてはなりません。もし、デコーダが証明可能なドライブを持ったサーバーとセキュアなチャネルを持っていた場合、暗号化されたビデオストリームをネットワークを通じ、リモートで復号しデコードすることが可能です。 (しかし、これが出来るデコーダはまだありません。)

    ひとつの解決方法として、GNU/Linux/Unix, BeOS, Mac OS X, その他のOSで動作するVideoLANプロジェクトがあります。これは、CSSデクリプションが内蔵されているプレーヤです。 DeCSSとコードが違うにもかかわらず、それはライセンスを得ていない機器であり、ほとんどの国でたぶん違法でしょう。 (4.8)を参照下さい)。

    ビデオをサーバーでデコードし、ケーブル(通常RF)を通して個々のステーションに送ると言う選択もあります。パフォーマンスが非常に良いという利点はありますが、DVDのインタラクティブ性は制限される不利がありますし、ひとつのドライブ/デコーダに繋がった全ての視聴者は、同時期に同じものを見なければなりません。

    多くの会社がストリーミングビデオ(MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4等)をLAN経由で配信していますが、ファイルかリアルタイムエンコーダで、DVD-Videoディスクからではありません。

    インターネットは別の理由です。 56kモデムやT1ラインを使ってさえも、片面単層のDVDのコンテンツをダウンロードするのに1週間以上かかります。ケーブルモデムは論理上、数時間に短縮できますが、近所の人達がケーブルモデムを持っているのであれば、バンド幅は落ちてしまいます。 [Jimの予想:家庭でDVDを見るのは、2005年以降、十分早いインターネットが接続されるまで無いでしょう。そのころには、データレートが倍の新しいDVDの高精細バージョンが出るでしょう。そして、もう一度、典型的なインターネット接続の容量を越えてしまうでしょう。]

    [4.8] DeCSSとDivX ;-)って何?

    CSS (Content Scrambling System) is an encryption and authentication scheme intended to prevent DVD movies from being digitally copied. See 1.11 for details. DeCSS refers to the general process of defeating CSS, as well as to DeCSS source code and programs.

    Computer software to decrypt CSS was released to the Internet in October 1999 (see Dana Parker's article at www.emediapro.net/news99/news111.html), although other "ripping" methods were available before that (see www.7thzone.com, go.to/dvdsoft, www.neophile.net, and www.dfbills.com/powerbook/dvd.html). The difference between circumventing CSS encryption with DeCSS and intercepting decrypted, decompressed video with a DVD ripper is that DeCSS can be considered illegal under the DMCA and the WIPO treaties. The DeCSS information can be used to "guess" at master keys, such that a standard PC can generate the entire list of 400 keys, rendering the key secrecy process useless. 

    In any case, there's not much appeal to being able to copy a set of movie files (often without menus and other DVD special features) that would take over a week to download on a 56K modem and would fill up a 6G hard disk or a dozen CD-Rs. In March 2000, a DVD redistribution technology called DivX;-) appeared. (Yes, the smiley face is part of the name, whose creators should be drawn and quartered for the stupid joke, which has confused thousands. See 2.10.) DivX;-) is a simple hack of Microsoft's MPEG-4 video codec and MP3 audio, allowing DeCSSed video to be re-encoded for downloading and playing in Windows Media Player. The DivX;-) creators are now involved in Project Mayo developing a new version called OpenDivx (originally called Divx Deux). There's also an open-source variation called 3ivx. In spite of lower data rates (and therefore lower quality) of DivX;-) et al, the time and effort it takes to find and download the files is not worth the bother for most movie viewers. The reality is that people ripping and downloading DVDs are doing it for the challenge, not to avoid buying discs.

    The supporters of DeCSS point out that it was only developed to allow DVD movies to be played on the Linux operating system, which had been excluded from CSS licensing because of its open-source nature. This is specifically allowed by DMCA and WIPO laws. However, the DeCSS.exe program posted on the Internet is a Windows application that decrypts movie files. The lack of differentiation between the DeCSS process in Linux and the DeCSS.exe Windows application is hurting the cause of DeCSS backers, since DeCSS.exe can be used in the process of copying and illegally distributing movies from DVD. See OpenDVD.org and Tom Vogt's DeCSS central for more information on DeCSS.

    Worthy of note is that DVD piracy was around long before DeCSS. Serious DVD pirates can copy the disc bit for bit, including the normally unreadable lead in (this can be done with a specially modified drive), or copy the video output from a standard DVD player, or get a copy of the video from another source such as laserdisc, VHS, or a camcorder smuggled into a theater. It's certainly true that DVD piracy is a problem, but DeCSS has little to do with it.

