Last Modified: 2023年12月10日16時25分

私の電脳環境(2020年版)

 私の使っているパソコンやお気に入りのソフトウェアなどについてご説明します。結構マイナーなものを使っています、Hi。前回の全面改定から、思いがけず、8年も経過してしまいました(前にも書いたように、近頃のパソコンの状況(大した進歩がない状況)を反映しているのではないでしょうか)。前回の「2012年版」は、ここに、「04年版」は、ここに、その前の古いファイルはここにそのままおいておきます。

By 松本直樹  (御連絡はメールでホームページの末尾にあるアドレスまで。)
ウェブ頁掲載: 2020年11月3日(2020年3月にこのファイルの全面改定をはじめて、11月にやっと一応は脱稿しました、随時加筆予定)

1. オフィスのハードウェア(オフィスでは、AMD Ryzen 5 5600X など)

 事務所では、AMDの Ryzen 5 5600X を使っています。プリンタやスキャナは別項目にして、PC回りをまずはご紹介します。

1.1 AMD Ryzen5 5600X(2600から換装)

 Ryzen 5 2600 を使って来ましたが(アマゾンで見直すと、注文日: 2018年11月10日、でした)、2022年9月、5600Xに替えました。この換装については下に書きます。

 マザーボードは:
  ASUSTeK AMD B350搭載 マザーボード PRIME B350-PLUS【ATX】
  ¥ 10,778

 メモリは16ギガ(8GBx2):
  PATRIOT パトリオットメモリー デスクトップ用メモリ Viper Elite シリーズ
  DDR4 2666MHz (PC4-21300) 8GBx2
  ブラック・グレーヒートシンク PVE416G266C6KGY
  ¥ 15,699

 システム用のSSDは、SanDiskの500GBです。
  SanDisk 内蔵SSD M.2-2280 / 500GB / SSD Extreme Pro / PCIe Gen3 NVMe /
  5年保証 /SDSSDXPM2-500G-J25
  ¥ 17,658

(2023年12月追記)システム用のSSDを換装しました(9月のことです)。Lexarの2TB、NM790 です。アマゾンでお値打ちでした、1万2980円。ここ。今(2023年12月7日)見ると、¥17,980です、良いときに買ったみたいです。
 Gen4ですが、マザーが古いので、実力は使い切れていません。それでも、シーケンシャルが3722.620 MB/sで、ランダム 4KiB (Q= 1, T= 1): が76.994 MB/s と、やはり優秀です。

 この時に、電源も新調しました、Goldの割に安い:
  オウルテック 80PLUS GOLD取得 HASWELL対応 ATX電源ユニット
  FSP AURUM Sシリーズ 400W AS-400
  アマゾンで6,672円

 まったく重視していないのでオマケのように書いておきますが、ビデオボードは GT1050です。娘のところのパソコンのビデオボードを Quadro に変更したときの余り物の1030をしばらく使っていましたが、載せ替えました。4Kに出力するときに、1030は切替えが不具合がありました。

1.1.1 以前の Trinity を web 会議専用に

 Ryzen5の前は、AMDの TRINIY A10 5700 (マザーボードは ASRock の FM2A75Pro4 ) を長く使いました(SandyBridgeオジサンと同じ)。実際、こちらは今でも動くし、使うのに問題を余り感じません。さすがに新しいマシンの方が快適ですけど。その前のAMDのアスロンXP3000+(バートン: 0.13μm、2167MHz、FSB 333MHz、512K L2 Cache、この頁に詳しいです、17,600円)は2004年5月に使い始めたようですが、TRINIY A10 5700 も8年くらい使ったはず。

 で、しばらく退役していたのですが、web会議用に復帰させました。会議テーブルのところで使おうと。それ用のソフトだけを入れています。すなわち、MS Teams、Zoom、BlueJeans、と、カメラ制御関係、および音声処理関係のKrispとVoiceMeeterBananaです。以前は、32bitのWin10を入れていたので、新しいSSDに新しく64bit版を入れました、Win10を買って(一応、以前のものも残しておきたいなと思ったこともあって)

 本当に性能的に問題が無いか心配がないでもないですが。。タスクモニターでの数字は、100%に貼り付きとかにはならないんだけれど、それでもかなり高い数値になるし、会議の際の音が微妙に悪いような気もする。。Krispが結構重いかも(このCPUには)

 (2022年10月追記)その後、テーブルでのweb会議用にも、デスクで使っているRyzenマシンに延長コードをつなげて使えるようにしました。どうも、CPU性能がネックになってクリスプの動きがヘンなような気がして(音の出だしで雑音が入るような気がする)。接続には、HDMIの7.6mのケーブル(アマゾンで¥ 1,499)と、USB3.0の5mのケーブル(アマゾンで¥ 1,189)と7ポートでパワー付きのハブ(¥ 3,599)を使っています。これによりタスクモニターでの数字は余裕になりましたが(この接続をするようになって間もなくに5600Xへの換装もしたので、ますますです)、音が特に良くなったのかどうか不明。切り替える際に、使用するマイクやスピーカを色々替える必要があるので、それが面倒でもあります。多少古くて低性能でも別PCを使うのとどちらが良いのか微妙です、しばらく使い勝手を含めて試してみます。(以上、2022年10月追記)

 (2023年1月追記)web会議は延長コードでRyzenを使うのに落ち着きました。なので、Trinityは、たまに50インチでネットの動画を見るなどの専用になっています。Youtubeやアマゾンプライムはレグザだけでも見られるのですが、コメントや他の動画の選択などの使い勝手がパソコンの方が良い面があります。

1.1.2 Ryzen5 2600から5600Xへ換装 (2022年9月に加筆)

 CPUを Ryzen 5 5600X に載せ替えました。アマゾンで2万3980円でした(なぜか、買った数日後である10月初めに、かなり高騰しています。次世代の7000シリーズが出て低落傾向だとばかり思っていたのですが、意外。理想的なタイミングで買ったかも) (2022年10月7日にさらに加筆: pc watch の記事によると、「Ryzen 5000/5000Gは特売終了で最大70%近い急騰」とのこと。次世代製品が出て急騰というのはやはり不思議です。が、次世代が大差が無いのに高かった、という理由によるような気もします。なんにしても、良い買い物をしました、満足。)(「特売終了」というのもあるのでしょうか。次世代が期待されている時期にこそ、買い控えが起きてしまうので特売がされる、実際に出てしまうとそれは終了、と。ちょっと不思議な気もしますが、現にそうなっていますね。そういうものなのかなあ。。)

 世評によると、性能が2600の2倍くらいですので、意味がある換装になると思いました。zen+(2600)からzen3(5600X)への変更で、色々変わって(8コアまで載るCCDとか。5600Xは6コア (12スレッド) しか生きてないけど。)、高性能化しているらしい。また、同じマザーで載せ替え可能なので、ソフトの入れ直しとか不要で高性能化が出来る、しかも次の世代のCPU(7000シリーズ)はソケットがAM5に変わるので換装は無理、すなわちこれで最後。さらに、AM4で変わらない中でも、最近になってこのマザーのBIOSが対応可能なものが供給されるようになったもので(もう5年くらいになるチップセットおよびマザーボードなので、よく、まあ、という感じもします。有り難いです。)、これはいかにも実行するべきタイミングだと思われた、ということもあります。CPUを換装して当分は同じシステムを使い続けるのが良かろうと考えたわけです。

 そして5000シリーズの中で、5600Xが、いかにもコスパが良い(特に私が買ったタイミングでは)。シングルスレッド性能は7や9と比べても見劣りしないし、それでいて安い。リストプライスとしては、最近になって発売された5600が安いのですが、実際には5600Xの方がむしろ安く、しかも性能的には僅かながら上。またこの辺が発熱が低くて使いやすそう。そもそも、マザーボードがB350チップセットの廉価モデルという古くてお安めの代物ですので、高性能で電力要求の厳しいCPUは持て余してしまう可能性があります。ただし6コア(12スレッド)なので、マルチスレッド性能は今どきとしてはイマイチですが、動画編集とかを殆どしないので、余り関係ないはず。レビューを見ても、この世代のCPUとしてかなり良さそうです。

 ものすごく余裕のある性能になりました。使用時間の相当割合は、WZエディタで文書を作成しているものですので、このCPUにとってはあまりにも軽い作業です。

 上で触れたように、CPU換装のためにはBIOSを新しくする必要があります。この種の作業、久しぶり。近頃のものはこの辺の整備性も良くなっており、もちろん何の問題もありませんでした。BIOSのツールでアップできました。新しいBIOSデータを、リネームするという単純なツールが付いていて、それが二種類ある(実際にはどっちを使っても同じ、単なるリネームだし)のとか、親切でかつどうやっても問題は生じないのですが、ただ説明書きは微妙に的外れのようではありました。CPU付け替えも問題ありませんでしたが、ただし、ファンを付けるのはちょっと手間取りました。なかなかネジがかみ合わないんだよね。。(でも、後のAG300のバネ堅すぎ問題に比べたら、全然問題ではないです。)