    Shortly after the appearance of DeCSS, the DVD CCA filed a lawsuit and requested a temporary injunction in an attempt to prevent Web sites from posting (or even linking to!) DeCSS information. The request was denied by a California court on December 29, 1999. On January 14, 2000, the seven top U.S. movie studios (Disney, MGM, Paramount, Sony [Columbia/TriStar], Time Warner, Twentieth Century Fox, and Universal), backed by the MPAA, filed lawsuits in Connecticut and New York in a further attempt to stop the distribution of DeCSS on Web sites in those states. On January 21, the judge for the New York suit granted a preliminary injunction, and on January 24, the judge for the CCA suit in California reversed his earlier decision and likewise granted a preliminary injunction. In both cases, the judges ruled that the injunction applied only to sites with DeCSS information, not to linking sites. (Good thing, since this FAQ links to DeCSS sites!) The CCA suit is based on misappropriation of trade secrets (somewhat shaky ground), while the MPAA suits are based on copyright circumvention. On January 24, 16-year old Jon Johansen, the Norwegian programmer who first distributed DeCSS, was questioned by local police who raided his house and confiscated his computer equipment and cell phone. Johansen says the actual cracking work was done by two anonymous programmers, one German and one Dutch, who call themselves Masters of Reverse Engineering (MoRE).

    This all seems to be a losing battle, since the DeCSS source code is available on a T-shirt and was made publicly available by the DVD CCA itself in court records--oops! See Fire, Work With Me for a facetious look at the broad issue.

    [4.9] HTML, PowerPoint,Director, VB, etcでDVD videoを再生する方法は?

    いろいろなマルチメディア開発/オーサイングプログラムが、DVD-VideoボリュームのタイトルとチャプタかMPEG-2ファイルとして、DVDのビデオを再生しようとしています。 Windowsにおいて、これは、通常ActiveXコントロールで行います。 Macでは、QuickTimeでDVD-Videoがサポートされるまで、制限付きのオプションとなります。 Apple DVD Playerの新しいバージョンでは、AppleScriptでコントロール可能です。

    DVD-VideoとMPEG-2ビデオは、いくつかの異なるActiveXコントロール(表参照)を使うことにより、マイクロソフトインターネットエクスプローラのHTMLページの中で再生することが可能です。いくつかのActiveXコントロールは、PowerPoint, Visual Basic,その他のActiveXホストでも動作します。 Netscape NavigatorはActiveXオブジェクトをサポートするまで、ゲームに参加出来ません。簡単なMPEG-2再生は、PowerPointのInert Movie機能(DirectShow-compatible MPEG-2 decoderが必要です)を使って可能です。 DVDとMPEG-2再生は、特定のXtrasを使う事によりMacromedia Director中で使う事が出来ます。

      Price HTML (IE only) PowerPoint ActiveX host Director
    Microsoft MSWebDVD (DirectX 8, docs at MSDN) free yes yes yes no
    Microsoft Windows Media Player (docs in Windows Media SDK) free yes no no no
    InterActual PC Friendly not available certain versions no no no
    InterActual Player 2.0 $2000 and up yes yes yes yes?
    SpinWare iControl $1200 and up Web version PE version no no
    Visible Light Onstage DVD $500 and up ActiveX version ActiveX version ActiveX version Director version
    Zuma ActiveDVD $400 and up no yes no no
    Sonic EDK $4000 yes no no no
    Sonic DVD Presenter $40 no yes no no
    Tabuleiro DirectMediaXtra $200 no no no yes, MPEG-2 files only
    LBO Xtra DVD $500? no no no yes

    もちろん、あなたがDVD-ROMを大きくて速いCD-ROMと見なすのであれば、今までのツール(Director, Flash, Toolbook, HyperCard, VB, HTML, etc.)とメディアタイプ(CinePak, Sorenson, Indeo, Windows Media, etc. in QuickTime or AVI format)を使う事によりプロジェクトを作る事が出来ます。そして、DVDから何事も無く動作するでしょう。データレートは大きくなり、ビデオの品質は良くなるでしょう。しかし、それでもMPEG-2程は良く見えないでしょう。

    [4.10] .IFO, .VOB, and .AOB ファイルって何? どうやって再生するのですか?