1.1.3 CPUクーラーをAK400に(2023年1月に加筆)

 ずっとRyzenに添付のクーラーを使って来ました(5600Xに交換した際にも、それに添付の新しいものにして)。まあそれなりに冷えてはいて、うるさいわけでもないので。ですが、このたび交換しました。DeepCoolのAK400です。実は、自宅用のがファン音が気になって、AK400を買ったものの、高さのためにケースが閉まらなくなり、それをオフィス機に使うことになった、という経過です。

 やはり、おまけのクーラーと比べると、はるかによく冷えますし、しかも殆ど無音です。

 AK400はネジ止めで、AG300のようなバネが堅すぎるといった問題もなく、スムーズに取り付けできます。自宅PCに付けた際はまったく無問題でした。ただし私の場合は、オフィスPCに取り付けした際には、トラブルでちょっと肝を冷やしました。寒くなっていたところで、冷え切った状態のPCだったのが行けないのでしょうが、旧クーラーを取り外したら、CPUがソケットから外れて付いてきてしまいました。それだけでなく、その状態でクーラーからCPUがとれない。コンパウンドが固まっている。取り付けたの、そんなに以前ではないのですが。頑張ってそれを外したら、ヘンな風にCPUが落下して、ピンが一部曲がってしまいました。これを慎重に修正して、なんとか事なきを得ました。ふう。

1.2 ケース

 ケースは、上記のアスロンXP3000+(バートン)で使っていたものを流用です(物持ちが良い。。)。

1.3 液晶ディスプレイ

 ディスプレイは、Acer の EB321HQUBbmidphx 31.5インチ WQHD(2560 x 1440)/IPS です。アマゾンのページ。デスクの上でかなり存在感がありますが、十分な情報量です。複数のウィンドウを開いて操作したり、PDFを見開き表示したり(A4見開きよりかなり大きいです)、やはり大きいと良いです。特に、縦方向の解像度がフルHDでは物足りない時がありますよね、1440あると良いです。(2022年10月追記: 今どきでは、解像度はむしろ4Kが当たり前かも知れませんが、いやなに、WQHD(2560 x 1440)は色々とちょうど良いというのが感想です。)

 グリーンハウスの19インチは退役です(2004年3月から使っていました、GH-TPG193SDV(アイボリー)、今見るとリンク切れているし、グリーンハウス社は低温調理器がメインになっている(これはこれで興味あります)

 会議テーブルにレグザのテレビを入れましたが、それは下の別項 5. に。

1.4 エルゴ・キーボード

 2008年位からかな、MSのエルゴキーボードorコンフォートカーブキーボードを使っています。現在は、Comfort Curve Keyboard 3000です。2017年11月に買いました。

 その前は、Microsoft Comfort Curve Keyboard 2000、アマゾンのページ。これを2機買って、家でもオフィスでも使っていたのですが、オフィスのものの調子が悪くなったので、上記の3000に替えました、家では今も2000です(2022年4月にMSエルゴに替えました、後述)。

 一時はもっと立体的なものを使っていたこともあるのですが(上記括弧書きのとおり自宅用ではそれが復活)、どうもキーの具合が不安定というか押しにくくなってしまいやすいような印象でした。特にaとかが引っかかるので止めました。平らじゃないせいで作りに難しい点があるのではないでしょうか。その点で Comfort Curve は、平面的というか、形状が割と当たり前なんですよね、単に配置がカーブしているという形です。でもこれで十分にコンフォートな指運びが出来ますし、なおかつ作りに無理がないためかキーの動きがスムーズです。

2. 自宅のインテル

 自宅では、Core i9 9900KF です(2023年8月に換装して)。

2.1  自宅のPC本体

 自宅のPCは、2019年の暮れに新調しました、以前の SandyBridge 機が壊れてしまったので(すっかり SandyBridge オジサンになっていたのですが)。この時は9400Fでしたが(コスパが評価されたCPUです)、2023年8月、CPUを換装しました、Core i9 9900KF です。下の方に、少し換装の感想を書きます。

 インテル Core i9 9900KF 8コア 16スレッド / LGA1151
  CoffeeLake TB5.0GHz 8C 16T 16M、ヤフオクで27,200円でした(2023年8月)。
  (当初2019年は、9400F 6コア / 9MBキャッシュ / LGA1151 CPU BX80684I59400F 【BOX】【日本正規流通品】¥ 17,452、を使っていました。)

 マザーボードは、アスロック、これだけはソフマップ楽天市場店で買いました(他はアマゾン):
  ASRock(アスロック) B365M Phantom Gaming 4 (B365MPHANTOMGAMING4)
  ¥ 11,183

 メモリは、32GBも積んでしまいました、将来的にはこのくらい有効利用されるようになるかも、と考えて:
  TEAM DDR4 2666Mhz PC4-21300 16GBx2枚(32GBkit)デスクトップ用
  Elite Plus シリーズ 日本国内無期限保証(永久保証)正規品
  販売: メモリ市場
  ¥ 14,480

 長期使用を目指すために、システム用SSDは大容量にしました、1TBです(でもこの値段です、安くなったものです):
  シリコンパワー SSD 1TB 3D NAND M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 P34A80シリーズ
  5年保証 SP001TBP34A80M28
  販売: Joshin web
  ¥ 14,500

(2023年12月追記)自宅の方でもシステム用のSSDを換装しました。オフィスのと同じLexarの2TB、NM790 です。こちらではヒートシンク付きを買いました、クーポン1280円がついて僅かに安くなったので。いずれにしても、コスパが良くて買ったものです。アマゾンで¥13,980でした(クーポン分をひくと1万2700円)、今見たら値上がりしていますね、¥22,320。え。。
 こっちでは、 ランダム 4KiB (Q= 1, T= 1): が51.914 MB/sと、オフィスでよりも低い数字です。マザーがダメなのかな。。

 電源も新調しました、500Wと小さい目とは言え、80PLUS Platinumなのに安いです:
  玄人志向 電源 500W 80PLUS Platinum 12cm静音ファン KRPW-PT500W/92+ REV2.0
  販売: アマゾンジャパン合同会社
  ¥ 7,263

 特徴的なのは、メモリが32GBで、電源が80PLUS Platinum、というところかな。メモリは、ほぼ無駄です、16GBで十分すぎますが、念のため。電源は、効率が高いと発熱が少ない理屈なのに期待です。このスペックにしてはとても安かったし。……今探してみると、これと同等で1万円以下のものは見当たらないですね。まあ、ブランドが玄人志向ですが、たとえそうでももう少し高いものしかない。オフィスの GOLD (400Wとはいえ) も同様。今の方が高くなっています。なんでだろう? CPUとメモリは同性能なら安くなっているけれど、電源とマザーはむしろ高くなっているような。。

 その前は、上でも書いたようにSandyBridgeでした: インテルのi5の2405S、マザーはASUSのZ68搭載micro ATXマザー「P8Z68-M PRO」、を10年近く使いました。Asciiの記事

2.2  アクティブスピーカーとサブウーファ

 ONKYOのアクティブスピーカーGX-D90とFOSTEXのサブウーファPM-SUBmini2を付けています。ONKYOのGX-D90は、かなりの年期ものですが、まともな音が出ます(VLSCは怪しげな気もするものの)。以前はオフィスで使っていたのですが、新しいビルに引っ越したら、ちょっと異音が出るのですね(ボリュームを絞っても聞こえる)。電磁的なノイズが大きいみたい。で、自宅に持ち帰りました。

 FOSTEX PM-SUBmini2 [アクティブ サブウーハー] は、ヨドバシで¥15,760でした(2020年3月)。小さいですが、案外に十分な低音が出ます。これがあると無いでは大違い。その前から、自宅リビングのテレビ(シャープの60インチ)には、同じくフォステクスの PM-SUBn(GB) (2015年3月17日にヨドバシで税込¥21,150)を付けています。非常に良くなります。PM-SUBmini2 を買う際に、だいぶ小さいので、もっと大きなものにするべきかかなり迷いました。PM-SUBn は確かに良くて、それに比べてずいぶんと小さいmini2では不満になるのではないかと。結局は、杞憂でした。まあ、十分かというとより良くする余地はあるものだと認めざるを得ないですが、これを付けるのにも十分に意義があることは間違いないです。

2.3  自宅のエルゴキーボード

 上で書いたように、Microsoft Comfort Curve Keyboard 2000、アマゾンのページ、これを2機買って、家でもオフィスでも使っていたのですが、オフィスはちょっと前に3000に、自宅は2022年4月にマイクロソフト エルゴノミック キーボード(アマゾンで¥5,500でした)に替えました。

 エルゴ、慣れれば非常に打鍵しやすいです。やはり十分に立体性があるのは良い。キーの引っかかりもまったく無い、スムーズです。が、ちょっと音はうるさいかも知れないですね。メカニカルのようなクリックでの音ではなくて、単にぶつかる音がする感じです。……もしかすると、私の打鍵が強すぎるのか?