    DVD-VideoとDVD-Audio規格は、特定のファイルにオーディオとビデオのファイルを記録する方法を定義しています。 .IFO (とバックアップの .BUP)ファイルは、ビデオとオーディオに関するメニュー等の情報が含まれています。 .VOBファイル(DVD-Video用)と.AOBファイル(DVD-Audio用)は、ナビゲーションと検索情報のパケットが負荷されたMPEG-2プログラムストリームです。

    .VOBファイルは、特化したMPEG-2なので、ほとんどのMPEG-2デコーダやプレーヤで再生可能です。しかしながら、アングルや分岐のような特別機能は、おかしくなるでしょう。 .VOBファイルを再生する最も良い方法は、ボリューム全体を再生するDVDプレーヤアプリケーションを使う事です(あるいは、VIDEO_TS.IFOファイルをオープンすること)。これで、全てのDVD-Videoの機能がたぶん使えるでしょう。

    The DVD Video Recording formatは.SOBファイルを使うでしょう <snigger>。

    ハードディスクにコピーした大部分の.VOBファイルは、再生できないでしょう。 4.5を参照下さい。

    [4.11] マイクロソフトウィンドウズDVDプレーヤを動作させるには何が必要ですか?

    Windows 98とWindows 2000は、ごく普通のプレーヤアプリケーションを持っています。 DirectShow-compatible DVD decoderがインストールされてあることが必要です (4.1を参照下さい)。セットアップ中、Windowsは互換性のあるハードウェアデコーダを検出したとき、プレーヤアプリケーションをインストールします。もしも、あなたがソフトウェアデコーダや未検出のハードウェアデコーダを使うつもりならば、自分でプレーヤをインストールしなければなりません。 WinZipやそのてのユーティリティを使い、driver17.cabからdvdplay.exeを抜き出し解凍します(オリジナルのWindows discの)。(訳注:日本語Win98SEだとDriver18.cabファイルのようです)。必要なファイルはこれだけですが、driver11.cabからhelpファイルを解凍するかもしれませんし、ドライブのリージョンコードを変えるつもりがあるならば、driver17.cabからdvdrgn.exeを解凍するかもしれません。

    Windows Meは、もうすこし進歩したプレーヤを持っています。通常はインストールされていますが、スタートメニューには現れないでしょう。プレーヤを使うためには、スタートメニューからファイル名を指定して実行(R)を洗濯し、dvdplayを入力します。


    [5] DVDプロダクション

    DVDプロダクションには2つの基本的な段階があります:開発とレプリケーション(プレス)。開発は、あなたがDVD-ROM、あるいはDVDビデオ(DVD-Video)のどちらを作るかにより異なります。レプリケーション(プレス)は、本質的にどちらでも同じです。

    DVD-ROMはMacromediaDirector, Asymetrix Toolbook, HyperCard, Quark mTropolis,C++のような、従来からあるソフトウェア開発ツールで開発することが出来ます。 DVD-Rチェックディスクを含むディスクは、UDFフォーマッティングソフトウェア(参照 5.3)で作ることが出来ます。 DVD-VideoのMPEG-2とマルチチャネルDolby DigitalあるいはMPEG-2オーディオを利用するDVD-ROMは、ビデオとオーディオのエンコーディング(参照 5.3)を必要とします。

    DVD-Videoの開発は、3つの基本的な部分があります:エンコーディング、オーサリング(デザイン、レイアウト、テスト)、プレマスタリング(ディスクイメージにフォーマッティングします)。全ての開発過程を、オーサリングと言うこともあります。開発設備は、多くのサービスビューロー(参照 5.5)から提供されています。あなたが多数のDVD-Videoタイトルを制作するつもりでしたら(あるいはサービスビューローをセットアップしたいのでしたら)、エンコーディングとオーサリングシステムへ投資するかもしれません。 (参照 5.3 and 5.4)。

    プレス(マスタリングを含む)は通常、CDのプレス(参照 5.5)と同じような、大きな工場を必要とするので別な仕事になります。 DVDプレス機械は数百万ドルはします。ほとんどのプレス工場は、大量に複製(プレス)する前にテストのため、1から100枚のディスクを作る"one-off"あるいは"check disc"サービスを提供します。 DVD-ROMとは違い, DVD-VideoのマスタリングはCSSエンクリプション、マクロビジョン、リージョナリゼイション(regionalization)の追加のステップを含むことがあるかも知れません。マスタリングとプレスに関するより多くの情報は、Panasonic Disc ServicesTechnicolorにあります。

    50枚以下のプロジェクトなら、DVD-Rを使った方が安いです。オートメーションマシンは、レコーダにブランクのDVD-Rを入れてくれます、そして各ディスクにラベルを印刷することさえ可能です。これは、duplication(デュプリケーション)と呼ばれ、プレス(レプリケーション)と区別されます。

    [5.1] DVDを作るのにはどのくらいのコストがかかるのでしょう? videotape, LD, CD-ROMより高いのでしょうか.?

    Videotape, laserdisc, CD-ROMは分かりやすい方法でDVDと比較出来ません。基本的に3段階のコストがかかります:プロダクション、プレマスタリング(オーサリング、エンコーディング、フォーマッティング)、マスタリング/プレス。

    DVDプロダクションコストは、VHSに比べとんでもなく高いと言うわけでありませんし、マルチサウンドトラック、マルチカメラアングル、その他のようなDVD-Videoの機能を使用しなければ、VHSや既存のビデオフォーマットより非常に高価と言う訳ではありません。

    プレマスタリングコストは、DVDの最も高価な部分です。ビデオとオーディオは、エンコードしなくてはなりません。メニューとコントロール情報は、オーサリング、エンコードされなくてはなりません。それらは全てひとつのデータストリームにマルチプレックスしなくてはなりません。最終的には、ローレベルフォーマットにエンコードされます。 典型的な料金は、ビデオで$80/分、オーディオで$20/分、字幕で$6/分、加えて、フォーマッティングとテスティングに$30/分です。動画メニュー、マルチオーディオトラック、字幕、予告編映像、関連情報等の付いた、2時間のハリウッド品質のDVD映画を製作するための大ざっぱな見積もりは、約20,000ドルです。その一方で、多くの施設では、1時間で約$400の時間単位で請求をしています。メニューといくつかのビデオクリップを伴う簡単な2時間のDVD-Videoタイトルは$3,000以下の可能性もあります。あなたが製作を自分で行なおうとした場合、オーサリングとエンコーディングシステムは$400から$2,000,000を超える価格で購入することが出来ます。 DVDが$20,000以下のデスクトップコンピュータシステムで制作出来るようになれば、数年でソフトとハードの価格は急速に安くなるでしょう。

    ビデオテープは、マスタリングコストは実際ありません。そしてレプリケーションは約$2.40です。 CDのコストはマスタリングまでで約$1,000で、プレスに$0.50です。 LDのコストはマスタリングまでで$3,000で、プレスは$8です。 2000年年初の、DVDのコストはマスタリングまでで約$1,000で、プレスは$1.60です。 DVDプロダクションが、CDプロダクションに使用されたのとほとんど同じ設備に基づくので、マスタリングとプレスのコストはCDレベルに落ちるでしょう。両面2層ディスク(DVD-18s)は、まだ難しく高価です。(See 3.3.1を参照下さい)。

    [5.2] どの様なDVD-ROMフォーマッティングツールが入手出来ますか?

    DVD formattersに望まれる機能:

    [5.3] どのようなDVD製作ツールが入手出来ますか?

    [5.3.1] ビデオエンコーディングツール

    [5.3.2] オーディオエンコーディングツール

    [5.3.3] それ以外のツール

    [5.3.4] その他のプロダクションサービス

    [5.4] どのようなオーサリングシステムが入手出来ますか?

    [5.5] DVDを制作してくれる人(所)は?

    [A] オーサリング (エンコーディング、DVD-Rコピー、プレマスタリングを含みます)。
    [R] プレス (マスタリング、チェックディスク、大量生産)。

    ビデオからDVD-Rにする専門会社は、5.8を参照下さい。

    DVD Insider's professional services directoryMedialine Weblinksも参照下さい。

    [5.6] DVDのテストや検証をしてくれる人(所)は?

    [5.7] DVD-VideoコンテンツをCD-RやCD-RWに記録できますか?