 キーボードだけでなくマウスも、2023年1月から、エルゴノミクス マウス、というのを使っています。サンワサプライの MA-ERG9N です。形状は良いです、腕や肩の健康のためには良さそうです。ただしこのマウスは、ホイールの出来に問題があります。半年ほどで、ホイールのゴムが空回りするようになってしまいました。そこは接着剤で補修したのですが、それでもやはり、スクロールの挙動がヘンなときがあります。

2.4  クーラーをAG300に(2023年1月)

 9400FにオマケのCPUクーラーをずっと使っていたのですが、若干、ファンの音が気になりました。大した音ではないのですが。

 それで、クーラーを交換することにして、近頃評判の良い AK400(DeepCool)を買いました、アマゾンで¥3,584でした。ところが。なんと、自宅PCのマイクロATXケースでは、AK400は背が高くて蓋が閉まらない。ちゃんと調べてから買うべきだったのですが。。

 それで、自宅PCには、改めてAG300(やはりDeepCool)を買いました、アマゾンで¥1,990。こちらなら収まります。AK400はオフィスPCで使うことにしました。

 AG300も良いです。音は聞こえなくなり、それでいてCPU温度は下がりました。ただし、このクーラー、バネが堅すぎて取付けが一苦労です。丸いプラスチックの台を基板にネジ止めするのは良いのですが、そこにクーラーを引っかけるのが難しい。取付け前にバネをペンチで変形させていたりしたのですが(レビューで堅いとの評判だったので)、それでもかなり堅い、堅すぎる。。

2.5  CPUを9900KFに換装(2023年8月)

 2023年8月、もう暫くはこのマザーボード等を使おうと思い、CPUを換装しました。既に書いているように今度は Core i9 9900KF です。i5 9400F からのシングルスレッド性能の向上は微妙な程度ですが(それでも2割以上はアップかな)、マルチは2倍以上になっています、ベンチでは(このページでは +127%です、CinebenchR23マルチで)。9400Fの6コアが、9900KSでは8コア16スレッドに増えているのが大きく効いているわけですね。

 先日、オフィスでのCPUを新しいもの(5600X)に変えたので、自宅PCとの性能差が開いたよな、と思い、でもマザーから変えるとソフトの入れ直しなどが面倒で、といってこのインテルのソケット LGA1151 には次の世代のCPUは入らず、ということで、同世代(Coffee Lake、14 nm)のCore i9にしたものです。ヤフオクで安く買えたので(27,200円で送料込み)、コスパは悪くないです。

 心配したのが、AG300の付け替えです。最初の時ほどではありませんでしたが、やはり難儀しました。引っかけるのが難しい。。

 普段、大したことをやっていないので、使用感の変化はあるような無いような。。まあ、問題無く動いただけで良いことにします。TDPが65Wから95Wに上がるのがちょっと気になっていましたが、AG300でまったく問題無いです。公称 150 Wとなっているので当然ですが。

 PCの使用感としてこのところ少し気になっているのは、WZ5 mail が、受信をした後、反応が酷く悪くなるのですよね。タスクマネジャーで見ると、非常に高負荷になっている。それが続く時間が短縮されることを期待していたのですが、少しは良くなったような、余り大差は無いような。。WIN10のウィルスチェックが働くのが一因のようなのですが、リアルタイム保護をオフにしても、全面的には良くはならない。ファイルの移動が早くなるものの、アクセス後の反応の悪さは相変わらず。まあ、これほど古いソフトを使っているのが悪いんでしょうね。。

3. サブノート(HP Pavilion Aero 13 に移行)

 サブノートは、HP Aero を2022年9月に購入し、移行しました。 Vaio S11 は予備役です。

3.1 HPの Aero 13

 2022年9月、HPの Pavilion Aero 13を買いました。安かったんですよ、アウトレットの宣伝が来て、Ryzen 7 5800U(SSD 500G、メモリ16G)のパフォーマンスモデルが税込み9万6000円。1kgを切るモバイルで、一通り出来そうなマシンがこの値段は魅力的です。外箱ダメージとか書いてあったはずだけど、まったく気付かず。アウトレットと言っても差は無さそう。この機種の最新のパフォーマンスモデルだとCPUが 5825U で、Ryzen 7 5800U より一応は新しいものなんだけど、性能差は殆ど無いみたい。性能比較ページだと、差は無いとしている(むしろ5800Uの方が数字は僅かに上回っている、周波数は0.1GHz低いのだが。)。。こちらのページも、“驚きました”として、やはり5800Uの方が僅かに上との結果をレポートしています。

 良いです。西川さんのレビュー、これをみると正価は16万3,900円なのですね、良い買い物をしたかも。もっとも、この記事でも既に、12万3000円(税込)に値引きされている。二重価格と言われそうな。。

 買ってからちょっと残念に思っているのは、電源アダプタを接続したままにすると、100%充電になってしまうのを避けられないらしいこと。VaioS11を含め、このところのノートPCではいずれも、“いたわり充電”などの名称の80%に制限する機能を使っていました。それによって、アダプタを繋げたままで置いてもバッテリ寿命を縮めないで済むらしい。このHPは、その機能が見当たらない。なので、普段使わない際は、アダプタを外しています。少し面倒。(2023年2月追記: まあ、そうケチなことをしなくても良いんですけどね。。)(2023年3月追記: この開け方を説明したページに従えば、自分でバッテリ交換できそうです。それなら7000円くらいで済むかな。ついでにssdも替えられそう。)

(2023年4月加筆: HPを、持ち出す用途では使って、VaioS11を会議テーブルでのメモに使う、という状況になっています。Vaioのバッテリがダメなので。会議テーブルでもHPでも良いんですけど、今のところは。)(2023年8月: その後、すっかりHPを全面的に使う状態に変わりました。やはり性能が違います。)

3.2 ClearOne の Chat 50

 このところは(コロナ前の話ですね、2020年春以降はWeb会議ばかりです)、後述のようにOneNoteで録音しながらメモをとることも多いです。その際は、スピーカ/マイクの Chat 50 を、サブノートにつなげて使っています。Chat 50 は、スカイプとかを使うのが最も本来の用途ですが、OneNoteの録音にも良いです。ノイズの少ない録音が出来ます。マイクの内部雑音が小さいというだけでなく、室内の背景雑音を抑制する機能があるみたいです。

 また、スピーカとしても、特に人の声を再生する場合に聞きやすいです。必ずしも高忠実度ではないと思うのですが、人の声については元より良くなる感じです。

3.3 以前のモバイルPC(サブノート)

 HP Aeroの前は、Vaio S11でした、これは程ほどに軽くて、LTE接続付きの利点がありました(まれにしか使っていませんが)。Vaio S11は、富士通やNECの最軽量機に比べると11インチなのにあんまり軽くないですが、920グラムほどで、別に不便はありません。

 S11の使っていたもののスペックは、Core i5-6200U(2.30GHz)、メモリは8GB、ストレージは256GB (なのでPCI Express x 4 (第二世代 ハイスピードSSD)のハズ)、LTE接続付き、です。LTEは最初は有効利用していなかったのですが、途中からは、IIJmioのファミリープランのSIMを入れていました。十分に使い物になります。

 S11の前はVaio Pro11、その前はX100e、そのまた前はエプソンのNA102(101の本体が故障したために載せ替えたもの)、その前はIBMのS30、そのまた前はパナソニック Lets Note S21、さらに前は同じパナソニックの Lets Note Mini (N0) を使っていました(モバイルPCは、デスクトップに比べて寿命が短いなあ)。Miniも、1.31Kgという軽さでありながら、タッチタイプをするのに不自由のない大きさのキーボードを持っていて、なかなかのものでした(CPUはAMDのAm5x86 P-75、これはペンティアム75MHz相当とされるものでした)。Miniの場合の問題点は、電池の容量が大きいとは言えず、持続時間が限られていることでしたが(実質、1時間半ぐらいでした)、S21で標準添付のバッテリーで公称5時間となり、さらにS30では大容量の9セルバッテリーを付けたので(必要ある時は)、10時間近く使えました。その後、それ程のこだわりはなくなり、X100eで3時間ぐらいですが不自由はなかったです。

 古いノートパソコンは、その後はファクスの受信用に使ったりしていました(もっとも、S21に戻した後で、やっぱりそれ専用にi1200を買いましたが)。下の方で EasyFax (今はまいとーくfax)の使い方としてご説明します。

 大昔は、コンパックエアロ(486SX33MHz、メモリを10メガ増設して14メガ)を使っていました。ウィンドウズを使うには不満でした。その昔は、恐ろしいことに? 、オウムのノート・パソコンというのを使ったこともあります。

3.4 3台の連携の仕方

 このように3台のパソコンを使っていますが、その3台ともに最新の文書ファイルを全部入れています。更新のあったファイルのコピーには、RealSyncというソフトを使っています。ノートを持ち帰らない場合は、USBメモリを使いますが(VeraCryptを使って)、この場合は、更新のあったファイルだけを入れるために、xcopyの「/m」スイッチです。

 ファイルの管理の仕方としては、依頼者ごとにフォルダーを分け、そこにすべての作成書類を入れています。

3.4.1 暗号化

 USBメモリーを持ち歩くと、紛失が怖いです。情報保護の関係から。それで、暗号化しています。暗号化ドライブを作成してマウントしておけば、そこに書き込む操作だけで暗号化状態になります。

 フリー(オープンソース)の、TrueCrypt からの流れで、VeraCryptというのを使っています。紹介ページ。コマンドラインでの操作も可能なので、定型化した操作に便利です(バッチを作っておけば)。ついでに昔のTrueCryptの英語のページ日本語のページ

 暗号化ソフトとしては初めに使ったのは、『キチッと秘密メディアロック』でした。当時は、「製品趣旨にしてはちょっと軽いネーミングが心配な製品ですけど。」なんて書いていました。暗号化はよいのですが、どうも、それのクローズが出来ないことが多くて、何が原因か分からず苦労していました。

4. スティックPC

 超小型のスティックPCを、事務所の電話の携帯への転送と、ファクスの受信(メールへの転送)に使っています。以前は、ノートパソコンでしたが、壊れてしまったので。

 電話の転送は、AgePhoneというソフトフォンを使っています。ひかり電話は、そのルーターがSIPサーバーなので、それにログインさせて、携帯電話へ転送させています。ファクスの受信は、まいとーくFAXです。どちらについても、下の各種アプリの項でご説明します。

5. 会議テーブルでのWeb会議道具(2022年秋に書き直し)

 新型コロナの関係でWeb会議がすっかり一般化しました。Webカメラが普及し、マイクとスピーカフォンが注目されています。この項では、オフィスの会議テーブルでのWeb会議用機材をご説明します。PCは、上で書いたように昔のA10 TRINITY を使うこともありましたが、現在は Ryzen 5 5600X を主に使っています。(この項、2022年秋に新設し、他から文章を持って来るとともに加筆。)

5.1 ロジクール Group のカメラ(PTZカメラ)

 メインのカメラとして、ロジクール Group のカメラを使っています。遠隔でカメラの首振り等が制御できます、いわゆるPTZカメラですね、PTZはパン(Panoramac)・チルト(Tilt)・ズーム(Zoom)。ロジクール Group として、スピーカーフォン機能も一体となっているのですが、そちらは使っていません。音がイマイチのような(……ちょっとエラそう。。)

 ロジクール Group、新品だと十数万円もするみたいです、そのお値段では買う気にはなれません。ヤフオクでお安いのがあったので買ってみました。カメラがWebカメラとしてはかなり大きい目で、それに応じて? 、ちゃんと写ります。ただし、AFの動きが遅いです。ちゃんと焦点が合えば、きれいに写ります。

5.2 会議テーブルのディスプレイ: レグザ 50V型

 会議テーブル用のディスプレイは、レグザ 50V型 4K (2020年モデル、50C350X)です。アマゾンで66,600円でした、2022年6月に買いました。安い。。一応は国産ブランド(元々は)で画像処理エンジンとかも良さげなのに、レグザは安いです。

 VAパネルだからでしょうか、若干の視野角の狭さを感じますが(横の方が白っぽく見えるときがある)、そう思わなければ気にはなりません。アプリの背景を見るとムラが見えることがあるのですが、実物画像なら余り関係ない。基本的にはTeamsやZoomでの会議のために買ったので、大丈夫そうです。テレビとしての表示機能(補正)がそれなりに良い方向に働いている感じです。

 テレビ台としては、「WLIVE テレビスタンド テレビ台 壁寄せテレビスタンド」というのを使っています。アマゾンで¥ 6,199。もっと壁に貼り付くようなイメージだったのですが(「壁寄せ」とうたっているんだもの)、結構離れてしまいます。まあ困ることはないです、それなりにスッキリと配置できました。1人でテレビを箱から出してこのスタンドに設置するのは、ちょっと怖かったです。50型までなら大丈夫1人で持てると思われて、このサイズにしたという面もあるのですが、取説を見ると、持ち方の指示が妙に難しい。。

5.3 マランツのUmpireとMPM-4000(FIFINE K669B はやはり退役)

 会議テーブルでのマイクは、マランツUmpireと同MPM-4000を使っています。

 先に買ったのが、マランツのUmpire (ポップガード付きのコンデンサマイク、USB接続)です。これはかなり良いです。使うのに手間が無いのに(USBでつなぐだけ)、音も優秀。音声認識(AmiVoiceSP2)に使っても、今までの学習を流用した状態でも認識精度が上がりました。

 Zoomで使うのも結構良いです、上記のように Zoom の場合には、エコーキャンセルの問題も生じませんが、実際にはKripもかませています。。

 その後に同じくマランツのMPM-4000を買いました。会議テーブルでは、こちらを自分用にしています、Umpireを同席者用で。ところが、4000はしばらくで故障してしまいました。信号が出ない。

(2023年2月追記: 故障したMPM-4000を分解してみました。底の黒いラベルを剥がしてからネジ2本を外すと、上に引き抜けます。故障の箇所は、USB-Cジャックでした。接点の箇所が完全にとれています。半田付けがとれてしまっているのですが、そこをなんとか押さえて付けてUSB-Cケーブルを差し込んだところ、正常に動作しました。ここだけの故障だと確認できたので、この半田付けを補修できれば良いのですが、これが難しい。表面実装で、ジャックの真下に半田付けされている。なんだこれ、そもそもどうやって付けたんだろう? 付けにくいからこうして取れてしまうような不十分な半田付けになっているようにも思われます。USB-Cジャックがいろいろと心配になりました。。)

 それで代わりに、FIFINEのK669Bというマイクを買いました。アマゾンで¥4,599。FIFINE K669B、別に悪くはないのですが、微妙にMPM-4000の方が良い音だったような気もします。なんか、ざらついた感じの音なんですよね、FIFINE K669B。。高音をよく拾っている可能性もあるけど。。

 で、結局、またMPM-4000を買いました。UmpireとMPM-4000の2本のマイクを、下に書くVoice Meeterを使ってミキシングし、それをKrispに通しています。両方に音が入ると、ちょっとエコーがかかったようになってしまいます、時間差があるからですね。さらにKrispの動作に無理が生じるのか、ささくれたような音が混じるような。どうも設定の仕方が難しい。それでも、コロナ対策の透明パネルもあるし、マイクを2本使いたいのですが。……その後、透明パネルを使わなくなったので、無理して2本のマイクを使うことも無い状況になっています。どうしようかなあ。。

5.4 Voice Meeter

 Voice Meeter は、ミキサーのソフトです(ドネーションウェア)。複数のマイクを使ったり、Web会議アプリの音声を、スピーカに出すと共にマイクを合わせて記録ソフトに入れたり、と出来ます。

 無印の VoiceMeeter だと、繋げられるマイクは2本ですが、Bananaだと3本になります。系統数も増えます。

 会議テーブルでは、2本のマイク(UmpireとMPM-4000)を Banana で使っています。2本のマイクを B1 に出力して、それをKrispに入れます。Teamsなどでのマイク選択でKrispを指定します。スピーカーも、Krispを通して(実際にはさらにその前に Banana も経由しています、自由度を確保するべく)テレビを指定しています、エコーキャンセルが効くように(本当にそういう必要があるのかどうか、分かっていませんが)

5.5 Krisp

 Krispは、人の声以外のノイズを激減してくれるソフトです(週120分までフリー、月額1000円、年払いで月額500円) (2020年10月追記: ちょっと前に変わって、年払いで月額800円。高いな。。また、フリーで使える時間も変わったように思っていたのだけど (週ではなくて1日単位に)、今探してもそれを説明したページが見付けられません。自分では3年先払いの有料契約をしているので、無料の状態が再現できない。。) マイクでもスピーカーでも使えます。スピーカー側で使って映画やドラマをこれを通してきくと、効果音やBGMが消えて見事に台詞だけになります。

 Krispは、エコー・キャンセルの働きもあります(こちらを使うだけなら、週120分? の制限は無関係みたい)。AgePhone(ソフト電話)は、エコー・キャンセルが備えられていないようで、エコー・キャンセル機能のあるスピーカー・フォンかヘッドセットでないと、先方がひどくしゃべりにくい状態になってしまうのですが、Kripを使うと大丈夫です。

 また、MS Teams のエコー・キャンセルも今ひとつなように思います、Krispも使った方が良いような。その辺、Zoomは良いようですけど。

5.6 Sound Blaster Axx SBX 10

 自分のオフィスでの会議打ち合わせを One Note で記録する際に、Sound Blaster Axx SBX 10 (2023年2月追記: 20と誤記していました、中間の大きさの10です)のマイクを使っていました、ひところは。SoundBlaster社のニュースリリースのページ。会議用のテーブルの横に置いてあります。うたい文句ほど賢くはないんですが、でも まあまあの音で録れます。また、集音角度制限に関しては意外なほどに横からや後ろからの音やノイズを制限します。幅の無いマイクなのにどうして横がこれほどカット出来るのかは謎。(2022年10月追記: 今もこれも置いていますが、使う機会は減りました。UmpireとMPM-4000を使うことが多いです。)

 レビューをあげておきます、週刊アスキーPC Watch

 (2023年2月追記: 昔の記録(録音)を聞いたら、結構良い音だったので、改めてテストしてみようと思ったのですが、クリエイティブのページでソフト(コントロールのソフトがあるのです)を探したところ、既に終了と言われてしまいました。残して置いてくれても良いのに。昔ダウンロードしたものが無いか、探してみます。。)

6. マイクとスピーカフォン

 コロナでWeb会議が普及する前から、マイクとスピーカフォンに割と凝っています。元々は音声入力(ViaVoiceやAmiVoice)と OneNote での録音のためだったのですが、近頃では Zoom や Teams などの用途が重要ですね。会議テーブル用は前項でご説明しましたが、以下ではそれ以外のマイク等を。