    [注意:このセクションは、オリジナルDVD-Videoコンテンツを作るためのものであり、DVDからCDにコピーすることを意図したものではありません。後者は、片面のDVDは、CDの7から14枚分の容量を持っているので、実用的ではありません。さらに、ほとんどのDVDムービーは暗号化され、特別なソフトウェアが無しではファイルをコピー出来ません。 ]

    高価なレコーダブルDVDより安価なレコーダブルCDにDVD-Videoを記録する方が、多くの点で有利です。こうして出来た"cDVD"("miniDVD"とも呼ばれます)は、テストや短いビデオプログラムには、申し分ないでしょう。 DVD-VideoファイルをCD-RやCD-RWに置いても、あるいはCD-ROMとしてプレスしても、ディスクを再生できるプレーヤを探すのにとても苦労するでしょう。 DVD-Videoプレーヤが、CDメディアのDVD-Videoコンテンツを再生できないのは、いくつかの理由があります:
    1) DVDに焦点を合わせるのに失敗してから、CDメディアをチェックする場合。ここでのポイントは、この時点でプレーヤはDVD-Videoコンテンツを探さない事。
    2)プレーヤは、DVD-Videoコンテンツに必要な9倍速より低い等速でCDを回転させる事。
    3) 多くのプレーヤはCD-Rディスクを読め無い事。 (2.4.3を参照下さい)。

    cDVDを再生できるプレーヤとして知られているのは、freey/Sampo LD2060 and ADV2360とAiwa XD-DW5 and XD-DW1です。これらのプレーヤのいくつかは、1xか2xのリーダを使うので、4Mbps以上のデータレートは取り扱えません。プレーヤの中のIDEドライブをより早いものに取りかえれば可能でしょう。そうすることにより、もっと高いデータレートを取り扱えるようになります。 cDVD-capableプレーヤの詳細に関しては、robshot.comを参照下さい。 (Note: CD-RからDVDコンテンツを再生可能なプレーヤのレポートは多くあります。 Video CDは再生出来てもcDVDを再生出来ないのは、調査から外してあります。 CDメディアからDVD-Videoファイル(.VOBと.IFO)を再生する事を確認したプレーヤの挙げてあります。)

    コンピュータはもっと寛大です。 UDFでフォーマットされていてもいなくても、CD-RやCD-RWを含み、十分に早いデータレートを持ったソースからのDVD-Videoファイルは、ドライブがメディア(初期のモデルのDVD-ROMドライブがCD-Rを読めないのを除き)を読むことが出来る限り、DVD-ROM PCで再生するでしょう。 Macにおいては、Apple DVD Playerのバージョン2.3以降か、SuperMod versionが必要です。

    cDVDを作るためには、いつものように(5.4参照)、DVD-Videoオーサリングを使い、VIDEO_TSディレクトリィをルートディレクトリィに置き、CD-RやCD-RWに焼きつけます。将来のセットトッププレーヤがcDVDを読んで互換性を保つため、CDライティングソフトウェアのUDFファイルシステムオプションをオンにしておきましょう。再生時間を長くするため、MPEG-2ハーフD1フォーマット(352x480 or 352x576)かMPEG-1フォーマットにエンコードしましょう。直接CD-R/RWにDVDコンテンツを書き込んだり、CD-ROMドライブだけのコンピュータを使っている人も使用できる、いろいろなDVDオーサリングパッケージがあります。例えば、DaikinReelDVD, Sonic DVDit,SpruceDVDonCDあるいはSpruceUP

    別案は、DVDプレーヤで再生するため、CD-RやCD-RWメディアにVideo CDあるいはSuper Video CDコンテンツ置くことです。 VCDやSVCDが再生でき、レコーダブルメディアを読めるプレーヤは、そのようなディスクを再生可能でしょう(2.4.5を参照下さい)。 Video CDの制限は受けます(MPEG-1 videoとaudio, 1.152 Mbps, 再生時間が74分) 。レコーダブルCDメディアを読める全てのDVD-ROM PCは、レコーダブルVCDディスクを再生出来るでしょう。 MPEG-2デコーダ(4.1を参照下さい)が、SVCDを再生するのに必要です。ビデオCD製作に関しては、5.8を参照下さい。

    [5.8] どうしたら私のホームビデオをDVDにコピー出来ますか?

    以下の構成のシステムを揃えましょう。

    それから、次のステップを実行します。

    一方、あなたが、我々同様ビル・ゲーツの1日分にも満たない年収しかないのであれば、上記の設備がたったの数千ドルで入手できる、2001年か2002年のある日まで待ちなさい。あるいは、とかくするうち、上記のシステムを持っている人を見つけだし、あなたのビデオをリーズナブルな価格で変換してくれるでしょう。いくつかリストアップしておきます。