6.1 ポリコム、それにデジタルアンプを

 だいぶ前から、オフィスのデスクではポリコムのスピーカーフォンも使っています。Polycom Communicator C100S(リンクはアマゾンへ。メーカーページはなくなっているようです)。一体のスピーカフォンですが、ヘッドフォン端子もあります。その音声出力がかなりまともで(スピーカーは1つだけど、端子出力はステレオです)、普段はそこからアンプ(安物のデジタルアンプ)を通してスピーカーにつないでいます。

 ヘッドフォン端子からの音は良いのですが(そもそも一体のスピーカから音を出してもそれなりに音は良いんですけれど)、問題は、エコーキャンセルがちゃんと働かないことです。もしかすると、ドライバーがアップデートされていないせいかも知れません(現行の Windows 用のドライバが提供されていない)。とにかく、現状のシステムにおいて AgePhone でスピーカーフォンとして使うと、エコーがちゃんとキャンセルされません(Zoom や Skype ではアプリの機能でキャンセルされるんですが、やはりせっかくなら、と思います)

 上記のアンプは、アマゾンで買った次のものです:
  Lepai デジタルアンプ LP-2020A+ Tripath TA2020-020 ブラック+12V5Aアダプター付属
  販売: NLAセレクト
  ¥ 2,740

 スピーカーは、一応はJBLです、が、そもそもディスプレイのオマケです。

6.2 マイク(Samson Go とアーム付きのマランツなど)

 コロナの関係で、マイクに凝るようになりました。いくつか買い、それぞれに持ち場を見付けられました。スピーカーフォンよりも音が良いように思います、基本的に。ただし、スピーカーで聞く場合にはエコーの問題があるので、エイジフォンとかキャンセラ機能が内蔵されていない場合には、Krispが必須です。

 オフィスのデスクでは、Samson Goを使っています。アーム付きの蛍光灯を付けていたので(殆ど点灯させたことがないのだけれど)、これにくっつけてみました。案外とちょうど良いです。

 テーブルでは、前項で書いたようにマランツの Umpire と MPM-4000 をつないでいます。それを Voice Meter Banana で足し合わせて Krisp に入れるわけです(上でもご説明したように)

 自宅では、マランツのアーム付きの Pod Pack 1 です。これはコスパが良いです。¥5,833でした(2021年7月、アマゾンで。

6.3 ClearOneの Chat 50 と Chat 150

 ClearOneの Chat 50 (左のリンクは松田通商、こっちが英語ページ)は、Web会議用のスピーカーフォンとして優秀です。音が良いと思う、声が聞きやすいです。また、エコーキャンセラが良いです。Zoomの場合はこれが無くてもほぼ大丈夫なのですが(Zoom のソフトの機能によってキャンセルされるみたい。Skype でも同様)、AgePhone は、スピーカを使う場合にはエコーキャンセルが出来ていないと具合が悪いです。通話相手の方に音が戻ってしまうので、遅れて自分の声を聞くことになってしまうのですね(これ、スゴく話しにくくなります)。Chat 50 なら、ちゃんとエコーキャンセルされるので、大丈夫です。

 加えて、同じくClearOneの Chat 150というのも使っています。こちらは、ちょっと大柄なのでスピーカが大きくて低音まで出ます。またマイクが3つ配置されており、3人以上の場合にはいかにも適します。

 Chat 50のマイクは結構優秀です。講演会などを自席で録音する際にも使っています、十分なクオリティで録れます。OneNoteで同期メモをとりながら録音します(下の各種アプリの項で補足説明します)

6.4 ヤマハの PJP-25UR など

 ヤマハの PJP-25UR も持っています。エコーキャンセルがちゃんと働きますし、また、音が良いように感じる時もあるのですが、声の聞こえ具合の点で(何を言っているのか聞き取りやすい点で)、ClearOne の方(Chat50でもChat150でも)が良いように感じています。ヤマハの方が響きが綺麗な感じなんですけど(楽器的なのかも。....プラセボ入ってます、たぶん)

 プラントロニクス Calisto P420 を使うこともあります。なぜか、ホリエモンがお勧めしています、ここ。エコーキャンセルはちゃんと働くし(上記のようにポリコムは、単体でのエコーキャンセルが不十分です、少なくとも私のところでは)、これも確かに悪くはないです。

6.5 ヤマハのYVC-300

 ヤマハのYVC-300もあります、これは PJP-25UR よりは音が良いと感じます。でも、単体のマイクには劣るような。。

7. プリンタとスキャナなど

7.1 オフィスの LBP9100C

 プリンタは、オフィスではキヤノンのLBP9100Cリンク先改訂: こちら)です。A3対応のカラーレーザー。タンデム式でカラーも白黒も20ページ/分、両面印刷が標準装備、のスペックです。これで5万円と少しでした(アマゾン。標準価格は13万8000円+税)。トナーで儲けようとのビジネスモデルでしょうが、それでも本当に安くなったものです(トナーも昔よりはだいぶ安いですし)

 それまでは長らく(独立以来ずっと、つまり15年近く)、エプソンの LP-9200Sを使って来ました。PCウォッチの紹介ページエプソンの旧製品データページ(05年1月にこのリンクを加筆)。両面印刷が便利で、裁判所への提出書類がB5(普通はB4袋とじ)だったころは、この機能を使ってB5両面印刷としていました。最後(2011年の暮れ)は、そこのところに紙が巻き込まれて対処不能になったんですけど。

 1998年5月以来、A3のカラーインクジェットであるエプソンのPM-2000Cも使っていましたが、さすがに壊れました。

(2023年2月追記: 裁判所の提出書類がmintsによることになったので、紙へのプリントの必要が激減しました。今までは特許事件では、裁判官手控えのための余部などもあり、非常に枚数が多くなる場合があったものですが。)

7.2 自宅のプリンタ: キヤノン Satera MF8570Cdw、ファクスをブラステルで

 現在の自宅のメインプリンタは、キヤノンのA4複合機の Satera MF8570Cdw です。カラーレーザで毎分20ページ、両面印刷も出来て、さらにスキャナおよび FAX としても使えます。スキャナとしても十分に実用的で、ADFが付いていて、しかも両面スキャンもしてくれます(両面同時ではなくて紙が行ったり来たりしますが)。

 ほとんど唯一の不満点は、トナーカートリッジが小さくて交換が高頻度、ちょっと割高、という点ですが、それを許せば驚くほど高機能で低価格です。トラブルもありません。

 ファクスは、専用番号が欲しい、でも費用は抑えたい、ということで、ブラステルのプリペイド050IPを使っています。これは月額基本料金が無いのに、050番号が割り当てられて受信が可能で、送信も高くなくて、とてもコスパが良いです。これを、ヤマハのルータでVOIP機能で設定をして使っています。ルータで設定してしまえば、通常の電話との違いは、発信の際に数秒アナウンスがあって少し煩わしいというだけです(ファクス送信なら気にならない)

 受信ファクスは、メールへの転送もしています。キヤノンの説明はまあ理解可能です。

7.3 ブラザー8870DWとエプソン

 2008年4月ころからの、ブラザーの MFC-8870DW も使っています。(このアスキーのページが好意的)。自分のデスクサイドで。白黒ですが、両面印刷も出来て、かなり良いです。ファクス機能もあるのですが(受信ファクスのメールへの転送がちゃんと出来ます)、現在は使っていません。

 8870DW は、メールへの接続の機能の「説明」が、呆れるほど不完全です。ネットワークからの設定画面でないと、メールサーバへの接続の設定が出来ないのですが、その旨の説明が取説に見当たらない。そのため、当初は出来ないのかと思ってしまいました。ちょっと呆れる取説です。それとも、こんな機能を実際に使う人はとても少ないのだろうか。でも、ちゃんとメールへの転送とか、スキャンのメール送信とか、出来ます。

 インクジェットも使っています、エプソン EP-10VA。レビューのページをリンクしておきます。

7.4 スキャナーとOCR

 現在では、スキャナーは、キヤノンの2008年11月に発売のキヤノン DR-2510Cを使っています。富士通のfi-4120C2(A4のドキュメントスキャナ。毎分25枚。両面カラーでもスピードが落ちず、毎分50面)は退役です。富士通のページ

 さらに、A3用のスキャナであるES-9000Hがあります。2007年の暮れにオークションで買ったものです、とっても安かったです(ADF付きで3万5000円。標準価格の十分の一以下ですね)。これもADF付きですが、A4までのシートについては、DR-2510C の方を使っています。それより大きいものと、冊子状のものについて、こちらのES-9000Hです。パソコン(昔はサブの方にだったと思うけど、現在は現用のRyzen機にです)にワイド・スカジー・ボードを入れて使っています、これを現在のWIN10 64bitで使えるようにするのには結構苦労しました。カラーの読み取りの場合には、スピードに差が出るようです。

 OCRソフトは下記のように現在は読取革命(パナソニック)です。

7.4.1 ES-9000Hの故障(2008年3月記)

 ES-9000Hですが、2008年に早くも故障。エプソンのドアtoドア・サービスで修理依頼したところ、7万円ほどの見積もり。上記の購入価格に比べるとずいぶん高いのですが、元の標準価格からすると普通の修理代金ですね。しかも、光学ユニット全交換のためにこういう値段のようなので、まあ、それで信頼性が確保されるなら、と考えて、修理して貰いました。別の中古品を探そうかとも思ったんですけどね。その後は快調です。

7.4.2 自宅ではキヤノンSatera MF8570Cdwでスキャンも

 自宅では、キヤノンのA4複合機で済ませています。メールにPDFを送る使い方をしています。

8. 文書作成 (WZエディタと ATOK2017(AZIKで)、ドラフトは音声入力 (AmiVoiceSP2)、OCRと文書校正の話も)

8.1 WZエディタ 5.03

 文書の作成は、現在でも主にWZエディタ(5.03)を使っています。ビレッジセンターのWZ5のページ、でもリンク切れですね。このエディターは、エディターであるにもかかわらず、文字装飾などが出来て便利です。アウトライン機能も良いです。現在ではほぼフルに使っています。裁判所提出書類も、依頼者へのレポートも(最近はメールが多いですが、それも今は WZ mail です)、原稿書きも。(もともとは、テキストファイルで入稿していたものなのですが、近頃はむしろワードファイルと指定されたりして(レイアウトなどを生かすわけでも無いのに)、奇妙な感じです。)

 印刷がちゃんと出来て、文字装飾も出来るので、裁判所宛などの紙で出す用途にも十分使えます。私は、見出し文字をゴシックにする、という体裁で印刷しています(2段組は近頃は余りやりません)。見出しとするだけで、自動的にゴシックになるようにしてあります。原稿書きの場合は、テキストファイルでメールするわけですが、その場合でも見出しの設定が出来てアウトライン機能なども働くところがよいです(私は見出し文字列として半角スペースを並べたものを設定しているので、そのままテキストとしても不自然なところがまったくありません)。プラグインを使うことで、見出しの番号の自動設定も出来ます。

 WZ5は、アウトラインがとても見易いなど(今の本文上のカーソル位置がアウトラインの方でもグレー表示されるなど)、良いです。(まあ、機能的には大したことはないのですが、とにかく慣れている、ということもあります。。)

 以前にDOS用のワードパーフェクト(5.2J for DOS/V)を使用していた際に“速い点が良い”と書いていましたが、それを継承した所があります。印刷イメージとはほど遠い状態での編集が原則であり、またタグを入れて装飾をする(TMLフォーマットの場合)という点も似ています。DOS用のワードパーフェクトは、昔の文章を見るのに現在でもたまに使います(……ということはさすがに無くなっているな、ここ何年かは)。ウィンドウズXPのコマンドプロンプトでも、ちゃんと動くのは感心です、ただしかな漢字変換が不自由なことになってしまいます(どういうわけか、ATOKではなくて、オリジナルのWXのようなかな漢字変換が働くようになります、完全な互換性はないようです)。

 WZエディタには、プラグインマクロとして、次のものを入れています: CountLine(文字数計算)(2022年10月追記: 最近は、これをオンにすると毎回初期設定を求められてうるさいので、オフにしていることが多くなりました)、 htmlcmd(html拡張)、 xhtml(同前、なぜか両方いれた方が、カーソル移動の点などで具合がよい)、 order(連番見出しプラグイン、これを入れると見出しの番号を自動で振れます)、timestamp(日付機能の拡張、文中にファイル更新日付を入れられるようになるのが便利)、fnote(脚注機能の拡張)。簡単なマクロを書いて、それをツールバーに登録する、という形でのカスタマイズは或る程度しています。大した物は書いていません。

 html もWZで書いているのでそのプラグインも有り難いですが、日常的に機能を使っているものとして、order の連番見出しは役に立ちます。見出しの番号を自動で振れるので、アウトライン機能と相まってなかなか良いです。

8.1.1 WZ6、でも...(2008年12月記)

 WZも08年秋にバージョン6が登場して、どうしようかと思いましたが、5のままです。現在ではWZ10になっていますが、もうすっかりバージョンアップをしないことに安定しました。良くなっている点もあるのでしょうが、何のために替えるか、理由がなかなか見えなかったのと、連番などのプラグインの流用がダメらしかったことが主因でしょうか。ドラゴンスピーチでのダイレクト入力が文字化けしない、というのはメリットだったはずですが、そもそもドラゴンを使わなかったからねえ。

 そういう訳で、いまだに、wz5.03をバージョンアップすることもなくそのまま使い続けています。当分このままで行きそうです。

8.1.2 WZについてのページ(2010年1月記)

 empty page: 中のWZ Resourcesのページから、マクロ各種などがあります。特に、timestamp [日付と時刻の挿入] 拡張 を愛用させていただいております。

 K-ARAKI - WEB PAGE: マクロや、各種のカスタマイズの説明があります。マクロは、SORT EX を愛用させていただいています。ソートの機能が拡張されます、名簿の整理に便利です。

 Final β Laboratory: CountLineなどのマクロが提供されています。

 WZ Macro - PATA's Laboratory: 便利かも知れないマクロがいろいろ。でも私のところではあんまりマッチしてない現状。

 WZ EDITOR Wiki: いろいろと情報やマクロが提供されています。特にtipsが役に立ちます。たとえば:
「Q WZ Editorの設定ファイルが\Documents and Settings\All Users\Application Data\VillageCenter\WZ5に作られてしまいますが、WZ Editorのインストールディレクトリに作られるようにするには? A. wz:tx_base.cfgファイルのxpConfig: 1をxpConfig: 0に書き換えてください。詳細は[ヘルプ|ヘルプ]メニューのWZ Editor/WZのフォルダ構成/フォルダ構成の変更、を参照してください。」など。

 WZ EDITOR 14: 2チャンの09年11月〜のスレ。

 WZの現在の発売元のページ: WZ10の紹介ページとなっています。昔のマクロとかはどうなったのだろうか?

8.2 かな漢字変換は ATOK2017、ただしAZIK

 かな漢字変換は ATOK2017 を使っています。

 ローマ字入力で使っていますが、そのローマ字をカスタマイズしています。AZIKというのを更にカスタマイズしたもので、結構入力効率が良くなります。この頁を参照

 AZIKを使うようになったのは、S裁判官に教えていただいて以来です。ご自身は、もっと激しく独特の入力方法をおとりになっていて、その方がもっと効率が良いようですが、そこまでは私はついて行けませんです、Hi。(2022年10月追記: ……と書いていましたが、その後に私もずいぶんと追加して、ATOK2017のローマ字の設定上限の550に達しています。。)

 実は私は、三十数年前に初めてワープロ(NECの文豪5N、……と言ったはず)を使ったときには、NECのM式キーボードというものを使っていましたM式の世界を参照。……と元のファイルでリンクしていたのですが、ダメですね、なくなっています。これは本当に優れたシステムだと思うのですが、何せ使えるハードが事実上無くなってしまったものですから、諦めました)。AZIKには、M式に少し通じるものがあります。カン、とか、タン、とか、ショウ、とかいう音の入力が少ないタッチで出来るのですね。

 AZIKを元にしつつも、独自の拡張をかなり追加しました。この何ヶ月かで(2022年10月記)、さらにだいぶ拡張しました、M式が相当まで再現されているかも。よく使う音読みは2タッチで2音が入るようになっています。独自は d;ji、拡張は kccp、再現は sqgd、相当は sptp、という調子です。

8.3 音声入力は AmiVoiceSP2

 ドラフトの入力は以前から音声入力ですが、こないだから、AmiVoiceSP2 になりました(このリンク先には、現在は、同ソフトの販売終了のお知らせが出ます)。前は、IBMのViaVoice(ATOKと組み合わせる形で使うのが主になっていました)でしたが、win7ではダメです、というのがきっかけです。ES、SP、と順々に使って来ました。

 以前に「このソフトを使う上での最大の問題は、自分の能力です。」と書いていましたが、アミボイスSP2でも同様です。そのまま活字にして読むに耐えるほどの文章を、口頭で即時的に作り出すというのは、実に難しいものです。

 ソフトそのものの認識能力は、驚くほど高いのです。静かな環境で、学習させたうえで良いマイクで入力をすれば、登録されていない単語はともかくとして、一般的な文章であればほとんど完全に認識されます。試しに新聞の記事を読みあげてみると、言い淀んでしまった部分が誤認識されるだけで、それ以外は殆ど完全です。

 しかし、新聞を入力しても何の役にも立ちません。実際には自分で文章を作るのに使うわけですけれども、これは率直に言って、とても難しいです。ソフトのせいではありません。原稿無しで口で言うものを活字にされても、読むに耐えるものにはなかなかなりません。

 ……というのも、以前にビアボイスについて書いていたことですが、これもそのままです。

(2009年1月記としていたものをここに残しておきます: 音声入力を愛好のこちらのブログの意見でも、音声入力による作文は、文章を作るところにおいて大きな違いがあることをご指摘です。その通りです。慣れないとなかなか難しいです。パソコンやソフトの能力はかなりあるのです。でも、難しいにしても、せっかくこうした入力方法が可能になっているのですから、少なくとも、試みてみることには大いに意義があると思います。私自身、そういつでも必ず音声入力でやっているというわけではありません。でも、なんか、言葉をいろいろ作らないといけない場合、内容は頭の中で出来ているけれど、書き下ろすのに余計な言葉を沢山入れないといけないような感じ、それがうっとうしい、というときには、音声入力であってこそ素早くドラフトが出来る。とこういう感じになっています。)