    あるいは、MPEG-1のビデオクオリティであなたの要求を満たしているのであれば、MPEG-1エンコーディングソフトウェアとVideo CDをサポートしているCD-R/RWフォーマッティングアプリケーション(Easy CD Creator or Toast from Adaptec,MPEG Maker-2 from VITEC, Nero Burning ROM from Ahead, NTI CD-Maker from NTI,InternetDiscWriter from Query [beware the seizure-inducing Web design], WinOnCD from Cequadratのような)を入手しましょう。品質は良くない、再生時間は長くない、しかしソフトウェア、ハードウェア、ブランクディスクは非常に安くあがります。あなたがディスクを再生しようとしているプレーヤがCD-Rを読めるか(2.4.3参照)、そして、Video CDが再生できるか (2.4.5を参照)を確認しましょう。その他の方法としては、Terapin CD Audio/Video RecorderのようなホームVideoCDレコーダがあります。そしてアナログ入力されて記録したビデオをCD-RやCD-RWにしましょう。この方式の変形としては、Super Video CD (2.4.6を参照下さい)を作る事もあります。品質は良くなりますが、再生時間は短くなります。 SVCDサポートは、上記にリストアップしたオーサリング/フォーマッティングツールのいくつかに加えられています。しかしながら、SVCDを再生できるDVDプレーヤは少数です。

    [5.9] どうしたらDVDを作る仕事に就けますか?

    このFAQを何度か読みなさい。余力があれば、私の本を読みなさいDVD Demystified。そして、6.4にあるDVD情報源のいくつかを見てください。学んだりコネを得るために、DVD ProDVD Productionのようなコンファレンスに参加するのも良いでしょう。 DVDAに加わることも考えなさい。出来るのであれば、DVDプロダクションハウスにインターンを志望しましょう(5.5項を参照)

    少々経験のある方は、大きな需要があるでしょう! DVDArtistをチェックしましょう。

    [5.10] どこでDVDのトレーニングを受けられますか?

    DVD Pro, DVD Summit (Europe), DVD Productionのようなコンファレンスのワークショップやセミナーが開かれています。

    トレーニング会社がDVDコースと"boot camps"を提供しています:

    常設コースを持つ学校があります:

    メジャーなDVDオーサリングソフトウェア会社がトレーニングコースを提供しています。無料の事もあります:


    [6] 上記以外のいろいろ

    [6.1] DVDの発明者と所有者は? 規格とライセンスに関してどこにコンタクトすれば良いのでしょう?

    DVDは多くの会社と多くの人の仕事で出来ています。 DVD用にもともと二つの競争する次世代標準が有りました。 MMCDフォーマットはソニー、フィリップス等が支援していました。 SDフォーマットは東芝、松下電器、タイムワーナー等が支援していました。 IBMにリードされたコンピュータ会社グループは、DVD提案者をひとつの標準に合意するように強く要求しました。合同したDVDフォーマットは1995年9月にアナウンスされました。 VHS対Betamaxビデオテープ争いや1970年代の4チャネルサウンド争いのような、犠牲の多い紛らわしい繰返しは避けられました。

    DVDを"owns"(所有する)単一の会社はありません。規格は10社のコンソーシアムで開発されました:日立、JVC、松下電器、三菱電機、フィリップス、パイオニア、ソニー、トムソン、タイムワーナー、東芝。多くの会社の代表者を加えたワーキンググループも寄与しました。 1997年5月、コンソーシアムはDVDフォーラムになりました。 DVDフォーラムは全ての会社に開放され、2000年2月時点で220社以上になっています。 Time Warnerは、DVDロゴのtrademarkedを取得し、DVD Format/Logo Licensing Corporationに任せています。 "DVD"という用語は一般的すぎて、商標も取れませんし所有も出来ません。 6.2項を参照し、DVDに関して働いている会社のWebページのリンクに関しては、Robert's DVD Info page <http://www.unik.no/~robert/hifi/dvd/> を見ましょう。

    公式なDVD規格書(本)は秘密保持契約にサイン後、$5,000を払うと入手出来ます。初期費用の中に1Book分が含まれています;追加分は$500/Bookになります。 DVD製品の製造と非プロモーション目的のDVDロゴ使用には、フォーマットロゴライセンスが追加で必要になります。各フォーマット毎に一度だけ$10,000かかりますが、規格書に$5,000を支払っていれば、$5,000です。(例えば、DVD-Videoプレーヤ製造業社は、DVD-ROMとDVD-Videoのライセンスを受けなくてはなりませんので$20,000か、$15,000(規格書に支払っていれば)となります) DVD Format/Logo Licensing Corporation (DVD FLLC)の問い合わせ先は、郵便番号105-0012 東京都港区芝大門2-3-11 芝清水ビル5F。電話番号は03-5777-2883, fax番号は03-5777-2884です。