(上記のブログの2009年6月29日付けのこの記事では、上記と同様のご指摘がさらに敷衍されています。タイプする時とは違って、入力文字数を節約する動機付けが乏しいために、なんでも書き込んでしまえるんですね。それによって、悪くすると冗長な文章になりそうですが、上手くすれば分かりやすい文章が出来る、という話です。賛成です。)

8.4 読み上げソフト

 パソコン上の文書を読み上げてくれるソフト、以前からドキュメントトーカを使っていましたが、近頃はジャストシステムの詠太をときどき使います。HOYAのVoiceTextを使った発音ですが、相当に自然な読み上げをしてくれます。ドキュメントトーカの、いかにも機械という感じの読み上げも嫌いではありませんでしたが、やはり進歩しているのは確かです。

 ドキュメントトーカは、コピー(クリップボードへ)しただけで勝手に読み上げてくれるモードがありましたが、詠太も現在は、同様の“どこでも詠太”という機能がついています。

8.5 OCRソフト(読取革命(パナソニック))

 相手方の準備書面などは必ず、スキャナを使って、またはファクスで受信(後述のようにパソコンで受信しています)したものを、OCRします。それを使いながら反論を書くと便利だからです。

 OCRソフトは現在は読取革命(パナソニック)の V.14 を使っています(既にv.16が出ているのですが、現状で不満を感じないのですよね。。)。(2022年10月追記: だいぶ前に、v.16も買いました。入れてあるのですが、性能的な差異は感じられず、インターフェースに慣れないものですから、未だに14の方を基本的に使っています。)

8.6 文書校正(05年1月加筆)

 校正用に、ジャストシステムの Just Right! というのを使っています。それなりに役にたちます。機能としては一太郎の内蔵のものと同じなのですが、他のソフトで使うのに便利に出来ています(コピペして読み込み分析、という動作をほぼ勝手にしてくれる)

 その話を書いたついでに、昔から使っている英文のチェッカーの話を書いておきます(ずっと書き忘れていた)。Correct Grammar というのを使っていました。もう10年(と書いていましたが、今からだと二十年以上いやもっと前です)も前のソフトというのに、かなり良い使い勝手で、未だに時には使います(これも以前の話です)、dos窓で。MS Word のスペルチェックだけでも良いようなものなのですが。なお、MS Wordよりは、ワードパーフェクトの方が未だ文法的な指摘が適切なように思います。

 Correct Grammar は、米国に居た時に使い始めたもので、そのころは、Grammatik とか、他にも試した記憶があります。Correct Grammar は、余り無駄な指摘をしなくて使いやすいです。それ程に高度な指摘はしてくれず、せいぜい三単現のs位のものですが、それでも役にたちました。

9. 各種アプリ(ドキュワークスや WZ mail や表計算ソフトLibreOfficeCalcやビジオ)

9.1 ドキュワークス

 WZと並んで毎日欠かせないソフトとして、ドキュワークスがあります。以下、以前のバージョンから殆ど状況が変わっていないので、記載をそのまま残します。
富士ゼロックスのドキュワークスのページドキュワークスのユーザーのページこれも同じく

 ドキュワークスを使うことの最大の利点は、証拠書類の扱いです。裁判所に証拠の写しを提出する必要がありますが、その際には必ず、スキャンしたものをドキュワークスでまとめてプリントしています。スキャンには多少の時間がかかりますが、ADFを使えば苦にはなりません(ただし、紙が不揃いだと困ります)。そして、ドキュワークスのアノテーションの機能によって、証拠の番号を書き入れたり、証拠の簡単な説明を書き入れることが出来ます。しかも、コピーを繰り返すよりも遥かに綺麗に、手間無く、低コストで、写しが作成できます。

9.1.1 ドキュワークスの意義(以下、今更ながら加筆on08年4月22日)

 証拠の写しの用意は、訴訟の際の事務作業のかなりのウェイトを占めると思いますが、こうしてドキュワークスでやると、かなり省力化されます。提出分が、プリンタで証拠番号記入済みかつページ揃えされた形で用意できるので、殆ど手間はかかりません。また、依頼者などに控えを送るのも、原則として電子的な形で済ませています。このドキュワークスファイルを、インターネットディスクにアップして送るか、メールするわけです(PDFに変換することが多いですが)。

 アクロバットのPDFでも現在ではほぼ同様にできると思いますが、昔のバージョンでは、ドキュワークスの方が、アノテーションとか透明でのOCRとか、こうした目的では明らかに優位でした(しかも安いし)。現在でも、私の慣れの問題もあるかとは思いますが、軽さやデスク自体の機能としてベターなように思います。

 このようにドキュワークスを使うことで、かなり省力化できます。さらにそもそも、普段の仕事(相談の類)の多くが、電子メールのやりとりになっています。そういう訳で、人に頼む事務仕事が殆どない状態です。

9.1.2 ドキュワークスの紹介ページなど(08年12月)

 ドキュワークス 実践使用例というページ、かなり詳しいです。私にとっては、殆どは今更ではありますが。

9.2 通信(WZ mailと携帯への転送)

9.2.1 WZ mail

 04年の暮れから今に至るまで、WZ mail(ver.5)を使っています(その前はニフターム)。せっかくWZに付いていますし、エディタの機能が気に入っているので、これを使っています。またカスタマイズもいろいろ出来て良いです。自動整形が賢くて、引用符号付きでもちゃんと自動整形します(たまに失敗しますけど)。さらに、極めて簡単ですがマクロを書いてこの辺りの使い勝手をカスタマイズしています。

 04年12月に、ニフタームからの切替を迫られ、各種メーラーを試してみたのですが(シュリケンとかEdMaxとかThunderbird とか Becky! とか)、どうもエディターがしっくりこないのですね。まあ、外部エディタとしてWZを使うという方法もあるのですが、やっぱり一発で使った方が余計な操作が無くて良いです。

9.2.2 WZ mail の問題点

 WZ mail (ver.5) は、不安定だとも言われていますが、私のところでは順調です。ただし、問題があったこともあります。

 問題というのは、ウイルス対策ソフトとの関係です。ノートンなのですが、現在はこれの電子メールチェックを“出来なければサイレントに削除”にしており、これだとウイルスメールが来ても問題なく削除したとのメッセージのメールが入る形で対処されます。最初のうち、確かこれをしてなかったためだと思うのですが、ファイル自体を修正しようとしてそれが出来ずに削除となってしまったことがあり、これが起こると、メールソフトの上ではフォルダーの中にあるメッセージ(メール)が丸ごと全部消去されてしまうという不都合が生じました、これは非常に困ります。

 この問題はWZの問題と言うよりは、ウイルス対策ソフトの方の難点というべきでもありますが、でも現に困ったことになる可能性はあるので、設定法についてのテストをしておく必要があります。

 これ以外でも、設定の際に、必ずしも思ったとおりにいかない、という場面はたまにありますが、全体としては十分によいと思っています。というか、元々ちょっと変わったところはあるソフトなので、使うのは難しいところもあるんですが、それだけに良い面もあります。

9.3 OneNote

 OneNoteの、特に録音機能を評価して使っています。使っているのは、OneNote2003です、期待しているのは録音機能だけなんで、この古いバージョンの方が要求スペックが低くて好都合です。会議や研究会の際に、Chat50(上記のClearOneの)のマイクで録音をしながらメモをとっています。

 OneNoteで録音すると、音を再生する際に、書き込んだメモと同期がとれます(ちょっと細かくいうと、メモの段落と同期がとれる)。これは便利です、録音しても、後から使うためには聞きたい箇所を探すのが大変ですから。良くやっているのは、会議や研究会の後でメモ(OneNoteの)を見て、不十分な箇所は音を聞いてメモを書き足す、と言う作業です。これで復習になりますし。

 OneNoteで録音の場合、出来るファイルはかなり小さいです。設定で変更できますが、WMAのV9で20kbpsで十分なクオリティが得られます、この場合で1時間で20メガくらい。ICレコーダーの場合に比べてサイズあたりのクオリティが良いのは、圧縮のための計算機資源が十分に使えるからでしょうか。音質はむしろマイクに依存します。Chat50のマイクが良いです、ノイズ抑制の機能があるようです。数人のテーブルでの会議ならパーフェクト、講義の場合はちょっと難しい場合もあるものの十分に合格、という感じです。

9.4 表計算(LibreOffice Calc)

 表計算ソフトは今は LibreOffice Calc を使っています。長らくロータス・インプロブ Lotus Improv を使っていましたが、2018年くらいから、やっと今時のソフトに変えました。

 以前のインプロブを置き換えて、これで、色々な提出用の計算表をつくるようになりました。請求のための時間の計算や、それと連動しての経理(税金計算)処理もしています。インプロブだと、別の表形状のビューを作って収入集計表にしたのですが、そこは別の表からのリンクでやっています。インプロブはやはり賢かった、と思う面もあります。