    ECMAはDVD-ROM(part 1,DVD規格の最小(基本)部分)の国際規格を開発しました。 ECMA-267ECMA-268www.ecma.chから、自由にダウンロードして入手出来ます。 ECMAは規格化された、DVD-RもECMA-279に、DVD-RAMもECMA-272ECMA-273に、DVD+RWはECMA-274 (参照 4.3)に置いてあります。不運にも、ECMAは"disc"のスペルを間違える癖があって、いらいらさせられます。ヨーロッパ以外からだと、小数点のピリオド(.)の代わりにカンマ(,)を使うので、より混乱します。

    DVDで使われるUDFファイルシステムは、http://www.osta.orgから入手可能です。

    DVD製品を作っている会社はPhilips/Pioneer/Sonyプール(プレーヤ毎に3.5%, 最低でも$5; VCD互換なら$2.50追加; ディスク毎に5セント)、Hitachi/Matsushita/Mitsubishi/Time Warner/Toshiba/Victorプール(プレーヤあるいはドライブ毎に4%, 最低でも$4;DVDデコーダ毎に4%, 最低でも$1; ディスク毎に7.5セント)、 そしてThomson(トムソン)から特許技術のライセンスを受けなくてはなりません。 Discovision Associatesの特許使用料も負わされるかもしれません。

    CSSエンクリプション技術のライセンサーは、非営利業界協会のDVD CCA (Copy Control Association)で、オフィスは、225 B Cochrane Circle, Morgan Hill, CAです。初期ライセンス費用として$10,000かかりますが、製品毎にロイヤリティはかかりません。ライセンスの申請は、css-license@lmicp.comへ、技術情報の申請は、css-info@lmicp.comへメールを送ってください。 1999年12月15日以前は、松下電器による暫定機構によりCSSライセンスが管理されていました。

    マクロビジョンはアナログアンチレコーディング技術をハードウェアメーカーにライセンスしています。料金は、初期に$30,000で、毎年更新時に$15,000です。この費用は、プレーヤとTVの互換性を確実にするために使われます。プレーヤ製造業社にはロイヤリティを請求しません。コンテンツパブリッシャにはコピー毎にロイヤリティを請求します。(おおよそ、ディスクあたり4から10セントで、VHSテープは2から5セントです)。

    Dolbyは、Dolby Digitalデコーダをチャネルあたり$0.26でライセンスを与えています。 CCETT and IRTに代わってPhilipsも、Dolby Digital特許に対しチャネルあたり$0.20(最大でプレーヤ毎に$0.60)を請求します、ディスクあたり$0.003と一緒に。

    MPEG LA(Licensing Adminstrator)から、MPEG-2特許ライセンスも必要となるでしょう。 DVDプレーヤあるいはデコーダカードは約$4で、コンテンツプロデューサがディスクのロイヤリティを負うかどうかは同意されていないようですが、DVDディスクは4セント。

    Nissimはパレンタルマネージメント特許として、プレーヤ毎に25セントを要求しています。しかし、特許が有効でもDVDにあたるかどうか同意が得られていません。

    いろいろなライセンス代を合計すると、$300のDVDプレーヤで$30以上になります。ディスクは、ディスク毎に約$0.20です。ディスクロイヤリティはレプリケータ(プレス会社)によって支払われます。

    [6.2] DVD製品を生産し、サポートしている人(所)は?

    以下の会社がDVDフォーマット用にデザインした製品の公式声明を出しました。

    [6.2.1] Consumer electronics(家電):

    [6.2.2] Studios, video publishers, and distributors(スタジオ、ビデオ出版社、卸売業者)

    DVD Fileが、 studio addressesのリストをメンテナンスしています。同様に、DVD producer and distributor情報も。

    [6.2.3] Hardware and computer components(コンピュータ ハードウェアと周辺機器)

    [6.2.4] Computer software titles on DVD-ROM(DVD-ROMのコンピュータソフトウェアタイトル)

    [6.3] どこでDVD(ディスク)やプレーヤを買えますか(レンタルできますか)?

    最低価格の検索とオンラインディスカウントクーポンは、DVD Price SearchDiVerse DVDを参照下さい。

    DVDレンタル販路の地域は、DVD Postのリストを参照下さい。

    [6.4] DVDのより詳しい情報があるところは?