9.5 まいとーくFAX(パソコンでファクス受信)

 ファクス機(今はブラザーの7820N、その前もミノルタのデジタルのコピーとの複合機)もあるのですが、受信はパソコンを使っています。現在は、上でも書いたように、スティックPCです。その前は、2006年にこの用途のために買った、IBMのi1200の中古(ヤフオクで9,000円)でした。

 ソフトはまいとーくFAXです。前は EasyFax7 でしたが、メール転送が出来なくなったために(たしか、ニフティのメールサーバへの接続に際しての要求が変わったために出来なくなったと思います、今となってはよく憶えていない。。)、変えました。

 パソコンのファクスソフトというと、送信機能を使うことの方が普通と思いますがEasyFax7のページでもそちらが中心に紹介されていました)、私は主に、いや殆ど専ら受信に使っています。(2022年10月追記: 出先での送信については、Toones というところの秒速FAXというのが、基本料金がかからないので、必要ある場合には使うつもりで用意しています。しかし殆ど使うことは無いです。。また、普段の送信について、それなりにファクス機の送信機能を使っています、上記は訂正。ブラザー機7820Nでもキヤノン機Satera MF8570Cdwでもちゃんと機能します。しかし、裁判所の mints (文書ファイル提出のための一種のウェブストレージ) が始まったので (2022年秋) 、これからはファクス利用の機会は減るはずです。)

 パソコンでファクスを受信すると、色々と良いことがあります。まず、無駄な紙が出ません。また、再利用するのに便利です。相手方からのファクスを受けとった後に、依頼者に送るのに、電子メールの添付ファイルで送るとか(場合に応じて、ドキュワークスのファイルにしたり、TIFFファイルだったりPDFだったりします)、OCRするとか、です。

 さらに特徴的に便利なのは、転送機能です。電子メールに転送するようにしています。 まいとーくFAX が受信すると、インターネット経由で、受信したファクスのイメージを添付したメールを送ってくれます。こうしてどこででもファクスを受けることが出来ます。しかもコストがかからないのが良い点です。こうした転送は最新型ならファクス機でも出来るようになってきているようですが(また、この種の外部サービスも存在するようですね)、私は2002年頃からやっています(単にパソコンで受信するのはもっと前から)

9.6 AgePhone

 ソフトフォンであるAgePhone(エイジフォン)を2種類の使い方をしています。

 まず、自宅PCでの使用です。事務所とVPNで接続した上でAgePhoneを使うと、事務所の番号にかかってきた電話を取ることが出来ます。転送に比べても利点が2つあります: 転送よりも早く着信するのと、転送の分の通話料金が不要であることです(細かい...)。

 もう一つ、スティックPCをオフィスにおいて、それで携帯電話へ転送もさせています。上でも書いたように、同じスティックPCでファクスの受信とメール転送もしています。

9.7 名刺作成

 少し前から、名刺を自分のところのプリンタで作って使っています。クリアエッジの用紙を使えば、かなり良いものが出来ます。当初は、この厚口タイプを使っていましたが、名刺入れで邪魔になることを考えると、普通厚の方がよいかも。……で、その後は普通厚のを買っています。

 ソフトは、この 名刺を作ろう! (フリーソフト、リンク先はベクター)を使っています。このソフトは、出力のフォントがプリンタの実力通りのきれいな出力が得られます。ソフトによっては、どうもそこが汚くなってしまうものがあるのです(ラベルや名刺作成のソフトには、ラスタライズを自前でやる際に妙なことになるのが結構あります)

 名刺には、自分の顔写真やQRコード(二次元バーコード)を入れたりしています。QRコードは、ここにあるQRWindowというソフトで作ります。(07年12月加筆: その後、easyQRの方が操作性が気に入りました。ベクターのページ作者のページ。) たいていの携帯電話で読み取ることが出来るのですが、でも、その様に理解している受取人は余り多くないみたいで……。私が実演する以外に、このコードが読み取られたことは無いかも知れないです、ハイ。

9.8 ビジオ(グラフィック)

 ビジオは、様々な“部品”が用意されていてそれをドラッグ&ドロップして絵が描けるソフトです。フローチャートや地図などを書くのに便利です。松本法律事務所の御案内の地図などもビジオで書きました。裁判所に提出する説明図なども作っています。簡単な図面を書く場合もありますし、写真を取り込んでそれに説明を加筆するなどの使い方もしています。

9.9 DDWin(辞書検索ソフト)と研究社英和和英中辞典・広辞苑

 いくつかのデータベース・ソフトについては、今もDDWinで使って検索をしています。DDWinは、元々はニフティサーブの FWINMM で入手できるフリーソフトです。今ではここにページがあります。DDWinの場合、CD-ROMのオリジナルをドライブに入れていなくても、ハードディスクにコピーしたものからも検索が問題なくできます。私は、研究社の英和・和英中辞典、広辞苑をハードディスクに入れています。

 新しいやつの方が高機能ですが、私は未だにv.1.52を使っています。別々のウィンドウで見る限りでは、古い方が別の設定が出来て都合がよいのです。

9.10 データベース

 ……いろいろインストールしています。が、今ではネットでググる方が多いですね。

 以前は、模範六法のCDも毎年買っていたのですが、今ではネットで済みます。

 ジーニアスの英和・和英はそういう中では使う方だな。あと、英米法辞典も。

9.11 LibreOffice

 LibreOfficeが良いです、今からパソコンを始めるなら、これだけで済んでしまいそう、とすら思います。LibreOfficeの日本のページ

 文書作成(Writer)も良いのですが、Calcを愛用しています。

9.12 3Dグラフィックス

 特許訴訟では、立体的な機械などの仕組みを上手に説明したい、という場合が頻繁にありますが、そうした場合に、3DのCGアニメーションが役に立つのではないかと思います。米国では、この種の業務を専門にやっている会社があるようですが、日本では、未だ聞いたことがありません。

 無いなら自分でやってみようか、と思ったこともありますが、上記のビジオ程度ですむことが多くて、進展していません。

10. その他のソフト: ユーティリティの類

 ユーティリティの類、かなり昔から同じものを使い続けていますね。

10.1 ToClip(クリップボード拡張)

 クリップボードの機能を拡張して、履歴が使えるようにするソフトです。ここで入手できます。

10.2 VeraCrypt

 USBメモリを持ち歩くので(自宅とオフィスのパソコンを同期させるため)、それを落としたときのリスクを減らすために、暗号化ソフトをしばらく前から使っています。初めは有料のものを使っていたのですが、近頃は、VeraCryptを使っています。それの窓の杜のページ。その前身の TrueCrypt と同様です。良いです。安定していて信頼できます。

 このソフトで暗号化ドライブを作ってそこに格納する、という形で使います。そうすると、一度マウ ントすれば(VeraCryptのマウントは、ちょっと時間がかかります、前のパソコンの時にはこれが問題になるくらいでしたが、現行機なら数秒です)、後は単純に書き込むのと同じ使い勝手になります。USBメモリを取り外す前に、マウントを外さないといけませんが。パスワードが短いと暗号が脆弱になるので、パスワードファイルを使っています。

 この種のソフトは他にもいろいろありますが、私のところではこれが使い勝手がよいです。

10.3 チューチューマウス

 チューチューマウスは、マウスの操作を楽にしてくれます。イケハウスで入手できる、1200円のシェアウェアです。窓の杜でも。

10.4 KeyLay00

 キーの配列を変更するソフトです。yukihiroさんのホームページで入手できたのですが、今はなくなってしまっていますね、他でも見つからないです。2019年まではあったと思うのですが。

 こうしたユーティリティのシェアウェアとしてはちょっと高いですが(3000円だったかな)、変更の設定の仕方などの使い勝手がよいです。今のところは使えているので、当分これを使い続けます。

10.5 その他

 以前のファイルでは、インターネット、との項を書いていましたが、今見ると殆ど違っていて、そして現在ではそれに相当するものを書くまでもない状況です。ジャストシステムのインターネットディスクは今でも使っていますが。

 オフィスではフレッツ光、電話はひかり電話、自宅ではNuro光、電話はそのIP電話、です。

 オフィスのヤマハのルータによるVPNを使っています。それでPCにアクセスするのではなく、もっぱら、ひかり電話を自宅で使うために使っています。電話の転送に比べて、無料であることと、転送の時間遅れがまったく無い(呼出しの遅れがないです)ことが利点です(上のAgePhoneの項でも書いたとおり)

11. 本ページの更新の経過

 (2012年2月13日):  昔の文章を使い回ししつつ、現在の状況に書き直しました。昔の文章さらに昔の文章も残しておきます。もっと昔の文章も残しておきます。

 (2020年11月3日): 2020年3月にこのファイルの全面改定をはじめて、11月にやっと一応は脱稿。

 (2022年秋): Ryzen 5 5600X への換装を機に、全体を見直し。HPエアロへの移行の件もあります。また、5. Web会議の項を新設し、他から文章を持って来るとともに加筆。

 (2023年4月): HPエアロについて加筆。多少の推敲をいろいろ。

 (2023年8月): Core i9 9900KFへの換装について加筆。多少の推敲。

 (2023年12月): SSDのオフィスおよび自宅での換装について加筆。2TBへ。

以上
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