    ここに少数のトップDVD情報ページがあります。

    特定のリージョン用のDVD情報:

    他の言語のDVD情報:

    Books:


    [7] その他残り

    [7.1] 答えの無い質問

    (あなたが答えをご存知でしたら、遠慮無く連絡下さい!

    [7.2] 表記法と単位

    DVDワールドには測定単位の不適切な混乱があります。例えば、片面単層のDVDは4.7ビリオンバイト(G bytes)収録出来ます。 4.7ギガバイト(GB)ではありません。これは、4.38ギガバイトしか収録出来ません。両面2層DVDも同様に、15.90ギガバイトしか収録出来ません。 17ビリオンバイトです。

    "kilo(キロ)," "mega(メガ)," "giga(ギガ)"は1000の倍数(10の3乗、10の6乗、10の9乗)を表していますが、コンピュータワールドではバイトですので、一般に1024の倍数(2の10乗、2の20乗、2の30乗)で表すところから問題が発生します。 WindowsとMac OSはどちらも容量を"true" (正しく)メガバイト、ギガバイトで表記しています。 ミリオンバイト、ビリオンバイトではありません。

    伝統的に1024に基づいたGBやKB/sのような表記を使っているにもかかわらず、ほとんどのDVDの数値は1000の倍数に基づいています。 "G bytes"表記法は、10の9乗を一貫して示しているように思います。私が最もあいまいでない表記法に近づいたのは次のような表記を使うことです。 1000bits/secを"kbps"、100万bits/secを"Mbps"、1024バイトを"kilobytes"、1,048,576バイトを"megabytes"、1,073,741,824バイトを"gigabytes"とします。そして、1,000,000,000バイトを"BB"とします。

    これらは無意味な区別のように思えるかもしれませんが、OSにしたがって4.7ギガバイトのデータを準備してDVD-Rを無駄にし実際にはたった4.4ギガバイト!しか記録できなかったことを知った人には、重要なことです。

    さらにひどい事に、データ転送速度がビット/秒の時は、いつも1000の倍数なのに、バイト/秒の時は、しばしば1024の倍数を使っていることです。例えば、1倍速DVDドライブの転送データは11.08ミリオンビット/秒(Mbps)で、これは1.385ミリオンバイト/秒ですが、1.321メガバイト/秒です。 CD-ROMドライブのデータ速度は150 KB/sで、"true(正しく)"キロバイト/秒で、実際、データ速度は153,600バイト/秒です。

    1999年、IECは、バイナリ倍数用に新しい接頭辞を提案しました : kibibytes (KiB), mebibytes (MiB), gibibytes (GiB), エトセトラ。これらの接頭辞は、決してはやらないかもしれませんし、かえって混乱を招くかもしれませんが、問題解決の勇敢な努力ではあります。これらに対する大きな反対は、ちょっと思慮に欠けるのではないでしょうか。

    [7.3] 謝辞

    このFAQはJim Taylorにより記述され、維持されています。以下の人々がFAQに寄稿してくれました(直接、あるいはalt.video.dvdにポストすることにより、あるいは彼等の記述を私が拝借することにより:-))。彼等の貢献に深く感謝いたします。 1996年4月のDVDフォーラムと1997年5月のDVD-R/DVD-RAMコンファレンス、そして1998年10月のフォーラムコンファレンスで配布された資料からも情報を得ました。

    Robert Lundemo Aas
    Adam Barratt
    David Boulet
    Espen Braathen
    Wayne Bundrick
    Roger Dressler
    Chad Fogg
    Dwayne Fujima
    Robert "Obi" George
    Henrik "Leopold" Herranen
    Irek Defee
    Kilroy Hughes
    Ralph LaBarge
    Martin Leese
    Dana Parker
    Eric Smith
    Steve Tannehill
    Geoffrey Tully

    2年半、このFAQのホスティングをしてくれた Videodiscovery に感謝します。

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    Copyright 1996-2001 by Jim Taylor。このドキュメントは、自由に再配布しても良いかもしれません。ただし、一部のみではなく全体で、きちんと改定日、著作権所有者と謝辞をきちんと記載しなければなりません。このドキュメント全体あるいは一部を、ほかに売ってはいけません。また、著作権所有者の許可無く商業用のドキュメントに掲載してはなりません。 最新バージョンのドキュメントの全体を電子的にコピーした物を、著者に連絡し、定期的にアップデートするのであれば、アーカイブやミラーサービスとして行なってもかまいません。このドキュメントはあらゆる表現や暗黙の保証を伴わないで、提供されています。

    [End]

    訳者後書き